Windows10 からはなにもしなくてもできるようになりましたが、クリップボードに入れたテキストをコマンドプロンプトに貼り付けたいことがよくあります。
たとえば、パスが通っていない実行ファイルを実行するにも、Windows の U/I からは簡単ですが、コマンドプロンプトでやろうとすると、そのパスも含めて完全なファイル名がわからないと出来ません。
ところがたいてい Windows のアプリは階層が深いか、名前がが長くて覚えにくいところに実行ファイルがあります。
入力するときにパス名を途中まで入力しておいて、TAB キーを押せば、入力保管してくれるのでパス名をタイプミスすることは少ないのですが、1フォルダづつ入力しないといけないのが手間。
私は、Perl や UWSC などのツールをよく使うので、これも勝手にスクリプトファイルを探してくれなくて、パスまで入れないといけないのが面倒。
■パス名は Windows のツールに探させる
そこで、いつも
ClipName
というツールを使って、エクスプローラからフルパス名をコピーして使ってます。
NexusFile なら、目的のファイルにカーソルを置いて ALT+RETURN でフルパス名が取り込めるようにしてあります。
もし、どこにあるかわからなくなってしまったら、 ファイル検索ツールの出番です。
ファイル検索ツールを使って目的のファイルを探させて、それを ClipName で取り込みます。
■コマンドプロンプトでは CTRL+V が効かない
Windows10では解消されましたが、クリップボードに入ったテキストをコマンドプロンプトで貼り付けるためには、マウスで右クリックして「貼り付け」を選ぶ必要があります。
過去記事でも何度もふれてますが、私は基本的にはマウスを使うのが嫌いです。作業効率を落とすので。
そこで、AutoHotKey を使って、コマンドプロンプトで現在のカーソル位置にクリップボードのテキストを貼り付けられるようにしています。
やり方はとっても簡単で
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#If WinActive("ahk_class ConsoleWindowClass")
^v::Send,!{Space}ep ;貼り付け
return
#IfWinActive
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で完成。
これは、ALT+SPACE を押してやって、「編集(E)」→「貼り付け(p)」を押しているだけです。
■Windows7では必須
未だに Windows7 のマシンを何台か使ってますので、この機能は現時点では必須の機能。
これを定義してから、作業がとっても楽になりました。
コマンドプロンプトをあまり使わない人には、大した意味はありませんがね。