会議で、みんなの意見を取りまとめたり、会議の進行をうまくやる技術を「ファシリテーション」といいます。
これは、私が過去にいろんなセミナーで学んだ技術のうちでも、かなり役に立っとと思える技術のひとつ。
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さらに会議を行う際にとても重要なことがあります。
それは「事前準備」です。「事前準備」をきっちり行うことで会議の時間そのものを短縮しつつ、質の良いアウトプットを生み出しやすくします。
ここでいう「事前準備」とは、
1.スケジュール
2.開催目的
3.参加者の役割
を、いずれも事前に明確にしておくことです。
開催後(会議中)も
4.決定事項
5.その担当者を明確にする姿勢
が、会議にメリハリを持たせ、結果として時間短縮につながります。
議事録を残すことは必要ですが、その表現等にこだわって時間を取るようでは本末転倒です。
もちろん、課のマネジメントとして、何か本質的な課題を解決しなければならないことがある場合、もはや、単に「コスト」や[時間」の問題ではなくなります。
そういうときこそ、会社が了解した上で、「フアシリテーション手法」の入った会議を本格的に行うべきでしよう。
ファシリテーションとは、企業内の会議の場などで、発言を促したり、話の流れを整理したり、参加者の認識の一致を確認したりする行為として「介入」し、メンバー相互の理解を促進して、合意形成へ導くことで、その組織を活性化させる手法のことです。
もしまるで知識がないのであれば、わざわざ時間を作って勉強するよりもー度外部からフアシリテーターを招き、基本概念を覚えて次回の会議からは課長であるあなたや部下が担当するようにするといいでしよう。
吉江勝(著) 『課長のルール』
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■ファシリテーションはやってみてフィードバックされて初めて分かる
本書では、「実際にファシリテーターを招いて勉強しなさい」と書かれていますが、経験的にはファシリテーション初心者にはハードルが高すぎるように感じます。
まず、1〜2日コースのセミナーを受講してみるのが手っ取り早いです。
ある程度ファシリテーションのキモになる部分を理論立てて教えてもらってから、実際にやっているところを見ると、「あ、ここは○○って言われたところだ」と気づくようになります。
なにもしらないまま、バットを振って見せておいて、「じゃあやってみて」ではちゃんと振れません。
バットの持ち方、構え方、足の踏み出し具合などと、細かく分割してそれぞれに対してきちんとレクチャーと実践をしてみてから、全体のながれを見てみないと、細かな技術に気が付きません。
セミナーにもピンキリあるのですが、ここに投資しておけば、絶対に回収はできます。
Google などで、「ファシリテーション セミナー」と検索してやれば山のように出てきます。
初心者なら、大抵のセミナーをうければ必ず勉強になります。ただし、なるべく少人数でやるセミナーを受けないとフィードバックしてもらえません。
セミナーを選ぶポイントはそこだけでまずは十分です。
■参考図書 『課長のルール』
課長になる、または課長になったあなたはそんな不安でいっぱいかもしれません。
しかし!
課長という仕事は大変なことだけではありません。本書では上司・部下との付き合い方はもちろんこれからますます重要となるコンプライアンス問題、クレームや社内トラブルまでこれからの課長に求められる心得や対処法が満載です!
これまでに3回の課長経験を持つ著者のとびきり使えるエッセンスであなたも課長職をイキイキと楽しくこなしてください!
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