「アイディアが天から降りてきた」
なんていうのは一握りの天才だけで、凡人にはありえません。
凡人がアイディアとして出せるのは自分が知っていること、頭のなかにあって出し入れができることだけです。
■アイディアを出すためには膨大な知識が必用
ちょっとした思いつきであっても、上司から「おっ、それいいね」と言われるようなものでも、アイディアを出すためには、頭のなかから出し入れできる知識が必用です。
多くのアイディアというのは、なにかのヒントが元になって、複数の知識が頭のなかで一本の糸がつながってイメージができ、それを言語にすることによって形作られます。したがって、それらが繋がるだけの知識が膨大に必要になります。
もちろん、人間を何十年もやっていれば、膨大な経験をします。その経験を知識として蓄えていれば活用はできますし、活用しないといけません。
でも、人間が経験できることというのは、しょせん片寄りがあるので、広範に知識をつけるというわけには行きません。
結局自分が経験し、その中で興味のあることしか深く知ることは出来ませんし、一部の人を除けば、詳しく知っている分野は片手で数えられるくらいでしょう。それ以外の分野はすでに用語からわからないとか。
「うまい言い方だなぁ」と思ったのは、マンガ『黒子のバスケ』で黄瀬涼太という他人のプレイをそのままコピーできる天才を評した黒子テツヤのことば
「黄瀬くんは出来ることしか出来ないですから」
ようするに彼は自分の身体能力を超える「キセキの世代」のコピーはできない、でも自分の身体能力内のことであれば、他人のプレイを一度見ただけでそれをほぼ完全に再現してみせることができる、とい言いたかったのですが、それが「できることしか出来ない」という表現になってます。
早速私のライブラリに加えました。
■他人の経験を知識にする
過去記事でも何度か書いてますが、他人の経験を知識にするには、読書が一番です。
小説・マンガ・伝記・ビジネス書・哲学書なんでもOK。大抵は作者が経験と努力で得た知識を披露してくれていますので。
でも、やっぱり、興味のない分野の本は読まないですよね。
本代だってばかにならないし、それを読むのに2時間や3時間では済まないですから。
興味のない分野の知識を得るために、ひたすら我慢して本を読むなんて、私にはムリ。
でも、「出来ないことは出来ない」ですから。
少しでも知識をつけておきたいとは思うわけです。
■メルマガを活用する
私もこうしてメルマガを発行しているわけですが、その過程で、すごくたくさんのメルマガがあることを知りました。
いろんなジャンルで、いろんな人が解説してくれていたり、新しい情報を流してくれていたりします。
メールなら、どんなに長くても数千字です。
※ちなみに、この記事のメルマガは1〜2千字弱を目標にしてます。
これなら、大体キーワード拾うだけなら1〜2分ですみます。
もしそれで興味が出たら詳しく読めばいいですし、そのキーワードについて、Webなどで調べてみれば、知識として蓄積されていきます。
自分の興味のない分野でも、メールをちらっと見るだけだったらそれほど苦痛ではないですし、ちょっとしたスキマ時間にできちゃいます。
それで興味が出ればより詳しく知ればいいですし、興味がなければさくっと削除してしまえばいいです。
なので、私は1〜2ヶ月に1度はメルマガを追加したり削除したりしてます。ほぼランダム。
適当に無料のメルマガを追加して、1〜2ヶ月読んでみて、つまらなければそれでメルマガを解除。面白ければ、そのまま読み続けていけば、メルマガの知識が少しづつ自分に流れ込んできます。
オススメなのは、書籍の要約や紹介を載せてくれているメルマガ。
広いジャンルの新刊を紹介してくれているので、興味が持ちやすいですし、読むモチベーションも維持しやすいです。
個人発行サイトから自分のメールアドレスを入れるのは、ちょっと勇気がいりますが、「まぐまぐ」などのポータルサイトなら、自分のメールアドレスが作者に漏れてしまうこともありませんので、おもにこういうところを活用してます。
メルマガに適当に登録してみませんか。
いろんな知識がついたり、今まで興味のなかった分野が面白くなったり、意外な自分が発見できますよ。