Excel でたとえば3,000行もある表にオートフィルで数字を入力するときに、右下のオートフィルのアイコン(太い+記号ヤツ)をひたすら下にドラッグして表の最後までスクロールし終わるのを待っているような作業、やりますよね。
そのうめ自動スクロールなので、行き過ぎてなにもないところまで行ってしまって、行きつ戻りつしている姿も時々見かけたりします。
そんなことしなくても簡単にできる方法があるのに…
■オートフィルをすべての行に適用する方法
たとえば、セルA1からA3000まで数字を入力するときには、
A1に「1」を入力
A1の右下にマウスを持っていく
ダブルクリック
で表全体に「1」がコピーされます。
順番に数字を増やしたいときには、その状態で表示されるオートフィルオプションのダイアログ(小さなボタンのあつまりみたいなの)をクリックして、「連続データ」を選択してやれば、全部が連番になります(つまり、1〜3000が入力される)。
オートフィルというと、ドラッグして入力するもののように捉えている人が多いですが、実はコンね機能もあるんですね。
■SHIFTキーと併用する
同じく、行を選択するときにも、先頭行をクリックして、そこからず〜っとドラッグを一生懸命し続けて、最後の行まで選択しているような作業には、SHIFT キーを併用するととても簡単に領域が選択できます。
たとえば、A1 から F100 までを選択したいときには、
A1をクリック
F100を SHIFT + クリック
これで選択ができます。
■ノートPCで威力を発揮する
マウスを使っていれば、まだ根性でなんとかなるときも多いですが、ノート PC のタッチパッドだと、ドラッグ操作ってすごくやりにくいです。
私は、打ち合わせに PC を持っていくときには、マウスは持ち歩かずタッチパッドを使います。
まあ、基本的にマウスを触るのが嫌(作業性が落ちる)なので、キーボード主体で操作する方法を体に覚えさせていて、マウスを使うことが少ないからでもあるのですが、もう一つの要因は、打ち合わせスペースにマウスを忘れてくることが頻繁にあるためです。
自席に帰っていざマウスを触ろうとすると、「お!?マウスがない…」ということで作業が中断されます。前に使っていた打ち合わせスペースに行くと次の人がもう打ち合わせをやっていて、そこに割り込んでいくのでとっても気が引けます。
ということで、
マウスは持ち歩かなければ忘れてくることもない。
長距離のドラッグ操作が不得意なノート PC でも簡単に素早く操作ができる方法を調べておくと、Windows って案外いろいろな機能が搭載されているものです。
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