わたしはクラッシックをよく聞きます。
最近は、音楽を聞いている時間というと、8:2でクラッシックになっちゃいました。
※その他の時間は、j-pops か 演歌。たま〜にロック。
意図してそうなったわけではなく、自宅でパソコンをしているときや、何かの作業をしているときに、何か音がないと寂しいし、歌があるとそっちに意識が行ってしまって効率が悪いからなんですけど。
実は、クラッシックを聞くことって、記憶力を高める効果もあるそうです。
★P129〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓
●バ□ック音楽を聴きながら学習する
1 分間に 60 - 64 ビートの音楽を聴かせるともっとも記憶力が高まることが、科学的な研究でわかっています。
とりわけ、ゆるやかなバ口ック音楽は、「超記憶音楽」と呼ばれる効果を持っています。
ゆっくりとしたビートは、内面的な「時間の流れ」をゆるやかにします。
心理学者のリン・クーパー博士とミルトン・エリクソン博士によりますと、 1 分間 60 ビートのメトロノームの音を聴かせると、時間がゆるやかに流れるように感じられ、わずか 5 分間しかたっていないのに、まるで 1 時間もたったように感じさせる暗示効果があることがわかったのです。
アイオワ州立大学のテストでは、ゆっくりしたバロック音楽を講義中に流す実験をすると、学生たちの学習を 24% 促進させ、記憶の保持を 26% 高めたと報告されています。
これらのデータを参考にすると、勉強するときには、背景音楽としてバロック音楽を流すと、効率がよくなるといえそうですね。
ゆるやかなバロック音楽としては、ビバルディや、バッハがお勧めです。
これらの音楽は、落ち着いて勉強するのに向いているとされています。
逆に、積極的に学習したい人向きの音楽は、べートーべン、ブラームス、ハイドン、チャイコフスキーなどがよいでしょう。
あいにく私は、あまりクラシックに詳しくないのですが、音楽心理学のデータを見ますと、単純な暗記もののときは、ワルツなど、軽いリズムでメ口ディーも単純なものがいいとされています。
軽快なテンポで勉強したいときは、モーツァルトの「トルコ行進曲」や「アイネ・クライネ・ナハトムジーク」がいいでしょう。
「胎教にはモーツァルトがいい」という話が、ある雑誌に載せられていましたが、生まれる前の子どもに効果があるのかどうかはさておき、モーツァルトを聴いて勉強をすると効率がいいのは、子どもでも大人でも当てはまります。
カリフォルニア大学の研究者がネイチャー誌に発表した論文では、わずか 10 分でも、モーツァルトの音楽を聴いた学生は、知能テストの成績が 8 点から 9 点ほど高くなったといいますから。この研究者によりますと、単なるリラックス音楽などより、モーツァルトのほうがはるかに効果的だったそうです。
ただし、その理由ははっきりとはわかりません。とにかくモーツァルトに効果があることは、疑い得ない事実でしょう。
伊藤真(著) 『記憶する技術』
―――――――――――――――――――――★
あまり気にしてませんでしたが、「疑い得ない事実」なんですね。
※本書の曲の紹介の中に日本の「軍艦マーチ」がないのがちょっとさみしかったりする。
※詳細は 朝スッキリ起きられるコツ〜しゃべる 参照。
■自分で曲を選ぶ
本書では、作曲家を選ぶように書いてありますが、作曲家が同じでもテンポの異なる楽曲は少なくありませんし、「モーツアルト セレナード ト長調 K.525」なんて言われてもどんな曲だったのかさっぱりわかりません。
※ちなみに「モーツアルト セレナード ト長調 K.525」は「きらきら星」です。
なので、私は Yotube や MP3tube などの共有サイトで「××クラッシクメドレー」みたいなメドレー集を時々聞いてます。
これは同じようなテーマで選ばれた楽曲が登録されているので、それを聞いていて、「お、これいいな」と感じたものの曲名を調べて、個別にフリーサイトからダウンロードしたり、アマゾンで購入したりしてます。
これで、好きな楽曲リストの出来上がり。
ちなみに、一時的でも良ければ、図書館でもCDを借りられる場合があります。
最近は、家にいるときはこうやって集めた楽曲をランダムにかけっぱなしにしてます。
記憶に対して効果があるかどうかは、比較研究したことがないのでわかりませんが、ちょっとゆったりした気持ちになったり、リラックスできたりしているのは感じます。
※喫茶店でもクラッシク系の音楽が多いのはこういうことかも。
※ロックやヘビメタをガンガンかけてる喫茶店って少なそうですし。
かつては CD とかしかなかったので、かけっぱなしは難しかった(さすがに同じ曲の繰り返しは飽きる)ですが、ハードディスクに入れられるようになったので、ほぼ無制限に楽曲が集められます。
いい時代になったもんだ。
■参考図書 『記憶する技術』
記憶力は、一生、鍛えることができる。
司法試験界の「カリスマ塾長」として知られる、「伊藤塾」塾長の伊藤真氏は、こう断言する。
日本で最難関の試験といわれる司法試験に合格するためには、膨大な量の事柄を覚え、それを使いこなすことができなければならない。
60歳を過ぎてから勉強を始めて、合格する人もいる。
その人たちは特別なのかといえば、そんなことはない。
「記憶する技術」をもっているかどうかである。
それはたとえば、記憶を効果的に定着させたり呼び覚ましたりするためのコツや、記憶する対象に関心をもつといった意識のことである。
本書では、これまで多くの塾生を指導してきた中で、また著者自身が実践してきた、「記憶」を自由自在にコントロールする方法を伝授する。
●関連 Web
記憶力を養えばストレスフリーな生活が!伊藤真『記憶する技術』
『記憶する技術』天狼院書店
●関連記事
記憶術:ネットワークを作る
記憶術:イメージ記憶法で絵にする
記憶する技術:呼吸法を取り入れる
索引チェックリスト
記憶術:利き手を使わずに書く
記憶術:ブツブツ言う
目次
「覚えられない」は本当は必要としていない
◆アマゾンで見る◆ | ◆楽天で見る◆ | ◆DMMで見る◆ | |
---|---|---|---|
記憶する技術 著者 :伊藤真 | 楽天では見つかりませんでした | 記憶する技術 検索 :商品検索する |