2019年10月07日

プレゼン資料にネットで拾ったイラストは使うな




ちょっと過去に見たプレゼン資料を思い出してみてください。

「ん?」っていう違和感のある図を見た記憶はありませんか?

たとえば、「生産→消費者」って表すのに、「生産」のところはフルカラーで立体的な工場のイラストだけど、消費者はPowerPointに標準ではいっている人の絵とか棒人間(○と線で書いた人間の絵)になっているとか。

私は結構違和感バリバリ。

ただ、自分で作るときはやっちゃいます。




イメージに会うフリーのイラストを見つけると、嬉しくてつい使っちゃいます。
ところが、自分の作ろうとしているスライドの絵の全てをイメージぴったりにカバーしてくれることはなくて、使えるのはほんの一部のイラストだけです。

そうすると、上記のように、ある部分はやたらきれいだけど、別のところはやたらショボい絵になっているということになります。

■ネットで拾った写真やイラストは使えない?


もちろん、著作権の問題もあります。大抵のフリーイラストや写真は、「個人利用OK/商用NG」のものが結構あります。

まあ、それは置いといて(←←おいっ!)…

冒頭に書いた、「浮いた感」ができてしまうと、プレゼンを聞いている人の気持ちが散漫になります。できたらこれは避けたい所。だからといって、全部自分で描いてスキャナで取り込んだり、オートシェイプで書くなんてのは、絵心がない自分には不可能。

こんな本に出会いました。




★P30〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓

●ネットで拾った写真やイラストは要注意
これまでも、著作権フリーの写真やイラストをネット経由でダウンロードし、使りてきたのではないかと思います。そして、わざわざネットから拾ってこなくても、サッと簡単な絵が描けたらいいのに…という方が少なくないのではないでしょうか。

そう、使いたいイメージの写真やイラストは、ネットで探してもなかなか見つかりませんよね。

しょせん、ありものはありもの。細かい部分でイメージと少し違う、ということが多く、グーグルなどで検索しても、意外に時間がかかってしまうのです。

研修資料や企画書で使うイメージ写真を探そうとすると、 想像以トに時問がかかった、という経験は私もよくあります。

さらに問題なのは、色が伺いてしまうこと。特にイラストはそうです。

マンガのキャラクターが好例ですが、イラストには描き手の個性が表れます。したがって、使いたいイメージのイラストをネットから拾りて使川すると、ページによりて、違ったタッチのイラストが使われている、ということがよくあります。

また、そのタッチに対して、「好き/嫌い」という好みが出てしまいます。

せっかくいい内容の企画書を作ったのに、イラストのタッチが好きではない、という理由で、相手から好感触を得られなかりたのでは本末転倒(もちろん、はっきりイラストが嫌いと訂う人はいないでしょうが)。

使ったイラストのせいで、幼稚な印象、すました印象を与えてしまうことが少なくないのです。

色の伺いていない、なるべくニュートラルな印象のイラストを描くうまい方法が、本書で紹介する、 ○や□を使った単純な絵。しかも、ピンポイントでイメージ通りの写真やイラストを探すのに費やしていた多大な時間も節約でき、仕事がもっとはかどります。

中山真敬(著) 『基本図形の使い方で劇的に変わる! 図解力を10倍高める本
―――――――――――――――――――――★


おっしゃる通り。そんなことができたら苦労して1時間も2時間も絵を探してネットをウロウロしたりしません。

で、本書は、オートシェイプを使って、様々な絵の書き方を紹介しています。

たとえば、人間を表すのには、○の下に縦長の四角を置くだけで、人間として認知される。
図形の○の直下に縦長・塗りつぶしの2等辺三角形をおけば、ネクタイを締めたサラリーマンに見える、ということを紹介しています。

たしかに簡単です。

で、これであれば、配色をちょっと変えたり、塗りつぶしのパターンを変えることも可能ですし、他の図とのバランスをとることも、自作なので簡単。

全部は紹介しきれませんが、人間だけでもおまわりさん、工事人、老若男女が書き分けられていて、なるほど「おっさんに見える」とかいうのがわかります。

これで、妙に違和感のある図からは解放される。

私は、本書の8割位作って、ライブラリとして手元においてあります。
みなさんもいかがでしょうか?





■参考図書 『基本図形の使い方で劇的に変わる! 図解力を10倍高める本





立ち読みできます立ち読み可
コツさえわかれば、絵心がなくても大丈夫!
図解化の基本からオフィスソフト(PowerPoint、Word、Excel)の作図テクニック、
そして、全312アイテムの描き方を紹介。

あなたの企画書の説得力を10倍アップする究極の実践書! !

あなたはいくつ、描き方をイメージできますか?

□老若男女の描き分け
□人物をビジネスマンと分からせる方法
□建物を学校とわからせる方法
□公共サービス(電気・水道・ガス)の描き方
□現在・過去・未来の時間の描き分け

答えはすべて、本書にあります!





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基本図形の使い方で劇的に変わる! 図解力を10倍高める本
著者 :中山真敬

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●本書を引用した記事
 図解とは位置・配置に情報を盛り込むこと
 プレゼン資料にネットで拾ったイラストは使うな
 プレゼン資料でオリジナルのオートシェイプを使う
 ニュートラルなイラストを使う方法
 パワポで同じような図形を並べるときは、「配置」で揃える
 図解のコツ5:配置を試行錯誤する
 図解のコツ3:キーワードを抽出する
 図解のコツ4:配置を決める
 図解のコツ2:単語を抜き出す
 図解のコツ1:カタマリを作る

●このテーマの関連図書


デザイン仕事に必ず役立つ図解力アップドリル

図解力の基本ちょっとしたコツだけど、だれも教えてくれない88のテクニック

伝わるイラスト思考(アスカビジネス)

手描きで考え、伝える図解表現使いこなしブック

誰でもデキる人に見える図解de仕事術(アスカビジネス)

頭がよくなる「図解思考」の技術





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posted by 管理人 at 04:03| Comment(0) | TrackBack(0) | ビジネス書 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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