ところが何もツールを使わずにキーを使っているとこれらのキーはキー配列の中で端っこの方にあってすぐに押せません。
■AutoHotKeyでリマップする
一番良く使うキーを一番推しやすいところに持ってきておくと操作が素早くなります。
カーソルキーは、ずいぶん昔は「ダイヤモンドキー配列(ダイヤモンドカーソル)」と言って、SDEX キーと CTRL キーの組み合わせで実現しているソフトが結構有りました。
詳細は Wikipedia でどうぞ。
ダイヤモンドカーソル
ただ、Windows のクリップボードという便利な機能が一般的になると、
CTRL+X 切り取り
を使うためにダイヤモンドカーソルとバッティングするようになりましたので、最近はエディタでもダイヤモンドカーソルを初期値にキーアサインをしているものは見かけなくなりました。
もちろん、あとから設定で変更はできますが。
ちなみに、ダイヤモンドカーソルは以下の様なものです。
CTRL+A : 1文節左
CTRL+F : 1文節右
CTRL+S : 1文字左
CTRL+D : 1文字右
CTRL+E : 1行上
CTRL+X : 1行下
当然、エディタで再設定できても、その他のソフトでは使えません。
結局、すべてのソフトのキーのアサインが統一できないので、OS が当初持っているキーアサインを邪魔しないように作るしかないんですね。
私はそのために、AutoHotKey(以前は enthumble)を使うようになりました。
過去記事でも何度か紹介してますが、この AutoHotKey はマクロも使える優れモノ。
詳細はこちらのページで。
AutoHotKey
AutoHotKeyWiki
■カーソルキーの割り当て
いろいろカーソルキーの割り当てを変更してみましたが、一番効率が良かったアサインは
[無変換]+K : 1文字左
[無変換]+L : 1文字右
[無変換]+J : 1行上
[無変換]+; : 1行下
でした。
[無変換]というキーを修飾キーに使うことによって、左手親指で操作ができます。
で、右手でカーソルキーを押すのですが、そのときにホームポジションにあるキーをカーソルキーにすることで、指を移動させずに押せるようにアサインするわけです。
それ以外のキーだと
指をそのキーまで移動させる
無変換キーを押す
対象のキーを押す
というように3アクションになるのですが、上記の設定だと2アクションでできます。
当然時間的に見てもこれが最短。
ちなみに、BS,DEL,ENTER も押しやすい位置に優先的に割り当ててます。
[無変換]+D : BS
[無変換]+[スペース] : ENTER
[無変換]+N : DEL
[無変換]+N は指を動かさないといけないですが、一番素早く動くのが右手の人差指なので、これを使ってます。
最初は、S キーも使ってみましたが左手親指で無変換を押しながら、S キーを押すのは反応がちょっと鈍かったので。
ここらへんは利き手、利き指に依存するかも。
キーのアサインは慣れの問題だけなので、何が最も小さな動きで操作できるのかを考えて、最短になるように、使用頻度ごとに優先順位を決めると高速に入力できるようになります。
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