わりと若い人に多いみたいですが、私が
自力解決病
と名づけている病気があります。
単純に言えば、自分でなんとかしようとして、やり方がわからないとか、どこから手を付けていいかわからずに、ぐるぐる頭のなかで考えてる状態がとっても長い人。
私なら、自分の経験や辞書のなかにないことがらなら、つまりやり方が分からなければ、数秒〜数分で諦めちゃいます。
※それ以上集中して考えられないからかも知れない…
その後は、考えるのをやめて行動を起こします。
・Web で課題そのものについて検索してみる
・知ってそうな人に聞いてみる
・上司に取っ掛かりを聞いてみる
とにかく「××してみる」。
特に、Web の検索では検索キーワードが命なので、まずは課題そのものを端的な言葉で検索してみると、類似語が検索にヒットします。
次には、その類似語で検索してみると、より多くの情報がヒットします。そうして検索の手を広げたり、絞り込みをしたりすると、たいてい同じような問題の解決方法のヒントが書いてある記事にたどり着きます。
もっとも効率がいいのは、知ってそうな人に聞いてみること。
ただ、これを最初にやらないのは、ひとつは、ある程度前提知識を持ったうえで聞きに行かないと、「一から十まで教えてくれ」になってしまって、相手に負担がかかるので、何度もそういうことをすると、相手にしてもらえなくなるから。
まずは自助努力をしたうえで、「ここまでわかったのですが…」と聞けば、相談に行った相手は邪険にはしません。
で、この自力解決病の人はというと、
「どうやればいいんだろう?」
ってのが頭のなかでぐるぐる回ってます。いくら回しても自分の知識にないことは、考えられるはずがありません。できないことを何も学ばずにできるようにはなりません。
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●パクってナンボ
仕事をしていると難しい課題にぶつかることがあると思います。
そんなとき、あなたはその難しい課題にどういうアプローチで取り組んでいくでしょうか?
方法はいろいろあると思いますが、一番手っ取り早いのは真似ることです。
完全無欠病の人に多いのが、「考えてばかりで進まない]という症状です。「あーでもない、こーでもない」と時間ばかりが過ぎていき、結局一日何も進まなかったという経験はないでしょうか?
これでは時間がいくらあっても足りません。
それよりも過去に同じようなものがないか探して、それを真似ることが解決に向かう一番の早道です。
(著) 『めんどくさがりでもうまくいく時間術』
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■聞いてナンボ
聞きにいけるということは、その人を知ってないとできません。その人と同レベルとは言わないまでも、ある程度の基礎知識がないと、自分が何が聞きたいかを整理して相手に伝えられるだけの整理力がないとできません。
つまり、それだけの社会性や基礎知識を持っているということです。
そして誰かに質問して答えてもらえるというのは、同じ仕事をする人として認められているということです。
たとえば、知らない小学生に「課員が毎日確実に日報を書くようにするための方法はなんでしょうか?」と聞かれてもまともに答えませんよね?
逆に聞かれる人にとっては、それだけ知識や見識があると認めらているという証拠になります。
■パクってナンボ
最後に、「パクリ」ってあまりいい響きではありませんが、過去にやったことがあって、それがうまく行ったのであれば、それをわざわざ新しく開発することはありません。そのまま頂戴してしまえば楽ですし確実にできます。
※過去記事でも何度か「車輪を2度発明する必要はない」という言を書いてますが、わざわざうまく行っているものを無視して、自分オリジナルで失敗するのはどうかと。もちろん、四角い車輪が役に立つ場合もあるかもしれませんが。
ようは、他人が考えてくれたものなら、その上に乗っかって、より高度にできるようなヤリカタを考えたほうが、ゼロから考えるよりよっぽど楽なわけです。だから、たとえ自分である程度やり方が分かったとしても、過去にやった人に「どうやったのか」「どういう問題があったのか」「どうなったのか」を聞くことで、より考えるところが絞り込めて楽になります。
逆に一生懸命考えたことなら、「パクられてナンボ」だと思ってます。
他人にパクられるということは、それだけ、それが良くできたもの、受け入れられたものであるということです。パクられたのは良い評価がされたことと等価です。
自分が経験したことがないことは、たいてい誰かが以前に経験してます。
頭を動かすことも必要ですが、体を動かせば、より良い方法がそこら中に落ちてます。
自分の力で解決するというのは、ビジネスマンとして必要な努力ですが、自分の力だけで解決する必要はありません。
■参考図書 『めんどくさがりでもうまくいく時間術』
人生が“はかどる"、最強のめんどくさがりとは?
あなたは、めんどくさがりを治そうとしていませんか? それは間違いです。そんな必要はないですし、そもそもそんな簡単に治せるものでもありません。
世の中には「仕事がデキる」「しっかりしている」と言われる人でも、実は“めんどくさがり"という人がたくさんいます。
同じめんどくさがりでも“デキる人"は何が違うのかというと、時間の大切さを知っていることです。
時間の大切さを知り、時間を効率良く使う術、つまり時間術を身につけることによって、めんどくさがりという短所を強みに変えることに成功しているのです。
時間を上手に管理する術を持たないめんどくさがりは「ダラダラ」「先のばし」などの病気から抜けだせません。
この本では、このような病気を患っためんどくさがりに、時間術という治療を施すことによって徐々にデキるめんどくさがり、
つまりめんどくさがりを長所に変える方法を述べています。
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