話をしていて「コイツ、論理破綻してるな〜」と感じることがよくあります。
ところが、それがすぐにわからないものもあるし、それが見抜けていない人もいます。人それぞれ。
こういうことに気がつけるようになるには、どうすればいいのでしょうか?
洞察力を鍛えるとか、論理図解が出来るようになるとか、いろいろ方法はあるのですが(過去記事でも幾つか紹介してます)、テレビでもよく見かける方法があります。
漫才です。
■ボケとツッコミ
漫才は、片方が論理的におかしなことを言って、相方がそれにつっこむという形で笑いを取ります。
この「つっこみ」が論理破綻の発見そのものなのです。
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実は、この "つっこみ" をに人れられるようになることが「思考の骨太さ」を見極める力を身に付ける短コースになるのです。
なぜなら、「一つひとつの論理の“強ざ・を見極める」ということは、「あれ、その論理はおかしいよね」と、的確につっこみを入れていくことでもあるからです。
つまり、論の "強さ" を見極めたりして的確に "つっこみ" を入れながら、論理を総合判断する「論理的洞察力」を鍛えることが」、賢く行きていくためには極めて重要なのです。
細野真宏(著) 『数学嫌いでも「数学的思考力」が飛躍的に身に付く本!』
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本書では、幾つもの事例が出てきますが、そのうち1つをご紹介します。
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例えば、私カ信識寅で「日本の国の財政はすでに破綻していると思う人はどの徒いますか?]という質問をすると、 3 割程度の人が手を上げたりします。
続いて「日本の国債を買っている人はどの位いますか?」と聞くと、再び手を上げる人カ結構います。
実はこれは完全に「矛盾した行動」なのです。
なぜならまず「日本の財政が破綻している」ということは、「日本政府は借金を返せない状態になっている」ということなので「国にお金を貸したら損をしてしまう」ということになるのです。
そして、「国債を買う」というのは「国にお金を貸刻ということです。
細野真宏(著) 『数学嫌いでも「数学的思考力」が飛躍的に身に付く本!』
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そう言われてみればそのとおりですよね。
■「つっこみ」力の鍛え方
本書では、こうした「つっこみ」力を鍛える方法として「ニュースを見なさい」と言っています。
確かに、実際ニュースを見ていると人の行動は一見正しそうに見えて、論理的におかしな行動や発言をしている場合があります。
私は、個人的には実際のいろいろな交渉やプレゼンを通じて勉強してきたような気がしますが、もうひとつ思い当たるのが、過去記事で紹介した、新聞の社説の図解をするようになったことです。
リアルタイムに音声が流れていくような場面では、論理的に何か引っかかってもそれが何かを考えているうちに、次の話に移ってしまったり、結論が出てしまったりしてしまいます。ゆっくり考えている時間はないんです。あとから「おかしい!」と思っても後の祭りです。
そういう場面で素早く論理構造を把握するためには、普段からトレーニングをしていたり、基礎訓練をきちんとしていないとできません。
なので、まずはゆっくり考えられる文章で練習するのが取っ掛かりとしてはいいと思います。
そして、いちいち図解してみなくても論理構造が理解できるようになったら、今度は会話の中で論理構造をつかめるようになれば、論理破綻のポイントがすぐに分かるようになります。
■参考図書 『数学嫌いでも「数学的思考力」が飛躍的に身に付く本!』
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●本書を引用した記事
つっこみを入れると論理強度がわかる
あなたが考えていることは仮説にすぎない
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