2020年06月08日

Recap(Recapitulation)プレゼンテーション





プレゼンテーションや説明、話し方のポイントに

 Recapitulation話法

という方法があります。

あまりこの名前で出てくることはありませんが、「要点を繰り返し述べる」という方法です。こっちの言い方のほうが馴染みが深いかも。




■話には流れがある


講演・セミナーなどに行くと、わかりやすい講師と途中からわからなくなってしまう講師の2パターンがあることに気が付きます。

そのポイントがこの Recapitulation というやり方らしいです。

たとえば1時間の話の中で、いくつかの話のカタマリがありますよね。

 1.導入(現在の社会情勢)
 2.サラリーマンに必要とされるスキル
 3.スキルの磨き方
 4.スキルの使い方
  :
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  :

みたいな流れの区切りになるところです。

まあ、普通のサラリーマンが講師をやる場面というのは多くないのかもしれませんが、「何かを説明して合意をもらう」みたいなシチュエーションは時々あると思います。

そのときに意識してほしい話し方のテクニックが、この Recapitulation(以下 Recap) です。




■要点を繰り返し説明する


たとえば、上記の流れで説明すると、導入部分の説明が終わったら、次に「2.サラリーマンに必要とされるスキル」の説明に入りますよね。

それがいかんのです。

「1.導入」の説明が終わったら、

 まとめを話す

ことです。

まとめは、

 今日の全体像(レジュメ)
 「1.導入」のポイント

の2つのポイントを話すことです。

さらに、「2.サラリーマンに必要とされるスキル」の話が終わったら、次の話に入る前に

 今日の全体像(レジュメ)
 「1.導入」のポイント
 「2.サラリーマンに必要〜〜」のポイント

をもう一度説明することです。

■聞いた途端に忘れる


過去記事

 書く目的を明確にする

でも書いたように、人間はすぐ忘れます。話したことのうち、半分くらいは聞いた途端に記憶から抜けます。
話し終わったときには更にその半分くらいになってます。

つまり、次の話をするときには1/4も残ってない、と。

それなのに、前の話を理解している前提で、次の話をすれば、当然ついていけなくなって「落ちこぼれる」。

それを防ぐためには

 「5分前に×××って言いました」

と記憶をリフレッシュさせる必要があるわけですね。

■プレゼンテーションはレジュメページとまとめページを追加しなさい


プレゼンで資料を作るときには、あるカタマリごとに、レジュメ(本日の説明の全体構成)と、今までの説明の概要の2つをあちこちに挿入しておくと、話を理解してもらいやすいです。

とくに、最初のページには、「総論」「サマリー」と言われるページを作っておくと、聞いている人は全体像と詳細を行きつ戻りつしながら、理解を深められます。

■話をするときも「まとめ」を挿入する


プレゼンだけでなく、長めの話をするときにも、この Recap 法は効果があります。

途中途中で、相手の理解度を聞いてみたり、ここまでの話の要約を話してあげることで、相手の理解度を上げることが可能です。

ただ、この5分間に自分が何を言ったか、覚えてないとできませんけどね。

これを、口頭の話だけでやってみようとすると、私は結構「今までって何を話しったけ?」と聞いちゃうことが多いです。
まぁ、それはそれで「相手の理解度を測るためにやっている」と言い訳しておきます。




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posted by 管理人 at 15:20| Comment(0) | TrackBack(0) | 仕事術 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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