Excel上でマウスを使った簡単な便利ワザをご紹介します。
■連番を簡単に入力する(オートフィル)
セルに数字を書いて、そのセルの右下でマウスカーソルが "+" になったところで下へドラッグすると、ドラッグした範囲にその数字がコピーされますね。
これを使うと、あとでその数字を連番に変更する事もできるのですが、CTRL キーを押しながらドラッグすると、連番になります。
CTRL キーを押すのが面倒なときは、縦方向の 2 つのセルに順番に1、2と書いて、
☆――――――――――――――――――――――――――
1
2
――――――――――――――――――――――――――☆
その2つのセルを選択した状態で、この操作をすると、自動的にインクリメントされる番号を入れてくれます。
☆――――――――――――――――――――――――――
1
2
3
4
5
――――――――――――――――――――――――――☆
■Excelで飛び飛びの数字を一気に入力する
たとえば、奇数の番号を複数行に渡って書きたいときには、
☆――――――――――――――――――――――――――
1
3
――――――――――――――――――――――――――☆
のように2つのセルに最初の数字を書き込んでおき、2つのセルを選択した状態で右下でマウスカーソルが "+" になったところで下へドラッグすると、ドラッグした範囲にその2つの数字から想定される法則に従って(たいていは単純加算)数字を入れてくれます。
☆――――――――――――――――――――――――――
1
3
5
7
9
――――――――――――――――――――――――――☆
■表を移動させる
表全体を選択した状態で、表の端をドラッグすると表全体が書式とともに移動されます。
■複数の列の幅を揃える
複数の列を作っている時、一気にその列の幅を同じにするには、対象の列を選択して、A|B|C|Dと書いてあるところの列と列の中間でマウスカーソルが縦の2重線になったら、横にドラッグすると選択した全ての列が同じ幅になります。
その位置でダブルクリックすると、それぞれのセルの内容に合わせて自動的に幅が調整されます。
■連続して書式を適用する
あるセルに適用した書式を他のセルにも適用したいときには、そのセルを選択した状態で、「書式のコピー/貼り付け」をクリックして、対象のセルをもう一度クリックします。
ただし、この操作は1回限りで、複数のセルに適用するためには、
・元のセルを選択
・「書式のコピー/貼り付け」をクリック
・対象セルを選択
を繰り返さないといけません。
この操作のときに、「書式のコピー/貼り付け」をダブルクリックすると、書式のコピー/貼り付けの状態でロックされます。
・元のセルを選択
・「書式のコピー/貼り付け」をダブルクリック
・対象セルを選択
・対象セルを選択
・対象セルを選択
:
:
と連続でできるようになります。
この状態の解除は、もう一度「書式のコピー/貼り付け」をクリックするか、ESC キーを押します。
■セルを挿入するドラッグ・アンド・ドロップ
セルをドラッグ・アンド・ドロップすると、「コピーまたは移動先のセルの内容を置き換えますか?」という表示が出て上書きされてしまいます。
マウスのボタンを離すときに、SHIFT キーを押すと、機能が「挿入」になります。
たとえば、
☆――――――――――――――――――――――――――
1
2
3
4
5
――――――――――――――――――――――――――☆
という列があって、5を3の位置に SHIFT を押しながらドラッグ・アンド・ドロップすると、
☆――――――――――――――――――――――――――
1
2
5
3
4
――――――――――――――――――――――――――☆
のように挿入ができます。
これは、行全体、列全体を選択して移動させるときも同じことができます。