とにかく掃除なんて面倒くさいことをしたくない。「ホコリごときで死んだりしないよ」。
それが製造系の会社に入ると一変しました。とにかく 5S(整理・整頓・清掃・清潔・しつけ)を徹底的にやらされるわけです。まあ会社の中でも開発部門だったので、今思うとそれほど厳しくはなかったのですが、当時は「掃除、掃除ってうるさいなあ」と。まあ、「これも給料のうち」なので渋々したがってましたが。
その後、なんやかんやあって、仕事の効率を考えるようになると、この 5S が基本であることに気が付きました。
5S が行き届いた環境だと仕事効率が全然良くなるんですよ。
まあ、言ってもわからない人にはわかりません。過去の私がそうだったように。
そういう人には、形から入るしかないんですね。要は、「5S しないと給料を下げるよ」といえばやるようになります。今は意味がわからなくても。
■掃除は面倒くさい
ただ、どんなにその利点がわかったとしても、掃除ってやっぱり面倒くさいんですね。
たとえば、自宅の部屋の掃除をしようとして、掃除機を出してきて、バケツと雑巾を用意して…。掃除が終わればそれらも片付けないといけないわけです。
そんなこと当たり前なのですが、それって案外心理的にハードルがあるんですよ。
で、どうしたら面倒くさくなく、いつも清潔な居場所が確保できるのかと無い知恵を振り絞って考えるわけです。
ポク、ポク、ポク、チ〜ン。
手の届くところに掃除道具があって、1秒で取り出して、1秒で片付けられれば面倒くさくないじゃん。
■マイクロファイバーワイパー
●床掃除
で、見つけたのがこういうやつ。部屋の中を掃除するには、このケバケバの部分が大きいやつが便利です。
これで、床をさっとひとなですれば掃除完了。
モップ型のやつもありますが、接地面積が少ないので、往復回数が増えます。
ホコリを吸着する部分がでかいのがポイント。
あと、もう一つのポイントはケバケバの部分の芯が薄っぺらくて曲がりやすいこと。
ちょっと力をかけると、床面に沿ってアーム(取っ手)の部分とケバケバの部分に角度がついて立ったまま拭き掃除ができるようになるのがいいです。
で、これを部屋の入口に置いておきます。
部屋に入る時に、これを持って床に押し付けながら部屋を一周する。以上、床掃除終わり。
経験的には「マイクロファイバー」と書いてあるヤツのほうが良さげ。
吸着力が強いみたいで、一度ワイパーについたホコリが落ちにくいようなきがしますが、気分の問題かもしれません。
●机の上掃除
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机や本棚など細かい凸凹が多いものには、こういうやつを用意します。
こっちはカバー付きが良いです。気分的なものかもしれませんが。私はカバー付きを使ってます。
で、これを机の下にフックで留めておきます。
作業を始める前に、机の下に手を入れてこれを取り出して、ササッとひと拭き。以上、掃除終わり。
こちらは、ケバケバがなるべく細かく毛が長いやつがきれいになるみたいです。
今使っているものの画像を取るのが面倒だったので、アマゾンの画像をそのまま利用していますが、百均のもので十分です。
ちなみに、会社の机の下にも、おなじハンディモップがおいてあります。蹴飛ばさないようにフックに引っ掛けて、「吊り下げてある」のですが。
■ワイパーの掃除
カーペットクリーナー 粘着 | |
しばらく使っていると、ケバケバの部分が結構汚れてきます。
汚れているとホコリの吸着力が弱くなるので、掃除道具の掃除が必要です。
かんたんなところでは、窓から手を出して、それをパンパンってはらうだけでも結構復元します。
私は数日〜1週間に一度くらい、カーペットクリーナー 粘着(いわゆる「コロコロテープ」)で、ケバケバのホコリをとってゴミ箱にポイッ。時間にして10秒ほど。
■掃除に始まり掃除に終わる
掃除をすること自体は良いことだというのは、多くの人の共通認識かと。
ただ、それに10分や20分、下手をしたら1時間もかかるようだと、どうしても始めるまでの心理的にハードルが高くなります。その結果掃除する間隔が長くなって、その分、部屋や机の上はホコリをかぶったり、乱雑になったりします。
これが数秒ですめば、ハードルは格段に下がるわけです。
ハードルが下がって、頻度が上がるといつもきれいな状態になります。
「割れ窓理論」じゃないですが、ちょっとホコリがあるだけでも気になって掃除をするようになります。だって数秒あればきれいな状態に戻るので。
ちなみにこれをやるようになってから掃除機を使わなくなりました。
そんなに大仰な掃除をしなくてもきれいなので。
家にカーペットとかがあれば掃除機は必要ですが、それ以外の場所では、これだけで十分掃除が行き届いた状態になってます。
お手軽だし、壊れないし、安いもんなのでそこらじゅうにおけます。
手元にありさえすれば、気になった瞬間に使えますから。