大量の本を持ったときに、保存しておくところがない…と。
もちろんハードディスクも大した値段ではなく、3TB で1万円ほどなので買えばいいだけなのですが、ローカルにあると「読みたい」と思ったときには自宅で準備しないと読めません。出先で「あ、あの本撮ったよな…」と思い出しても自宅に帰るわけにも行かず、「帰ってから読もう」になって、帰った頃にはもうすでに記憶の彼方。
なので、やっぱり、せっかくモバイル端末があるのですから、クラウドに置きたい。
だからといって、クラウドに数テラバイトの要領を確保しようとすれば、月額ン千円。さすがにそれは…
で、最初に戻って、大量の本を自炊しても、保管場所がない…
ところが、あるんですよ。無制限に自炊本を置けるクラウドサービスが。
■画像なら無料&無制限
その方法とは、jpeg 画像として写真と同様に扱えるようにすること。
幾つかのクラウドサービスでは、jpeg 画層なら無料&無制限に保管できるクラウドサービスがあります。
有名なところでは
・Google Photo
・iCloud
・プライムフォト(Amazon)
です。それぞれ特徴があります。
以下、私の勝手な特徴のまとめ。
◆GooglePhotoの特徴
・画像を圧縮する「高品質モード」なら、無料でも無制限に保存可能
・動画ファイルも圧縮する高品質モードなら無料で無制限に保存可能
・RAWファイルは使えない
・2GBを超える動画には対応できない
・検索機能に優れる(人物、場所など)
・Googleが自動的にアルバムや動画作成をしてくれる
・無圧縮で保存しようとするなら結構な維持費がかかる
◆iCloud
・1時間あたりに投稿できる写真やビデオの件数は最大1000件
・1日あたりに投稿できる写真やビデオの件数は最大10000件
・作成できる共有アルバムの数は最大100個
・参加できる共有アルバムの数は最大100個
・1つのアルバムあたりに保存できる写真や動画は最大5000件
・画像は長辺が2048ピクセルになるようにリサイズされる
・動画は解像度が720pになるようにリサイズされる
●プライムフォト
・画像なら無劣化で無制限に保存可能
・RAWファイルも無制限に保存可能(ただしアルバムには表示されない)
・検索機能がイマイチ
・年額3900円のプライム会員に入る必要があり(完全無料にはならない)
・プライム家族会員はプライムフォトを利用できない
・動画ファイルは無制限対象ではない
プライムフォト以外では、画像ファイルが圧縮されてしまいますが、見た目に区別はつきません。OCR をさせようとすると精度に違いが出るかもしれませんが、みるだけなら問題なし。
他にも
・DropBox
・Flickr
・OneDrive
・Picturelife
など多数あります。
あと、LINE みたいな SNS ツールでも自分宛てに画像を送れば、同じようなことはできます。
■PDFは貧乏人のクラウドサービスには向かない
一方で、PDFを無料で保管してくれるようなクラウドサービスは私の知る限りありません。
ビンボーで、なるべくならタダで便利になりたい人には向きません。
また、PDF というのはオンラインで読むことはできません(一部アプリにはストリーミング的に読む機能があります)。
一旦端末にダウンロードしないといけないので、巨大な自炊本(ファイルサイズが)だとすぐに読み始められませんし、端末の残り容量も気になります。
■自炊には jpeg 画像が最強
ということで、自炊本は画像ファイルが最強。読みたいところだけをその場で表示ができますし、それぞれのクラウドサービスにはタグ付け機能などいろいろな分類機能がありますので、それを使えばちゃんと目的の本を探せるようになります。
このあたりの工夫は別記事で、思い出したら紹介します。
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