ところが Windows のバージョンによって設定のありかがちょくちょく変わるようで、複数の PC を持っていると古いバージョンの Windows も混在したりして、たどり着くのが簡単じゃない。
特に私の場合、スクリーンセーバーの設定、マウスの反応速度の設定、画面の色の設定はちょくちょく変更するのですが、これが Windows7 と Windows10 では違うのでいつもたどり着けない。
■Contra君に聞く
あまり使わないような機能は、私はいつも Contra 君に聞くようにしています。
WIN キーを1回押して、そのあとにたどり着きたいものを入力すれば、候補に表示されるので、↓キー、Enter で開くことができます。
まあ、汎用的な方法としては、一番ラクだし、特に設定もいりません。
ただ、幾つかの機能の名前は検索してもでてこない場合があります。
一つの例が「スクリーンセーバーの設定」。
Windows7だと、「スクリーン」まで入れると候補に「スクリーンセーバーの設定」が現れるのですが、Windows10では出てきません。
最近覚えた方法が、WIN+R の「ファイル名を指定して実行」で、"control desk.cpl,,1" と入力すること。
これで、スクリーンセーバーの設定が立ち上がります。
■CPLファイルの機能一覧
よく使うものは
access.cpl | ユーザー補助のオプション |
appwiz.cpl | プログラムの追加と削除 |
desk.cpl | 画面のプロパティ |
hdwwiz.cpl | ハードウェアの追加 |
inetcpl.cpl | インターネット オプション |
intl.cpl | 地域と言語のオプション |
joy.cpl | ゲーム コントローラ |
main.cpl | マウスのプロパティ |
mmsys.cpl | サウンドとオーディオ デバイス |
ncpa.cpl | ネットワーク接続 |
nusrmgr.cpl | ユーザー アカウント |
powercfg.cpl | 電源オプション |
sysdm.cpl | システムのプロパティ |
telephon.cpl | 電話とモデムのオプション |
timedate.cpl | 日付と時刻 |
bthprops.cpl | Bluetooth デバイス |
Firewall.cpl | Windows ファイアウォール |
wscui.cpl | アクション センター |
colorcpl.exe | 色の管理 |
mblctr.exe | Windows モビリティ センター |
mobsync.exe | 同期センター |
utilman.exe | コンピューターの簡単操作センター |
wuapp.exe | Windows Update |
です。さらに、これらの中にはオプションを取るものがあります。
appwiz.cpl | プログラムと機能 |
appwiz.cpl ,1 | プログラムの取得 |
appwiz.cpl ,2 | Windows の機能 Windows の機能 |
appwiz.cpl ,3 | プログラムのアクセスとコンピューターの既定の設定 |
desk.cpl | 画面の解像度 |
desk.cpl ,1 | スクリーン セーバーの設定 |
desk.cpl ,2 | 個人設定 |
desk.cpl ,5 | ウィンドウの色とデザイン |
powercfg.cpl ,1 | 電源オプション([詳細設定]タブ) |
control.exe admintools | 管理ツール |
control.exe system | システム |
control.exe userpasswords | ユーザー アカウント |
control.exe userpasswords2 | ユーザー アカウント([ユーザー]タブ) |
control.exe update | Windows Update |
diskmgmt.msc | ディスクの管理 |
gpedit.msc | ローカル グループ ポリシー エディター |
覚えきれませんが、よく使うものは、だいたい履歴に入っているので、履歴をカーソルキーで選択してやれば、素早く表示することができるようになります。
詳しくはこちらへどうぞ。
コントロール パネル ファイル (.cpl) の説明
■Shell コマンドで立ち上げられるもの
以前の記事でもちょっとふれましたが、Windows でよく使うフォルダは、Shell コマンドで立ち上げることが出来ます。
例えば、「最近使った項目」は、
WIN+R→「ファイル名を指定して実行」
shell:recent と入力
リターン
で最近使った項目のフォルダのエクスプローラが開きます。
私がよく使うのは、
shell:My Music | ミュージック |
shell:My Pictures | ピクチャ |
shell:Personal | ドキュメント |
shell:recent | 最近使った項目 |
shell:SendTo | 最近使った項目 |
■AutoHotKey でワンキー起動ができるようにする
よく使うものは、AutoHotKey でワンタッチで起動できるようにしちゃうと便利です。
◇――――――――――――――――――――――――――
vk1Csc079 & A:: run, wscui.cpl ; アクションセンター
――――――――――――――――――――――――――◇
こんな感じです。
この例では、変換+A でアクションセンターが立ち上がります。
私は、AutoHotKey でカーソルキーなどの機能キーを「無変換+**」に割り当てているので、それらよりは使用頻度が落ちて、別機能を使うようなものは、変換キーに割り当ててます。
あとは、覚えやすい先頭文字を考えるだけ。
アクションセンター → A
スクリーンセーバー → S
色とデザイン → C (color)
ディスク管理 → D
:
:
こんな感じにね。
◇――――――――――――――――――――――――――
vk1Csc079 & a:: WinRun("appwiz.cpl") ; プログラムの追加と削除
vk1Csc079 & c:: WinRun("control") ; コントロールパネル
vk1Csc079 & d:: WinRun("powercfg.cpl ,1") ; 電源プラン
vk1Csc079 & m:: WinRun("main.cpl") ; マウスのプロパティ
vk1Csc079 & m:: run shell:My Pictures ; マイピクチャ
vk1Csc079 & r:: WinRun("shell:recent") ; 最近使った項目
vk1Csc079 & s:: WinRun("desk.cpl ,1") ; スクリーンセーバー
vk1Csc079 & t:: WinRun("timedate.cpl") ; 日付と時刻
vk1Csc079 & w:: WinRun("desk.cpl ,5") ; ウインドウのデザイン
; WIN+R で「名前をつけて保存」ダイアログを開き
; コマンド str を実行する
WinRun(str)
{
Send, #r
sleep, 200
Send, %str%
Send, {Enter}
}
――――――――――――――――――――――――――◇
私の定義はもっと多いですが、まあ、これを見れば変更はそれほど難しくないかと。
ちなみに、run コマンドでなく、Windows の「ファイル名を指定して実行」を使っています。
これは、run だと "," のパラメータがちゃんと渡せなかったためです。どなたかやり方をご存じの方はご教授ください。