朝、「あれ、定期持ったっけ?」ってポケットの中を探り、仕事中に「確か、似たような資料を前に作ったよな〜」とライブラリを探し…
そのときに「ああ、あった。良かった」で終わらせちゃうともったいない。
改善のチャンスなんですよ。
■探しものから無理やり価値を産ませる
基本的に探しものは価値を産まないです。探したものを使って初めて価値を生むわけで、探さずに手元にあればすぐに使い始められたものを、探している時間が余計にかかっているだけのことです。
だから、繰り返しですが「探しものは価値を産まない」です。
ただ、私は超ケチなので、転んだらついでに石ころでも拾っておきたい!
ということで、価値を産まない探しものに価値をくっつけるようにしています。
■探したという経験を投資に回す
つまり、どういうことかというと、
探したという事実を持って、改善のネタにする
ようにしています。
つまり、何かを探したということは、それは必要なものがすぐに見つかる状態になっていなかったということです。逆に言えば、つぎに同じチャンスが来れば、探さなくてもいいようにすれば、次の必要なときには価値を生む作業だけに集中できることになります。
振り返りをしたら、それを次に活かせば、そのミスはミスではなく改善のための投資――訓練――になっているわけです。
■過去の改善事例
たとえば、過去にはよく携帯をいつも持ち歩いていて、使い終わったらそこら辺に適当に置くものだから、次に使おうとしたときに手元になくて探し回ってました。これを改善したのが、
置くべきところに置くと失せ物がない
という記事。
定期も
ズボンの右ポケットに入れる
ズボンをかえるときにはカバンの左ポケットに入れる
と決めています。さらにちょっと縁の硬い定期入れに入れています。
そうすると、歩くだけでちょっと腿のところに定期入れの感触があるので、ポケットに入っているのはポケットを探らなくてもわかります。
当然、ズボンの右ポケットは定期専用でそれ以外のものを入れません。
そこに入っていれば、改札の直前でさっと出せますしね。
そういえば、時々改札の前で立ち止まってポケットを探っている人がいますよね。「こうしたら?」って教えてあげたい衝動にかられたりします…
それ以外にも
・ボールペンは右の胸ポケットに入れてから仕事を始める
・机に座るときにはボールペンを右手のちょっと外側に置く
・メモ帳(付箋紙)は持ち歩くもの全てに貼り付けておく
・アプリは名前順にソートしてショートカットをワンキーで開けるフォルダに置く
・最近使ったファイルのショートカットを別フォルダにバックアップしておく(Windows)
・机の中を押し出しファイリングする
などいろいろ。
過去記事の多くのちょっとした Tips は探しものをしたことから生まれました。
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