いわゆる出したり入れたりすることで、脳内に記憶として定着します。記憶として定着したものだけが、必要なときに取り出せる状態になります。
■メモは書き写し、書き写したノートを復習する
別記事で書きましたが、毎日就業前の30分は振り返りの時間にしています。
私は「毎日、日次レビューをする」ことをルールにしてます。
日次レビューの時間をスケジュールに組み込んでおいて、その時間にアポイントの要求があっても、一旦はお断りします。それでも食い下がられたら、レビュー時間をずらすようにしていますが。
本日ご紹介する本『すごい!メモ術 「ビジネス力」をアップさせる達人たちの手の内を盗め!』に書いてあったとおりのことをやってみたら、「前の会議で、××って決めたよね」といえるようになりましたし、それに基づいて活動するにも、「何でこれをやっているのか」というのが割合正確に意識できるようになりました。これは「効果あり!」といえるのではないかと。
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人と会った時、相手の話の内容、それに自分がどう答えたか。彼はそれらをきちんとメモるためにいつも小さな手帳を携帯した。
毎朝 5 時になると、手帳の内容を日記に書き写す。
日記は1週間に 1 回、1カ月後にまた 1 回という具合に頻繁に読み返す。
同じ人との面談では過去 2 年間にさかのぼり、いつたいどんな会話があったかをこのデータバンクで復習するのである。
中島孝志(著) 『すごい!メモ術 「ビジネス力」をアップさせる達人たちの手の内を盗め!』
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私の場合、単純に「読み返す」をしようとすると、つい省略しちゃうので
日次レビュー:メモを日誌にまとめる
週次レビュー:日誌を週誌にまとめる
月次レビュー:週誌を月誌にまとめる
年次レビュー:月誌を年誌にまとめる
というふうにレベルを上げながら、「まとめを書く」ようにしています。
これによって、年誌を書くためには、月誌が必要で、月誌を見直すためには、より詳細には週誌を読むようになります。更に遡って日誌にまでたどり着きます。
これをわりと頻繁にやるようになりました。
もうひとつ見直すタイミングは、プロジェクトの振り返りや、何かのイベントのときに、今度は時間という軸ではなく、「人」「プロジェクト」という軸でデータを拾い直して、それを整理するようにしています。
これをやるためには、電子情報になっているのが一番便利です。
再利用性が高いという点において、現時点の技術で言えば、電子情報にまさるものはありません。
■死にメモを作らない
日誌を書くことが第一歩です。これがないと始まりません。
これを本書では、「メモの復習」と読んでいますが、私にとっては、単なる「メモの書き写し」に過ぎません。
メモはスピードが命なので重要なキーワードしか書いてありません。私の場合はそれも省略語になっているので、なるべく早く書き写さないと、意味不明になっちゃいます(ってか、そうなって捨てられたメモが、振り返ってみると死屍累々)。
どんな省略語にするかは、
高速メモの技術1
をご参考に。たとえば、「10月10日に東京へ行く」なら「→TK1010」って書くだけです。
この状態なので、1週間も立てば意味不明です。
このため、メモには寿命があると考えてます。
メモの寿命は12時間
早くしないと死にメモになっちゃう。
その日のうちに、後で読んで分かるようにしておかないと、マズイわけです。
で、日誌を書いても、現時点では省略できた言葉(前提となっていること)は、1ヶ月後には忘れてます。
だから、より正確に記録するためには、日次の情報を週次レベルで書き直さないと、1ヶ月後には意味不明なメモと同じになってます。
さらに、1年後には、今の日誌を読んでも意味不明になってます。だから月次レビューで、また整理して書き直す…と。
こうして何度も書き直したり、言葉を補足したりすると、頭から出し入れを何度もすることになり、しっかりと記憶に定着する結果にも結びつきます。
■参考図書 『すごい!メモ術 「ビジネス力」をアップさせる達人たちの手の内を盗め!』
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●本書を引用した記事
いつか使えるかもしれないネタをメモする
図解活用のメリット
やってみた分かった「カード式メモ術」の利点
タスクリストで作業してはいけない
業務目標を即答できるようにする
ファンシー手帳はなくさない
メモ術の極意
朝会・夕会を開催する
TIMTOWTDIメモ3:事前に考える癖をつける
TIMTOWTDIメモ2:いろんなやり方を思いつくためのトレーニング
●このテーマの関連図書
仕事のスピード・質が劇的に上がるすごいメモ。
メモ取り・手帳術が面白いほど身につく本(知りたいことがすぐわかる!)
図解すごいメモ。