まあ、実害があるわけではないので、放置している事が多いのですが、古い PC をバックグランド処理ように運用していると、どうも気になります。
以前の記事で紹介した Glary Utilities で時々消してはいるのですが、どうも 100% クリアはしてくれないようなので、「インターネット オプション」から履歴の削除を自動的に実行できるような UWSC ツールを作ってみました。
■インターネット履歴を自動的に削除するスクリプト
UWSC スクリプトといっても簡単なもので、作成時間は10分ほど。
単にインターネット オプション を立ち上げて削除ボタンを押して終了するだけのプログラムです。
☆――――――――――――――――――――――――――
DOSCMD("inetcpl.cpl")
ID = GETID("インターネットのプロパティ")
ifb ID > 0 then
SCKEY(ID, VK_ALT, VK_D)
ID = GETID("閲覧の履歴")
ifb ID > 0 then
SCKEY(ID, VK_ALT, VK_D)
sleep(10)
ID = GETID("インターネットのプロパティ")
SCKEY(ID, VK_ESC) // VK_RETURN でも問題なし
else
print "Cookie 履歴が立ち上がりません"
endif
else
print "インターネットオプションが立ち上がりません"
endif
sleep(3)
――――――――――――――――――――――――――☆
まあ、こんなのが必用な方がいるかどうかはわかりませんが、もし気になったら試してみてください。
やり方は、上記の囲みのエリアをコピーして、メモ帳に貼り付けて、それを適当な名前で保存します。
たとえば、IEclear.uws とか。拡張子は UWS にしてください。
で、UWSC を立ち上げて、そのスクリプトを読み込みます。
あとは実行ボタンを押すだけ。
自動的に実行するためには、タスクスケジューラで、
タスクの作成
で新しいタスクを作成します。
実行プログラム (uwscのパス)
オプション このファイル
を指定して、週に一度くらい勝手に実行するようにしておけば完了です。
多分こんなスクリプトを作らなくてもちゃんと削除してくれるいいフリーソフトがいっぱいありますが、いろいろインストールすると何がなんだかわからなくなるので、なるべく簡単なものは自作するようにしています。そのほうがちょっとした追加機能も作りやすいですし、動作も自分の環境に合わせて作れるので、結局探し回る、テストするという時間をつかわなくて済むので。
■スクリプトの解説
簡単にスクリプトを解説してみます。
☆――――――――――――――――――――――――――
DOSCMD("inetcpl.cpl")
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インターネット オプション を起動します。
☆――――――――――――――――――――――――――
ID = GETID("インターネットのプロパティ")
ifb ID > 0 then
――――――――――――――――――――――――――☆
アプリが立ち上がったかどうかを確認します。
立ち上がったら、ID が正になるので、アプリのダイアログを操作します。
☆――――――――――――――――――――――――――
SCKEY(ID, VK_ALT, VK_D)
ID = GETID("閲覧の履歴")
ifb ID > 0 then
SCKEY(ID, VK_ALT, VK_D)
――――――――――――――――――――――――――☆
立ち上がったインターネット オプションのダイアログで、ALT+D キーを押して、閲覧履歴の削除ダイアログを出します。
削除ダイアログがでたら、ALT+D を押すと削除が始まります。
☆――――――――――――――――――――――――――
sleep(10)
ID = GETID("インターネットのプロパティ")
SCKEY(ID, VK_ESC) // VK_RETURN でも問題なし
――――――――――――――――――――――――――☆
適当な時間待ったら、インターネット オプション のダイアログを終了させます。
☆――――――――――――――――――――――――――
else
print "Cookie 履歴が立ち上がりません"
endif
else
print "インターネットオプションが立ち上がりません"
endif
sleep(3)
――――――――――――――――――――――――――☆
エラー処理です。