研修などで「ワークショップ」っていう討論の時間が設けられていることがあります。
もともと、ワークショップと言う名の研修もあります。
でも、その参加者がワークショップの意味をどのくらい正確に理解しているかと言われると、個人的には結構心もとない、と思ってたりします。
■ワークショップの意味
ワークショップの意味は、というと Wikipedia にはこんなことが書いてありました。
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ワークショップ (workshop) とは、日本では「体験型講座」を指す用語。
出典:Wikipedia
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%AF%E3%83%BC%E3%82%AF%E3%82%B7%E3%83%A7%E3%83%83%E3%83%97
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……わっはっは。笑ってしまいました。
仕事をするわけじゃないのね。全くその通り。
Wikipediaは『悪魔の辞典』だったのか。
ワークショップの本来の形とは、こんな定義がわかりやすいと思ってます。
★P140〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓
ワークショップとは、元々仕事場や作業場を意味する英語である。
「広辞苑」によれば、
「所定の課題についての事前研究の結果を持ち寄って、討議を重ねる形の研修会。教員・社会教育指導者の研修や企業教育に採用されることが多い」
とある。このような意昧を持つが、日本のビジネスでは、ワークショソプの認知度はまだまだ低い。
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:(中略)
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ここで理解していただきたいのは、ワークショップは通常の定例会議とは異なる、ということだ。
通常の会議の場合、議題があらかじめ用意されており、主催者側の情報の伝達に対して参加者が同意または意見を述べるスタィルである。参加者はどちらかというと受け身になる。
一方、ワークショップは合意形成を目的とする点では通常の定例会議と同じだが、参加者自らが積極的に討議に参加して 1 つのテーマについて話し合い、問題解決または合意形成に向けて意見をまとめあげていくプロセスである。
参加者の参加態度は、通常の会議と比べてより能動的であるといえよう。
プロジェクトというものは、必ず主管部門が決められている。
しかし、社内業務が 1 つの部門内だけで、自己完結している業務はほとんどない。
したがって、プロジェクトを成功させるためには、関係部門の理解と協力が必要で、関係部門の主要メンバーにもプロジェクトに何らかの形で関与してもらうことになる。
そのための機会として用意されるのが、ワークショップなのである。
ワークショップには、プロジェクトの開始からまもなく関係部門の協力を得るために開催するワークショップと、プロジェクトの途中で必要に応じて行うワークショップがある。
いずれにせよ、ワークショップにおける合意形成がきわめて重要な意昧を持つことに変わりない。
ワークショップを通じて他部門からの協力が得られれば、その後の作業も随分と楽になる。
だが、もし合意形成に失敗すれば、今後、他部門からの協力が得にくくなるばかりか、かえって反発を受けることにでもなれば、プロジェクトの成功は覚束ない。
高橋浩一(著) 『レバレッジ・ポイントを見つけ出せ! 問題発見力養成講座 “木を見て森も見る”システム・シンキング』
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ワークショップの本質とは、プロジェクトに関係する人・関係部門が、その具体的活動に対してコミットメントを形成する場、というふうに理解してます。
それを「体験型講座」って…。
■参考図書 『レバレッジ・ポイントを見つけ出せ! 問題発見力養成講座 “木を見て森も見る”システム・シンキング』
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●本書を引用した記事
ワークショップを理解する
反対せずに異論を言う方法
ストレッチ―少ないリソースで思わぬ成果を出す方法
マインドマップソフトでループ図を作成する方法
会議におけるファシリテーターの役割とは
読書のアウトプットの増やし方
マルチPC環境はVNCとTeamViewer
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お子様上司の時代
●関連図書
最強組織の法則―新時代のチームワークとは何か
システム・シンキング―問題解決と意思決定を図解で行う論理的思考技術
なぜあの人の解決策はいつもうまくいくのか?―小さな力で大きく動かす!システム思考の上手な使い方
●このテーマの関連図書
システム・シンキング入門(日経文庫)
本質思考:MIT式課題設定&問題解決
世界はシステムで動く――いま起きていることの本質をつかむ考え方