タスクは早め、早めに終わらせる
これがいけないことだと思う人は少ないかと思います。
でも、多くの人が何かを提出しないといけない、結果を出さないといけないような仕事を完成させるのは、期限ギリギリか、または期限を過ぎた直後あたり。まあ、ちゃんと測定したわけではありませんが。
■わかっちゃいるけどやめられない理由
タスクリストを作って、そのタスクリストに従って仕事をしている人ならわかると思いますが、期限が遠くて、それほど膨大な時間がかかりそうもない仕事は、今すぐ始めようとは思いません。
たとえば、「何かの提案書を作る」という仕事が1ヶ月後が期限だとしたら、多分手を付けるのは3週間後じゃないでしょうか。
まあ、かく言う私は、以前は着手が期限前日だったりしました。それまでは、アイディアを温めていたと言っておきましょう(笑)。
そして、期限前日か、期限当日の朝、一気に仕上げて提出、っと。
もし、仕上げをするときに緊急の割り込みが入ったら、「まあ1ヶ月の期限の内、1日なら誤差だよね」と。
期限の遠い仕事が、期限直前にならないとできないのは、期限が遠い仕事が考えなければできない仕事だからです。
考えなくても単に作業をすればいいだけなら、多分そんなに遠い期限にはなりません。
ところが「考える」のは、時間をかけてもできない場合もありますし、時間をかけないとできないものもあり、その差は実は明確ではありません。
1日ウンウンうなって考えて、結局最初の5分で考えた結論に行き着いたら、実は5分で済む仕事なんですよね。
残りの時間は実は自己満足の時間。一生懸命考えたという自分が納得する理由のために使っただけです。
■すぐに諦めてしまう仕事術
で、最近私はすぐに諦めてしまうようになりました。
ちょっと考えて出てこないものは、いくら考えても出てこない
ということで、提案書や計画書は作るのがとっても早くなりました。
ぱっと作って、「ああ、こんなもんか」で OK。
これで、締切的にも、心理的にもとっても楽になります。
締切が遠い仕事は、わりと重要なものが多いので、大事に考えるべきだと思う面もあるのですが、それがず〜っと頭のなかに引っかかっていると、プレッシャーになってしんりてきにストレスがかかります。
ですので、締め切り前でも、ちょこっと考えて、もうそれで提出してしまいます。
これで、その締切までの時間、楽に仕事ができます。もう忘れていいんですから。
「オレにはもっといいものを出す力があるはずだ」と頑張れば、いい結果が得られるかもしれませんが、得られないかもしれません。
それを布団に入るときまでぐるぐる考えていたら、寝られませんよ。諦めてしまいましょう。
もし、本当にいいアイディアを思いついたのであれば、あとで、「ゴメン、こっちのに差し替えたいんだけど」と再提出すれば大丈夫です。期限前であれば、担当の方は大抵受け入れてくれますよ。
早めに完了させてしまえば、「もう出しちゃったんだから」というハードルができるので、細かなところの修正に気を取られる必要もなくなりますし、差し替えたいくらいのいいネタを思いついたのであれば、資料をもらう相手も願ったり叶ったりですよ。みんな幸せに慣れる方法だったりする。
特に、考えるタスクは、考え始めたら5分で完了させるくらいのスピード感でやっつけちゃうと、とっても気が楽になりますし、「素早く仕事を完成させてくれる人」という良い評判も貰えます。