いまどき英語にしても科学的な単語にしても、知らないことはネットで検索すればたいていはなんとかなります。
私も Google くんにはかなりお世話になってます。
1日たりとも何かを探さない日はありません。とくに知らない単語を探すのにはこれが非常に便利。
一方で、不都合があります。
あまりにも合理的にできているため、
セレンディピティ(偶然に有益なことを見つけること)がないんですよ。
■紙の辞書や辞典には余計な発見がある
逆に、紙の辞書や辞典を使うと、探すのが結構手間です。
単語が発音順・綴順に並んでいるので、その近くまでは一気に飛べますが、そこからは見落とさないように1ページづつめくっていくことになります。
その作業の中で、「お、これ面白い」みたいな発見があるんですね。
もちろん、ネットでも「関連事項」みたいなリンクがあって、どんどん飛んでいけるのですが、「関係ないけどちょっと興味がある」みたいなのはネットでは引っかかりません。
検索するにしても、積極的にその単語を入れて検索してみないと、その情報にはたどり着きませんんが、そもそもその思いつく単語に偏りがあるので、自分から探しに行かない情報には巡り会えることはありません。
■Wikipediaの「おまかせ表示」を使う
「面白い」と思ったのが、Wikipediaの「おまかせ表示」。Wikipedia の左側のサイドバーの真ん中あたりに「おまかせ表示」と書いたリンクがあります。
もしやったことがなければ、以下のリンクをクリックしてみてください。
Wikipediaおまかせ表示なにが出るかは偶然の産物ですので、クリックするたびに表示される内容が変わります。試しにもう一度クリックしてみてください。
ぜんぜん違うものが表示されたでしょ?
まあ、私もよほどヒマなときにしか使いませんが。
■時間があれば辞書を眺めてみる
辞書や辞典は持ち歩くようなものではありません。べつに持ち歩いちゃダメ、というわけではありませんが、あんな重い物、私は持ち歩きたいとは思いません。
ですので、家にいるときか、会社で席にいるときにしかできないのですが、
辞書を取り出して適当なページを読んでみると以外に面白いことが書いてあります。
このブログもネタが思いつかないときには、ネタ元として百科辞典を適当に使ってみたりしてます。
百科事典に書いてあること、そのものがブログネタになるわけではありませんが、それをヒントにして、ふと思いつくものがねたになったりしてます。
ちょっと時間を見つけて、
辞書読書をしてみませんか。
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