2017年12月05日

リピートキーを定義してキータイプを簡略化する

PC で作業するときに最もよく使うキーは何か、調べたことはありますか?

私の場合は、カーソルキーでした(4割くらい)。

なにしろ勢いで入力するので、日本語として成立していない文章だったり、前後関係がおかしかったり。
メニューを選ぶときも、ショートカットを全部覚えているわけではないので ALT キーのあとにカーソルキーでメニューを展開したりして、非常に頻繁にカーソルキーを使います。


とくに文章を入力しているときのカーソルキーの連打が結構あります。これをなんとか簡単にできないものかと工夫したのが、AutoHotKey のカーソルキー連打定義です。

■カーソルキーを連打する場合


たとえば、

 「記者が汽車で帰社した」

っていう文章を打とうとして、確定してみたら

 「汽車が汽車で帰社した」

になっていた、という場合。

確定した直後にはカーソルは「帰社した」の後ろにありますね。で先頭の文字に移動するためには、カーソルキーを 11 回打たないと先頭には戻れません。

テキストエディタだと「単語単位に移動(サクラエディタの場合)」みたいな機能があって、文字種が変わるまで戻る(進む)事もできますが、それでも 6 回連打が必要です。

こういうときに、カーソルキーを連打するので、打鍵回数だけみるとカーソルキーが異様に多くなるわけです。


■まとめて入力する


で、あまりにもイライラ面倒なので、AutoHotKey で余っているキーに、カーソルキー連打をするように設定しました。

たとえば、[無変換]+F には「→」キーを 10 回発生させるように定義するには以下のようにします。

◇――――――――――――――――――――――――――
vk1Dsc07B & f:: Send, Blindright 10
――――――――――――――――――――――――――◇


AutoHotKey では、キーの名称の後に1スペース空けて数字を書くと、その回数分キーを連打してくれます。

これだけの定義で、打鍵回数は 10回 → 1回 に。

さらに、テキストエディタ以外でも有効なので、Excel, Word, メモ帳 で編集するときにも活躍してくれます。

私の場合は、右側の HJKL に←↓↑→ のようにキー割り当てをしているので、キーボード左側の ASDF ←↓↑→ の 10 回発生版を登録しています。

◇――――――――――――――――――――――――――
vk1Dsc07B & a:: Send, left 10
vk1Dsc07B & s:: Send, down 10
vk1Dsc07B & d:: Send, up 10
vk1Dsc07B & f:: Send, right 10
――――――――――――――――――――――――――◇


上記の例と違って、Blind は付けてません。これは SHIFT キーと組み合わせて、選択の範囲拡大にも対応するためです。

カーソルの移動が 8 回でいいときや 12 回のときなど、すべてのパターンに対応できるわけではありませんが、左へ 8回なら

 左へ10回、右へ2回

と考えれば、3回の打鍵で移動できますので、まあ我慢できる範囲かな…、と。

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