ある長いプロジェクトだと、目標は上司や顧客から
与えられます。
しかし、仕事が遅い人というかギリギリまで放置しておく人のパターンとして、
仕事が分解できないということがあるようです。
■与えられた仕事を今日のタスクにまで分解する
分解の方法については、過去記事で書いてますので、そちらを参考にしてください。
ピクニックに行く タスクの分割と自動化 WBSを作る スケジューリングの7つのコツ タスクの分割単位は大きくていい 仕事効率を上げる基本ルールいろいろな手法があります。どのようなやり方がいいのかは、それぞれのタスクやプロジェクトに依存しますが、最適化どうかは経験と好みしだいかと。
地道にトレーニングするのもありですが、やっぱり体系的に勉強したり、いろいろなパターンを経験したりするほうが短期間で身につきます。
この手の本や講習会のおすすめは、
WBSと
GTDと
PSPをキーワードにして探すといいものにぶつかりやすいかと。
■今日の仕事はどこまでやったら完了?
で、質問。
今日の仕事はどうなったら終わりですか?おそらく、多くの人は答えられない。自分もそうでした。
目安が「定時になったら」とか、「20時になったら」なんていうふう「
時間」になっている人が多いみたい。
だって、目標がないから、仕事(作業)が完了したのかどうかの判断がつかないので、時間で切るしかないんです。
結果、フロアの最後にならない程度に残業する、とか。
おおやけにそんなことは言わないでしょうけど、実際には
今必要だと思われることを時間のある限りやるような仕事のやり方になります。
■今日のゴール/目標を決める
最初から全部のタスクの目標が決められるわけはありません。
今日やらないといけないことのうち、1つでもいいので、「ここまで出来たら完了」というのを
書き出して仕事を始めるという習慣をつけると、徐々にですが書けるタスクが増えます。
技術的背景としては、先に紹介した
WBS/GTDを使うのですが、単にこれらを知っているだけでは、タスクのゴールは決められるようにはなりません。
経験値を積むことが必要なんです。
経験値とはすなわち、プロジェクトを「今日やること」にまで
分割してゴールを決めることと、そのゴールが
適切だったのかを評価することです。
それを積まないかぎり、自分のスキルにはなりません。
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