2020年05月11日

任意のフォルダに素早くアクセスする方法


過去記事で何度か紹介していますが、私はマイドキュメントフォルダにはちょっとしたショートカットしか入れておらず、普段使うフォルダは別のフォルダにしています。

 C:\_Usr\job

Cドライブの直下に、"_usr" というフォルダを作り、そこに仕事関係、プライベート関係、参考資料(自炊本)などのフォルダを配置しています。


この理由は、ひとつの PC を複数のユーザ名で利用しているため。Windows では別のユーザでログインすると基準となるドキュメントフォルダが変わってしまうため、同じフォルダになるように Windows の管理外に専用フォルダを作って管理しています。
もう一つの理由は、Windowsのマイドキュメントの下にファイルを作ると、ときどきアクセス権限が特定のユーザに限定されてしまう場合があって、ユーザを切り替えたときに、アクセスできなくなってしまうことがあるため。

この別のユーザフォルダを作るという方法は、Windowsの標準ドキュメントの管理外なので、上記のようなメリットはあるものの、ファイルへのアクセスがちょっと不便です。エクスプローラなどからアクセスするためには、エクスプローラで何度かクリックしないとそこにたどり着きません。マイドキュメントフォルダならワンクリックなのですがね。

そこで、そのフォルダに簡単にたどり着けるように幾つかの Windows の機能を使っています。


■マイドキュメントフォルダにショートカットを置く


何かのファイルを編集していて、「ファイルを開く」や「名前をつけて保存」をすると最初に開くのは、マイドキュメントフォルダです。

マイドキュメントフォルダって意外と深い階層にあるので、そこから C: ドライブのルートに戻って、"_usr" フォルダに行ってというのは面倒です。

指がキーボードのホームポジションにあるのであれば、"C:\_usr" ってタイプしてリターンキーが最も近いのですが、マウスを握っているときにこのダイアログが出ると、キーボードに手を戻す必要があります。

そこで、最初に開くであろうマイドキュメントフォルダに "C:\_usr" へのショートカットがおいてあります。
もちろん、仕事用では "C:\_usr\job"、プライベート用では "C:\_usr\Private" への2つのショートカットが作ってあります。

■Listary


"Listary"というのは、Windows 用の常駐ソフト。

 Listary

たとえばファイルを開くときに「開く」というダイアログボックスが表示されますよね。

そこでファイル名を入力するテキストの入力ボックス以外のところにフォーカスを移動して(多分1〜2度TABキーを押せばOK)、ファイル名やフォルダ名をいきなりタイプすると、そのファイルやフォルダが候補として表示されます(インクリメンタルサーチします)。

で、必要なフォルダが見つかったところでリターンキーを押してやると、そのフォルダを「開く」ダイアログボックスにそのファイル名を渡してくれます。

私の場合はこうしたダイアログボックス一度 TAB キーを押してテキストボックスからフォーカスを外して、"job" とタイプしてリターンキーを押せば、そのフォルダへジャンプできます。

よく使うフォルダは登録しておいてやれば候補の先頭に出ますし、検索対象のフォルダを登録しておけば、そこから優先的に表示してくれます。

また、このソフトは実行ファイルでも検索できるので、実行ファイル名がわかっていれば、スタートボタン→アプリ名とやるのではなく、いきなり、実行ファイル名をタイプすればアプリを立ち上げることも可能です。簡易的なランチャーとしても機能します。

■ファイラー


私がファイル操作をするときに最も使用頻度が高いのが、NexusFile という2画面ファイラー。

これで、CTRL+1 とすると、C:\_usr\job フォルダが開きます。
ワンキーでたどり着けるので、個人的にはもっとも使用頻度が高いやり方です。

■タスクバー


タスクバーって、Windows で立ち上がっているアプリの一覧や右側に常駐ソフト、現在時刻が表示されてますよね(標準では画面の下)。

多くの人はこのツールバーはそのくらいにしか使っていないと思います。

ところがツールバーには、自分が定義したメニューを置くことができます。

ツールバーを右クリックして

 「ツールバー」→「新規ツールバー」

を選択してやると、フォルダの選択画面が出ます。

よく使うフォルダやアプリを登録すれば、そのフォルダにあるファイルやフォルダはタスクバーからアクセスできます。

さらに、このフォルダは複数個登録可能で、右よせで表示されますので、マウスでワンクリックで必要なフォルダを開くということができます。
まあ、私はマウスをそれほど使わないので、たまにしか使いませんが・・・

色々登録しておくとその時のシチュエーションに合わせて、自分のよくアクセスするフォルダにたどり着けるので、ちょっと作業が素早くできるようになります。

■同じテーマの記事

スマホで頑張って入力したら辞書に入れる

スマホの日本語入力は私はすごく遅いです。最大でも1分間に60文字くらい。まあ、これでも最初の頃と比べると早くなった方ですが、いくらやってもこれ以上は早くならないみたい。短縮入力ができるようにするスマホの日本語入力にかぎらず、Google日本語入力や ATOK などもそうなのですが、過去に入力したことのある単語だと「予測候補」に表示してくれるようになります。これが入力速度をかなり改善してくれます。ところが、これは変換キーで区切ると、まとまりとしては認識され..

モニタの電源を切る方法

ちょっとした操作で、モニタの電源をそのばその場の都合に合わせて、モニタの電源を切る方法をご紹介します。在宅勤務はメインモニタをメインじゃないPCで使う在宅勤務をしている場合、基本的に自前のPCは使えません。最近は、企業の情報流出など情報管理の問題もありますし、会社ネットワークに自前のPCを接続して、ウイルスを会社に投下するようなマネもできません。このため、在宅勤務では、会社から支給されたPCでしか仕事ができないようにするのが一般的なようです。単に仕事場所..

スマホ自炊にはスタンドが必要

私は殆どの本は電子媒体で読んでます。まず価格から見ても電子媒体が有利ですね。でも一番ありがたいなあと思うのは、どれだけ大量の本を持っていても 300グラム(Nexus7)。ちなみに、私の環境ではクラウドに2000冊くらいのビジネス書があります。さっきこの記事を書くために数えたら、小説やマンガを含めると…。これが無料で保有できる(ネットの通信費はかかりますが)。本日は、紙媒体の本を電子媒体にする、いわゆる自炊の方法について。本を取り込む方法本を取り込む方法..

インデックス読書術

読み返すことが読書の入り口ビジネス書を読んだら、そこに書いてあることを実行しなさいとはよく言われますが、だからといって、単にその著者の行動や指針をそのまま受け入れても、環境が違うので、同じ結果が出るわけではありません。もちろん、実行するのは最終的に自分のせいかを出すためのステップではあるのですが、最初の入り口は、気に入った本を何度も読み返して、著者の意図をしっかり読み取ることだと思います。私は1年の目標として、年間200冊の読書を目標においてますが、実際繰り返し..

環境を構築する1

仕事のツールとして、一番良く使うのはPCでしょうかね?多くの人がPCで、メールをやり取りしたり、プレゼン資料を作ったり、データを整理したり、契約書を作ったりと何らかの形でPC操作が仕事をする上で必要になっているのではないでしょうか。昔(といっても10年〜20年)は、PCがまったく操作できない。メールも書けないので、他の人にそれを頼んでやってもらうという上司も居ましたが、さすがに今時そんな人は居なさそうですね。ツールを改善する道具である以上、使いやすくして..

気持ちだけ論理的5段階評価

GTD(Getting Things Done)にはタスクの優先順位決定のための4つの基準モデルが示されています。ところが、実際にこれをどのようにして優先順位を決めればいいのかは記載がありません。4つのタスク優先順位決定の指標最初に、その優先順位決定のための指標をご紹介します。・状況・使える時間・注げるエネルギー・優先事項それぞれについて考えてみたいと思います。状況場所的な制約を考えること。今この場で何ができるか?ということです。また、現在トラブルが発..

posted by 管理人 at 04:10| Comment(0) | PCアプリ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前:

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント: