私個人の場合、年に1,2回くらいは携帯を忘れて会社に行くことがあります。
たいていは、夜充電をして、朝出勤時にカバンに入れ忘れる、というのが私のいつものパターン。
会社について、カバンから携帯を取り出そうとした時点で、いつも入れているカバンのポケットにない!、「あちゃ〜、忘れてきた…」と。
一方、私の家内はというと、出かける前に携帯を持っていないことに気がつけば、「携帯がない〜」と言いながら家中探し回って、出かける時間がどんどん遅れていくということがあります。
出かける前に気がつけばいいほうで、出た後で携帯使おうとして、カバンの中を探し回ったあげく、「落としたか?忘れてきたか?」と…
やっていることを見ていると、携帯を使って、使い終わるとその場において次のことをやり始めます。よく「それじゃぁダメだよ」と注意をするのですが、一向に治りませんね。
使い終わった瞬間に興味をなくすみたい。
■あるべき場所に入れるまでが使っている時
学生時代は私もよくものをなくしました。で、探し回ったあげく、あきらめて新しいのを買ってきたり、別のことを始めると見つかったりしました(マーフィーの法則ですね)。
ところが、会社に入って、「製造」という現場を知り、そこで指導をしたりするようになると、意識が変わりました。
使い終わったら、決められた場所にもどすたったこれだけのことです。
それを何度も繰り返していると、それが当たり前になって、あるべき場所に戻さないと気持ちが悪いんですよ。どうもしっくりこないというか座りが悪いというか…
その頃から、ものをなくすとか、忘れるということが極端に減りました。
ただ単に、
・「それ」があるべき場所を決める ・「そこ」に置くまでは手と目を離さないたったこれだけのことです。
人は相当な時間、ものを探すことに費やしているそうです。
本当かどうか知りませんが、統計的にみると、人は1年間で19日も探しものをしているそうです。
ウチの家族を見ていると、そのくらいはありそうだな…、と思っちゃったりして…。
■置く場所を決めるもうひとつの効用
ものを置く場所を決めると、
ものをなくさないという効果と、もうひとつ効果があります。
むやみにものを買わないです。すでに置くところがいっぱいだったら、もう新しいものを置く場所はありませんよね。置く場所を作らない限り買えないですから。
だから、前においていたものを捨てるか、新たな場所を作らない限り新しいものは買えません。
「お、この本読んでみたいな」
と思った瞬間に買ってしまうから、本が山になって「ツンドク(積ん読)」になったり、足の踏み場がなくなるのであって、買う前に
「どこに置こう?」
と考えると、
「まず、場所を作らなくちゃ」
になって、場所を作るためには、家を増築計画を考えないといけなくなるわけです。さすがに、本を買うために家を増築する人は少ないでしょう(そういう人を知ってたりしますが…)。
まあ、増築は極端にしても、置く場所を決めて、それを必ず守るようになると、お財布にもやさしいような気がします。
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