2017年09月20日

ニュートラルなイラストを使う方法

ときどき、文字ばっかりのパワーポイント資料を見せられることがあります。

 「パワーポイントで書くことがプレゼンじゃあないのだが…」

なんて思いながら、一生懸命文章を読んで理解しようとしますが、結局なにを言っているのだか…?

とモノクロ2色のページが切り替わると、いきなり総天然色(古っ!)の写真が!


………この写真ってどういう意味があるの…………?

■他人が作ったイラストをプレゼンに使う効用


まあ、私を含めて、絵心があって、絵を描くツールを使いこなせているビジネスマンというのは、多分少数派。
普通は、イラストみたいなものには全く関係ない仕事をしていて、ただ、プレゼンのときには、イラストなどちょっとした絵や図解を加えたい、という人が多数派なのではないでしょうか。

図解は別にしても、イラストみたいなものを作るには、絵心が結構必要で、適当にマルとシカクをかさねてみても、それっぽい絵にはなりませんし、困り果てて Google 君に聞けば、「こんなのあるけど?」と教えてくれるので、ちょっとそれを拝借〜〜みたいな。

でも、それ、ちょっと待ったほうが……


★P30〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓

●ネットで拾った写真やイラストは要注意
これまでも、著作権フリーの写真やイラストをネット経由でダウンロードし、使りてきたのではないかと思います。そして、わざわざネットから拾ってこなくても、サッと簡単な絵が描けたらいいのに…という方が少なくないのではないでしょうか。

そう、使いたいイメージの写真やイラストは、ネットで探してもなかなか見つかりませんよね。

しょせん、ありものはありもの。細かい部分でイメージと少し違う、ということが多く、グーグルなどで検索しても、意外に時間がかかってしまうのです。

研修資料や企画書で使うイメージ写真を探そうとすると、 想像以上に時問がかかった、という経験は私もよくあります。

さらに問題なのは、色が付いてしまうこと。特にイラストはそうです。

マンガのキャラクターが好例ですが、イラストには描き手の個性が表れます。したがって、使いたいイメージのイラストをネットから拾りて使川すると、ページによりて、違ったタッチのイラストが使われている、ということがよくあります。

また、そのタッチに対して、「好き/嫌い」という好みが出てしまいます。

せっかくいい内容の企画書を作ったのに、イラストのタッチが好きではない、という理由で、相手から好感触を得られなかりたのでは本末転倒(もちろん、はっきりイラストが嫌いと訂う人はいないでしょうが)。

使ったイラストのせいで、幼稚な印象、すました印象を与えてしまうことが少なくないのです。

色の付いていない、なるべくニュートラルな印象のイラストを描くうまい方法が、本書で紹介する、 ○や□を使った単純な絵。しかも、ピンポイントでイメージ通りの写真やイラストを探すのに費やしていた多大な時間も節約でき、仕事がもっとはかどります。

中山真敬(著) 『基本図形の使い方で劇的に変わる! 図解力を10倍高める本
―――――――――――――――――――――★


モノトーンで作られているパワーポイントに突然フルカラーの写真やイラストが使われていれば、当然目を引きます。
注意がそっちに言っちゃう。

たとえば、「みんなでゴールを目指して頑張ろう」っていうメッセージが書きたくて

 ・ビジネスマンが走っている写真
 ・ワンピースの「ラフテル」のイラスト

をつかうのはどうでしょう?

もちろん、著作権の問題もありますが、すごく違和感があると思います。
ましてや私などは「おっ!ラフテルだね〜」とか全然関係ないことに注意が行きます。

そうなれば、いいたかったキーテーマはどこかに吹っ飛んでしまいます。

たとえ、著作権フリーの絵を使ったとしても、自分の思っているイメージそのものであることはほとんどないので、何時間もWebで探していたりする時間はバカになりません。

■自分で作るのが一番効率的


自分で図柄(「イラスト」とはとても言えない)が作ってあれば、自分の趣味・嗜好にあったものが作れます。もちろん入力する手間はそれなりにありますが、一度入力してしまえば、あとは流用・転用で事足りるので、全体としての時間は圧倒的に短縮されます。

ただし、ゼロから作るのは大変です。どこにどんなオートシェイプのパーツを使えばいいのかを考えるだけで、頭の中が煮えたぎります。
本書では、オートシェイプでつくるイラストが多数紹介されています。これだとお手軽で直接的。

たとえば、本書では水滴の絵の書き方が書かれてます。
一度書いてしまうと、水滴に近い形のものはそこらじゅうに出てきますので、応用範囲が非常に広くなります。

人の絵にしても、

  ●
  ▲

だけで見事に書けます。そこに帽子をつけたり、ネクタイをつけたり。

色も他の図の色に合わせていくらでも変えられます。

自分で作ったのだから自由度は抜群なんですよ。

■オートシェイプのライブラリ


私は、必要になったときに本書をめくりながらライブラリを作ってます。
あとは、そのライブラリから拾って、本番の資料に貼り付けるだけ。

形を崩さない拡大・縮小の仕方もちゃんと書いてありますので、本書に紹介されたものを全部作るのではなく、必要になったときに似たようなイラストの作り方を参考に作るだけで、十分な量の元ネタができますよ。

さらに、自分で作ったのものなので、当然どんなものを作ったのかはなんとなく覚えてます。だからネット検索をする前に、このライブラリを探す習慣がつきました。
これで、資料作りが相当早くなったのと、ネット検索中に他に気になった記事などを見つけて横道にそれることがなくなりました。

もちろん、プレゼン資料に統一感ができたことは言うまでもなく。



■参考図書 『基本図形の使い方で劇的に変わる! 図解力を10倍高める本





立ち読みできます立ち読み可
コツさえわかれば、絵心がなくても大丈夫!
図解化の基本からオフィスソフト(PowerPoint、Word、Excel)の作図テクニック、
そして、全312アイテムの描き方を紹介。

あなたの企画書の説得力を10倍アップする究極の実践書! !

あなたはいくつ、描き方をイメージできますか?

□老若男女の描き分け
□人物をビジネスマンと分からせる方法
□建物を学校とわからせる方法
□公共サービス(電気・水道・ガス)の描き方
□現在・過去・未来の時間の描き分け

答えはすべて、本書にあります!





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基本図形の使い方で劇的に変わる! 図解力を10倍高める本
著者 :中山真敬

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●本書を引用した記事
 プレゼン資料でオリジナルのオートシェイプを使う
 ニュートラルなイラストを使う方法
 パワポで同じような図形を並べるときは、「配置」で揃える
 図解のコツ5:配置を試行錯誤する
 図解のコツ3:キーワードを抽出する
 図解のコツ4:配置を決める
 図解のコツ2:単語を抜き出す
 図解のコツ1:カタマリを作る
 図解とは位置・配置に情報を盛り込むこと
 かっこいいグラフを作れるテンプレートChartChooser

●このテーマの関連図書


デザイン仕事に必ず役立つ図解力アップドリル

図解力の基本ちょっとしたコツだけど、だれも教えてくれない88のテクニック

伝わるイラスト思考(アスカビジネス)

手描きで考え、伝える図解表現使いこなしブック

誰でもデキる人に見える図解de仕事術(アスカビジネス)

頭がよくなる「図解思考」の技術



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posted by 管理人 at 09:35| Comment(0) | 交渉術 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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