2021年04月19日

嫌なことは、「もし気分がよかったら」で切り替える


ストレスに対処する方法として「ポジティブシンキング」が挙げられますが、考え方というのは、そうそう簡単には変わりません。別のアプローチで受ける印象を変える方法を紹介します。

■思考を変えずに状態を変える


★〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓

そこで一つの方法として

 「もし、自分がもっと心地よい状態にあったとしたら、どう感じるだろうか」

と考えてみます。

ポジティブ・シンキングをするのではなく、「過去に自分が心地よい状態であったときには……」と想像してみる。

この二つは微妙に異なるので丁寧に説明しましょう。

無理なポジティブ・シンキングの場合は、

 「たいへんな仕事を振られるのは上司に期待されている証拠だ!」

と考えたり、

 「この仕事を乗り越えれば、ひと回り成長できる!」

と思い込むというやり方です。言ってみれば「思考を変える」というアプローチです。

一方、ここで私が勧めているのは、

 「もし、自分が心地よい状態にあったら、この場面についてどう感じるだろうか」

と想像するという方法。

思考を変えるのではなく、状態を変えてみようというアプローチです。

言葉ではなかなか理解しにくいところですが、実際にやってみるとその違いが体感できるはずです。

松島直也(著) 『ストレスをためない技術
―――――――――――――――――――――★


これはちょっとおもしろい方法なので、「ちょっときついなぁ」と思っている人には、一度試してみてほしい方法。

私は、ポジティブ・シンキングよりも扱いやすかったです。

もちろん、大変な仕事や厳しい問題がなくなるわけではないので、「そうは言っても」という気持ちがなくなるわけではありません。ただ、過去記事でも書いたように事実に色はないので、それがストレスになるのかストレッチになるのかは受け取りかた次第でもあります。


■状態の変え方


具体的なやり方なのですが、本書の一部を引用しておきます。

★〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓

まずは、自分の席から一メートルほど離れて、自分のデスクに自分が座っている姿を想像してみてください。

自分自身を客観的に眺めているような状態です。

次に、「仕事に対するモチべーションが高く、もっとも心地よい状態だった頃の自分」を思い描いてください。

ただ思い出せばいいのです

これまで仕事をしてきたキャリアの中で、調子がよかった時期が必ずあるはずです。その頃の自分をリアルにイメージします。

すると、そこには「心地よい状態の自分」が浮かび上がります。

その状態のまま自分の席に戻り、想像上の自分と今の自分とを一致させます。そして、その自分がたいへんな仕事を振られたとき、どう受けとめるのかを考えてみるのです。

今のあなたではなく、イメージとして浮かび上がったポジティブな状態を持ち込んだ自分がどう受けとめるのか。

すると、「嫌だな」「何で、私がやらなきゃいけないんだよ」とは思わないはず。「成長できる!」「期待されている証拠だ!」と前向きに受け取るかもしれませんし、「文句を言っていても始まらないから、さっさと手をつけてしまおう」と考えるかもしれません。
 :
 :(中略)
 :
これが「思考を変えるのではなく、状態を変える」というアプローチです。

「ポジティブになろう」と考えるのではなく、「心地よい自分ってどんな感じだったっけ?」と思い出す。そんなふうにとらえてもらうと、わかりやすいと思います。

松島直也(著) 『ストレスをためない技術
―――――――――――――――――――――★



■参考図書 『ストレスをためない技術





立ち読みできます立ち読み可
ストレスは決してなくならない。大事なのは「ストレスをなくすこと」ではなく、「どうつき合うか」。「よける」「ひねる」「受けとめる」という3つのコツを知れば、不快な気持ちが整理できる。NLPの専門家による、ストレスに適切に対処し心を強くする技術。





◆アマゾンで見る◆◆楽天で見る◆◆DMMで見る◆

ストレスをためない技術
著者 :松島直也
楽天では見つかりませんでした
ストレスをためない技術
検索 :商品検索する



●本書を引用した記事
 深呼吸をしてストレスを解消する
 振り返りはテレビを見るように枠をはめて思い出す
 嫌なことは、「もし気分がよかったら」で切り替える
 ピントを外してストレスから逃げる
 15分散歩してから会社に行く
 車のメンテナンスをするように自分もメンテナンスする
 ストレス経験を思い出して、笑い話にする
 記憶の距離感をコントロールする
 ストレスと付き合う3つのステップ
 「べき」「ベスト」ではなく「できたらいいな」を探すとストレスが減る

●このテーマの関連図書


「やめた!」がなくなる続けるスイッチの作り方(アスカビジネス)

NLPのことがよくわかり使える本(アスカビジネス)

NLP速読術~1冊10分で本が読める!時間がなくてもスキルアップ&試験合格~

(文庫)脳からストレスを消す技術(サンマーク文庫)

キラーストレス心と体をどう守るか(NHK出版新書)

苦手意識は捨てられるNLP脳トレーニング



■同じテーマの記事

出張・旅行でおみやげを買ってくる

この返報性の原理に関してデニス・リーガンという人が行った有名な実験があります。まず、実験参加者は見ず知らずのジョーという人から思いがけずちょっとした贈り物、この場合はコーラを一缶もらいます。次にジョーが自分がもっている福引の券を何枚か買ってほしいと頼むと、ジョーからコーラをもらった人たちは何ももらわなかった人たちと比べて、2倍も多く福引券を買ってあげたのです。贈り..

イライラや嫌悪感はピーナッツリフレッシュ法で解消する

イライラしたり、「なんかイヤだなぁ」「やりたくないなぁ」というときには、ちょっと別のことをすると解消したりします。ピーナツ集中法を試すピーナツを上に放り投げ、落ちてくるのを口でキャッチする遊びをしたことがあるでしょう。イライラした時、それを繰り返します。気づいた時は怒りを忘れています。人間は、二つのことに同時に集中できません。それを応用した方法です。ピーナツ遊びとい..

良い資料作成術:パターンを憶える

メールにしても、資料にしても、ちょっとした一工夫で、見やすくなったり、作成の時間が大幅に短縮されたりします。思考フレームワークなどもこのパターンのイチ種類ですね。仕事がデキる人がたくさん持っていると言われる「引き出し」という言葉がありますね。メールや資料の作成でも、この「引き出しの多さ」が、その良否、ひいてはあなたを1目おかせる存在へと引き上げてくれます。過去記事でもいくつか紹介してますし、大小様々な「良いパターン」「いいフレームワーク」はありますので、是非関連記事を..

生徒になるな、先生になれ

なにか新しいことを勉強しようと始めたようとしたとき、どうしますか?まず講習会などに行って教えてもらう関連する本を一生懸命読む過去の経験で、これでうまく行ったことはあまりありません。うまく言ったのは、みんなに教えるということ。かつて会社でCMMIの導入を私用とした時に、自分から提案して、自分がメンバーにレクチャーをしながら導入を進めてきました。勉強のために、メンバーにはCMMIの講習(一人10万円もかかった…)を受けさせたりしたのですが、自分は受けずにメンバーや関..

PC画面の色温度を自動調整する「f.lux」

仕事の種類にもよりけりですが、1日中PCを観ていると結構目が疲れます。このため、私は目薬が欠かせないのですが、やっぱり、定期的に休憩するのが良いみたいですね。1時間に1回くらいは休憩して遠いところを見ると良いそうなので、気分転換がてらちょっと外に行って深呼吸するとかタバコを吸う(こっちが本命)とかしたほうが良いかも。PCモニタの色温度「色温度」っていう単語自体があまりPCや画像処理に縁のない人からすると、意味不明語なのかもしれませんが、まあ、PCの明るさ..

有給後の大量メールを効率的にする処理する方法1

私の場合、1日に数百通のメールを受け取ります。もちろん、全社的に休みの場合は発信する人もお休みなのでメールはそれほど多くありませんが、有給を使って勝手に連休を作ったりするので、次の出社をしたときに千件を超えるメールが溜まってたりします。年に1度位は1週間まとめておやすみとかするので、このときには数千件。そうすると、メールの処理だけで相当の時間を取らないと、自分のタスクを始められません。もしかしたら、そのタスクは状況が変わっているかもしれないので…大量のメ..



posted by 管理人 at 04:01| Comment(0) | TrackBack(0) | 心理技術 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前:

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント:


この記事へのトラックバック
×

この広告は180日以上新しい記事の投稿がないブログに表示されております。