2019年04月08日

必勝の時間攻略法

古い本ですが、過去記事でも何度も取り上げた本の要約をご紹介します。

脳を活かす!必勝の時間攻略法』は、副題として「1日を26時間に増やす35の鉄則」とされています。
その通り、灘高→東大、元NHKアナウンサーにして医師であり、衆議院議員公設第一秘書も務めた「奇跡のマルチ人間」が最新の脳科学に基づいた時間活用法を紹介した本です。

過去記事でも

 プライムタイムを見つける
 成果が倍になるコマ割り時間術

 午前・午後の仕事時間の活用法
 睡眠の法則
 一番乗りする

などでも本書を参考にしています。

■紹介


時間攻略の方法は3つしかありません。

 1日の実質的な時間=(24時間−睡眠時間−無駄な時間)×脳の活性度

この方程式から、1日の実質的時間を増やすには、次の3つの方法しかないことがわかります。

 1.睡眠時間を削る
 2.無駄な時間を削る
 3.脳の活性度を高める

時間の活用について、多くの本は2の無駄な時間を削るという点にばかりとらわれているようです。ただし、この方法で増やせる時間は限りがあります。1も2も引き算の項目だからです。

これに対して、脳の活性度だけは掛け算の項目だということに注目してください。

この項目が2倍になれば、実質的な時間は2倍。この項目が3倍になれば、実質的な時間も3倍になります。


■要約


●第ー章 脳の仕組みを理解すれば、時間が攻略できる
ここでは、脳の全体的な構造について説明します。「難しそう」「つまらなそう」と思った方は大間違いです。真っ先に、今すぐ実践できる工夫を提案していますので、脳のことなんて実感がわかないのではという心配は無用です。

しかも、その説明を通して、脳この仕組みを自然に理解していただけるように構成しています。

いい機会ですので、脳科学の基礎も併せてお手軽に習得してください。

脳を活性化するためには以下の方法が有効です

・攻めの伸びで脳幹網様体を刺激する
・カフェインで脳幹網様体を刺激する
・顔を洗う
・歩く
・明るい光を目に入れる
・ガムを噛む



●第 2 章 脳が作り出す時間の "適材適所" を見極めて、時問帯を攻略しよう
同じ人間でも、一日の中で時間帯によって脳や身体は個性を変えていきます。

そこで、この章では、時間帯に合わせて、どんな作業をやれば、脳は最も活発に働いてくれるかを説明します。

つまり、時間という貴重な適材を適所に配置し、最強の 24 時間をデザインしようというものです。

それぞれの時間帯が持っ長所をうまく生かしてやれば、あなたの能力は大幅に向上するはずです。

鉄則1:午前中は思考力のゴールデンタイム
鉄則2:午前中にはひ自主缶詰が力を発揮
鉄則3:副交感神経パワーで、タ方以降に人脈を広げよう
鉄則4:論理的に説得するなら午前中、情緒に所えるならタ方以降
鉄則5:記憶の極意は浴凍食口即にあり。眠る直前に頭に詰め込もう

●第 3 章 無駄な時間を生きた時間によみがえらせる時間のリストラ大作戦!
時間を攻略するには、1日の中から無駄な時間をリストラしなければなりません。

しかし、単に時間の節約ばかりに腐心していては、逆に、あなたの能力自体が低下しかねません。

大切なのは、無駄になっている時間をイキイキとした役立っ時間に生まれ変わらせる技術です。

こうした発想を大切にしながら、この章では、時間の使い方に科学的なメスを入れ、脳や身体の仕組みにびったり合った斬新な工夫を提案しています。

鉄則1:細切れの時間にも、脳が作り出す個性がある
鉄則2:「1分、10分、30 分の法則」で、すき間時間の個性を生かしてあげよう
鉄則3:「システム手帳勉強法」で、いつでもどこでも書斎になる
鉄則4:「オーディション効果」を利用して、歩きながら発想を生み出そう
鉄則5:「本もテレビも、必要な情報だけをつかみ取る嘆覚を磨こう
鉄則6:出張と昼寝の正しい関係を身につけよう

●第 4 章あなたの脳を 100% 活かす時間攻略のための集中法
集中力を高めることが大切だということは、どなたも感じていることでしよう。ところが、そもそも集中するとは脳がどういう状態になっていることなのか、知らない方が大半です。

集中力を漠然とした印象やフィーリングだけでとらえているようでは、集中力の向上は図れません。

この章では、脳が集中力を高めるメカニズムをわかりやすく説明します。その上で、集中力を向上させるための合理的で科学的な工夫を提案しています。

鉄則1:「角砂糖効果」で目に前の 15 分に集中しよう
鉄則2:ポストイットをうまくく使えば、たった ひとりでも「文殊の知恵」
鉄則3:アラームを使って「そわそわ脳」よ、さようなら
鉄則4:「スポットライト効界」で集中しよう
鉄則5:タバコはご注意。脳は倍金漬けむになっている
鉄則6:キャラがかぶった「悪いながら」に御用心

●第 5 章 質の良い睡眠を取って、知的生産力を上げよう
脳の機能を高めるには、質の良い睡眠を取ることが不可欠です。

ところが、世間では、医学的にはなんの根拠もない迷信や明らかな誤解が広まっているのも事実です。

おかけで良い睡眠が取れず、結果的には時間を損してしまっている人が少なくありません。

この章ては、睡眠科学の基礎をやさしく解説した上ぞ、医学的にも適切な熟眠を得るための工夫を紹介しています。

鉄則1:アルコールに頼った見かけ倒し睡眠にだまされるな
鉄則2:快眠のためには、風呂はぬるめで極楽!極楽!
鉄則4:部屋は真っ暗にせず、「月明かリ効果」で熟眠しよう
鉄則5:やってはいけない! 睡眠学習で得るのは悪夢だけ
鉄則6:昼はバリバリ、夜はぐっすり。低体温を克服して「メリハリ人間」になろう



■参考図書 『脳を活かす!必勝の時間攻略法




一日を26時間に増やす35の鉄則を大公開!

灘高→東大、元NHKアナウンサーにして医師であり、衆議院議員公設第一秘書も務めた「奇跡のマルチ人間」が最新の脳科学に基づいた時間活用法を初めて明かす!
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時間攻略の方法は3つしかありません。

 1日の実質的な時間=(24時間−睡眠時間−無駄な時間)×脳の活性度

この方程式から、1日の実質的時間を増やすには、次の3つの方法しかないことがわかります。

 1.睡眠時間を削る
 2.無駄な時間を削る
 3.脳の活性度を高める

時間の活用について、多くの本は2の無駄な時間を削るという点にばかりとらわれているようです。ただし、この方法で増やせる時間は限りがあります。1も2も引き算の項目だからです。

これに対して、脳の活性度だけは掛け算の項目だということに注目してください。

この項目が2倍になれば、実質的な時間は2倍。この項目が3倍になれば、実質的な時間も3倍になります。
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脳を活かす!必勝の時間攻略法
著者 :吉田たかよし
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●本書を引用した記事
 書類・資料は最後のページから読む
 寝るときに部屋は明るすぎず、暗すぎず
 通勤どこでも仕事術:平積みにしておくと読書モチベーションが復活する
 デスクトップ時計とカレンダー
 よく使うフォルダのアイコンを変えてすぐに見つかるようにする
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 集中力のいる作業の前には準備体操をする
 爆速で目的のフォルダを開くショートカットフォルダを作る
 スタートメニューによく使うファイルをピン留めする(Windows10)
 早歩きするとよく眠れる

●このテーマの関連図書


試験に受かる「技術」灘高が教えてくれた「超」合理的メソッド(講談社現…

子供がヤル気を出す家庭の秘密成績がみるみる上がる吉田式テクニック(角…

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posted by 管理人 at 04:49| Comment(0) | ビジネス書 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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