Amazon.co.jp ウィジェット すでに予定が入っているのに、「ちょっと話がしたい」「他の人の空いている時間がないので、この時間に会議をします」みたいな要求がいろいろ来ます。
★P124〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓●できる人は「予定」を簡単に動かさない たとえば、営業マンが最も大切にしなければならないのは、お客です。 ところが、かつて、人相を輩出することで有名な某社の、トップ営業マンである M さんが、お客との面談を断っているのを見て、さすがだな、と感じたことを覚えています。 : :(中略) : M さんが断った理由は 2 つあります。 ひとつは、彼にはすでに部下が 200 人以上いて、多忙であったこと。 もうひとつは、 K さんはあくまでも昔の得意先であり、いまは支社(京都)のリクルートの人問が K さんの会社を担当しているということにあったと思います。 : :(中略) : 突然のアポなし訪問は予定を狂わせます。ですから、多忙なときにスケジュールを狂わせたくなければ、いかなる相手であろうと、アポなし訪問などには対応しない 。これが鉄則 なのです。 中島孝志(著) 『仕事ができる人の「しないこと」リスト 』 ―――――――――――――――――――――★ 私はそういうときは、一旦は「
お断りします 」というようにしています。
■自分の予定をちゃんと組んでいるか? この理由は(本書ではないですが)2つありまして、その一つ目が、自分の予定は自分のペースに合わせて計画していることです。
ある予定は、タスクをある順番とタイミングでこなしたいから、その位置に入れてあります。
それを狂わされると、それ以外のタスクの処理プロセス全体に影響します。
そうなれば、もう一度タスクの組み直しが必要になります。
そこでやることが必要だから予定を入れているわけです。
その手間をもう一度やり直せと言われるのは、仕事のムダですし、過去の思考結果をもう一度、同じ精度でやる自身はありません。
たとえば、11時から重要な会議があってその発表者になっているときに、10時から発表資料を見直そうとスケジュールに入れておいたにもかかわらず、そこに1時間の会議を入れられたら、たまったものではありませんよね。
なので、「
イヤです 」とお断りするようにしています。
逆に言えば、自分の行動計画をあまり考えずに、適当に空いている場所においただけの予定なら、まぁ他人の都合に合わせて動かしても大した影響はないでしょう。
■自分は他人の都合に振り回される存在? 第2の理由は、「重要度」です。
タスクの重要度ではなく、その予定の関係者と自分の関係における、自分の重要度です。
たとえば、Aさん、Bさんと自分がいたとして、AさんとBさんの予定が空いている時間があるので、「オマエが予定を変えろ」と言われたらどうでしょう?
こういう無理押しを気軽に受け始めると、相手にもよりますが、「言えばこちらの都合に合わせてくれるやつ」と受け取る人がでてきます。
リスペクトされてない。
これは、今後の対人関係上まずいです。
たいていの人や組織は、
顕在化した問題に焦点を合わせがち です。
ようは、大声で文句を言う人を優先してしまう傾向があります。
お店なんかもそうですよね。「早く注文を持ってこいよ!!」と怒鳴り散らす客がいて、そのとなりでおとなしく注文を待っている客がいたら、どっちに注意を払い、同じ注文ならどちらにウエイターが持っていくか、ということです。
もちろん、予定を調整している人の苦労も理解できるので、ムゲにすることはしませんが、「こちらにも相応の都合がある」ことは理解してもらわないといけません。
そのために、一旦は「ダメです」と断るようにしています。
もちろん、言ってきた人や関係者の力関係次第なところはありますが。
自分の力関係を進んで落とすことはないですよね。
「予定を簡単に動かさない」「100点は最初から目指さない」「安請け合いを絶対にしない」「人の不平不満に付き合わない」「便利屋には絶対にならない」…“あなた”に革命を起こす、45の「しないこと」。 ●本書を引用した記事 経験のない業務に素早く習熟する方法 便利屋で終わらない仕事術 しないことリストがあなたの生きる武器となる 後輩を優秀にする 同僚の成功をよろこぶ 不平不満は聞く耳持たぬ 人を呪わば穴二つ 嫌いな人がいる職場 「迷い」を断つと成果が上がる 洞察力の基本は人に関心をもつこと ●このテーマの関連図書
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