2020年06月15日

糸井重里氏、他4人の手帳術「賢人の手帳術」

他人の手帳って、いろいろな意味で興味があります。とくに興味があるのが、何を書いているのかと、それを書いてどのように使っているのか、ということ。

もちろん、本ブログは仕事術がテーマなので、他人のプライベートをどうこうするつもりはありません(笑)。

ですので、「××の手帳術を公開」みたいな本があると、けっこう引っかかります。
本日のご紹介は、特定の著者の手帳術ではなく、5人の「賢人」の手帳術の本。


■5人の賢人


本書で紹介されている「賢人」とは

 糸井重里
 小室淑恵
 蔭山英男
 八代英輝
 佐久間英彰

の5人、糸井重里氏は「ほぼ日記手帳」の糸井氏ですね。

手帳術の基本となる考え方は同じなのでしょうが、個人個人のおかれた環境や、その人の趣味嗜好で随分いろいろなパターンがあるものです。

ちょっと手帳についても見直す機会になりました。

■すでにやっているもの・やろうと思ったもの


ちょっと私がすでにやっていて、「お、オレ同じ、同じ!」と思ったところと、これは取り入れてみようと思ったところなどをご紹介。

 ・課題発見シート(小室淑恵)
 ・夕方の予定を入れる(小室淑恵)
 ・月間カレンダーに目標と結果を書く(八代英輝)
 ・3分あったらできることリスト(八代英輝)
 ・締め切り前のマイ締め切り(八代英輝)
 ・感情を書き入れる(佐久間英彰)

ちょっとやってみようと思ったのが、

 ・家系図(佐久間英彰)
 ・メモスペースに方眼紙(蔭山英男)
 ・朝メール・夜メール(小室淑恵)
 ・オススメの本を手帳に書く(佐久間英彰)
 ・漢字の書き取り(蔭山英男)

いろいろおもしろいことを思いつくものだ、と感心したりして。
もしかしたら、あなたの手帳術もちょっと進化するかもしれません。

この手の本をたくさん読んだ人には、目次だけでもネタバレかもしれませんが、以下詳細目次


■目次


●第 1 章とことん自由を楽しむ手帳術―糸井重里
 手帳紹介 46 万人が使っている(ほぼ日手帳]とは?
  ――手帳は(自分を管理する道具」という発想から離れてみよう
 ・思いや考えは言葉にしないと消えてしまう
 ・ムダだと思うこともメモしておこう
 ・時間表記や ToDO リストって必要
 ・カバー選びは服やバッグの感覚で
 ・目分が手帳に求める機能は?
 ・目分に合った手帳のサイズは?
 ・書いたものが必ず見つかる場所をつくる
 ・重要なヒントは無意識の中にある
 ・手帳は「書く」だけではなく「読む」もの
 ・あなたの(新しい物語」が始まる

●第 2 章 仕事tも私生活も充実させる手帳術―小室淑恵
 ―手帳を制する者はワーク・ライフバランスを制する
 ・1年のはじめにホリデイリストを作成
 ・夕方からの予定を入れてしまう
 ・マトリックスで仕事に優先順位をつける
 ・朝メール・夜メールで残業を減らす
 ・ふせんを徹底活用してスケジュールを管理
 ・今月の時給単価は?
 ・2カ月周期で物事を考える
 ・課題発見シートで今の自分をチエツク
 ・自分の将来計画を書き込もう
 ・必要なことはすべて手帳に書いておく

●第 3 章 能力を最大限に活かす手帳術―陰山英男
  手帳紹介:ビジネスと生活管理をサポートする「陰山手帳術」とは?
 ―能力を最大限に活かす秘訣は「早寝・早起き・朝ご飯」
 ・年間力レンダーを休日表に活用する
 ・手帳は「ひと目」でわかることが大事
 ・習慣とは「努力の無意識化」
 ・「書く」ことで脳が活性化する
 ・メモスペースは方眼形式がおすすめ
 ・目標は期日を決めて集中的に
 ・たった 5 分の勉強でも積み重ねれば効果大
 ・朝は音読で脳をウォーミングアップ
 ・漢字の含き取りで脳の検索力を高める
 ・能力を最大限に活かす秘訣は「夜 10 時に寝る」

●第 4 章 時間管理の達人になる手帳術―八代英輝
  手帳紹介:多忙な毎日を極める国際弁護士の夕イムマネジメントの秘訣とは?
 ―手帳は時問を有効に使う最適なツール
 ・スケジュールを色分けして時間を可視化
 ・達成率 70 %を目指す計画を立てるの
 ・毎月の目標と結果を月間カレンダーに記録
 ・思いついたら、すぐにメモする
 ・締切よリも前の日に記入する
 ・得意な仕事と苦手な仕事・優先すべきは?
 ・3 分あったらできることをリスト化
 ・ストップウォッチで時間意識を高めよう
 ・大切なのは見て楽しい手帳にすること
 ・手帳は手軽につくれる自分史

●第 5 章 手帳紹介自分の人生を書き綴る手帳術―佐久間英彰
 手帳紹介:手帳紹介自分の人生を書き綴る手「ジプン手帳」とは?
 ―小さな出来事の一つひとつが「ジブン」を形成している
 ・手帳をー年で終わリにするのはもったいない
 ・予定や出来事だけでなく[感情」も大事
 ・夢や目標、座右の銘は専用ページに
 ・人生設計はできるだけ細かく具体的に
 ・おすすめの本や映画、プレゼントなどをリスト化
 ・情報の置き場をエ夫して検索性を高める
 ・自分の軌跡を地図に残そう
 ・年表をつくって目分の歩みを振リ返る
 ・家系図をつくって自分の親戚を把握する
 ・「もしものとき」に備えておこう

■キーフレーズ


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●人はスべックだけでは選ばない言葉で表せない部分に目がいく
たとえば、「ほぼ日手帳」の大きな特徴は、 1 日 1 ページの記入スべースや 24 時間の時間軸ですが、同じよな機能の手帳は他にもあります。

だけど、そちらを選ず、僕らの手帳を選んでくれている。選んでくれた理由を一人ひとりに尋ねてみても、 「なんとなく好きだから」と、理由が暖昧な方が少なからずいらっしゃいます。

そういう[なんとなく」の楽さみいなところが、僕らのつくってきた部分なのかな。

お見合いでも、就職の面接でも、人間の付き合いて、スペックだけで人を選ばないですよね。言葉で表ない部分にこそ目がいくんです。

「何でも言葉で表せると思うなよ」と自分に言い聞かながら、でも半歩くらいは近づけるかもしれない。そ思いながらやっているのが、僕らならではの仕事のやり方なのかもしれません。

糸井重里(著) 『賢人の手帳術
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●名づけようもないものをすくい上げていく道具
明確なかたちにできないものや、名づけようもないものをすくい上げる道具。

手帳について、少なくとも僕はそんなふうに考えています。

「ほぼ日手帳」も、スケジュール管理などの役に立つように毎年改良を加えています。

ただ、手帳の役割は、それだけではないはずです。

「手帳」という言葉からイメージする「自分を管理する道具」というような発想から、一回外れてみる必要があるんでしようね。

それは僕らもそうですし、手帳を使うそれぞれの人にとっても重要なことなんだと思います。そこから、何か新しい世界が見えてくるのかもしれません。


糸井重里(著) 『賢人の手帳術
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■参考図書 『賢人の手帳術





立ち読みできます立ち読み可
自由もタスクも手帳次第!
スケジュール管理の達人に学ぶ、楽しい人生プランニング

アポイントを並べていくだけではもったいない! 気を引き締めたり、明日の予定が楽しみになったり……人生をぱっと明るくするポイントは手帳の上手な使い方にこそあり。
決まりきったスケジュールと侮るべからず、ルーティンも自由時間もこれで充実!

基本の手帳術をマスターする賢人流「手帳」の使い方8カ条
1カ条 年間・月間・週間カレンダーを使い分ける
2カ条 タスク管理を工夫して仕事の質と効率を上げる
3カ条 メモスペースを有効活用する
4カ条 ライフログ手帳の選び方、記録の仕方をマスターする
5カ条 アナログ手帳とデジタルツールを使い分ける
6カ条 デジタルスケジュールで複数の相手と予定を共有する
7カ条 デコレーション術で楽しい手帳にする
8カ条 カスタマイズして、より便利で使いやすくする





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賢人の手帳術
著者 :糸井重里
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●本書を引用した記事
 ウォーミングアップをする
 予定外の仕事を予定するツール
 期限はローリングで解釈する
 素早くメモが取れる「パームレストふせん」
 糸井重里氏、他4人の手帳術「賢人の手帳術」
 読書の作業ステップ
 本を持ち歩く
 目次ノート
 汚れていれば、掃除すればいいじゃない―だれもやりたがらない仕事のネタ
 体の感覚と「いつもの作業」を一致させる

●このテーマの関連図書


賢人の習慣術

リーダーの一流、二流、三流

斎藤一人世界一幸せになれる7つの魔法(PHP文庫)

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遊行を生きる悩み、迷う自分を劇的に変える124の言葉

脳のパフォーマンスを最大まで引き出す神・時間術



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