自分の机で人と話をするときも含めて、私はまず、メモ帳(ポストイットですが)の近くにボールペンを出して、芯を出した状態で近くに置きます(手に持ったままということもよくありますが)。
■話を聞くときの姿勢
ちょっと気になるときがあるのですが、打ち合わせ場所に入ってきて、PC やノートを置き(広げるわけではなく閉じたまま)座って、そのまま腕組みをして、開始の合図を待つ人がいます。
ツワモノになると、上司や役員のいる会議で手ぶらでやってきて、そのまま座り「とっとと始めてくれよ」状態の人がいたり……。
※さすがにそういう人は役員のそばには座らず、壁際の隅っこの方に座る場合がおおいですが
っていう書き方をすれば、「それはイカンよね〜」って言っているようなモンですね。
多くの人は「傾聴」っていうキーワードは聞いたことがあるでしょうし、研修を受けたこともあるかもしれません。
かくいう私も、初めて聞いたのはそのたぐいの研修でした。
まあ、傾聴の研修などではノートの取り方は教えてくれませんし、ノートを取るよりも「話を聞く姿勢を作りなさい」と言われるので、ノートとは関係ないですが、すくなくともそういう人は、話している人から見ると、話を聴く姿勢が作れていないような気がしますね。
特に注意をする人もいませんが。
■素早くメモをとれますか?
まあ、話をしている相手が気分がいいかどうかは別にしても、その会議に呼ばれたということは、その会議の内容が何らか自分の仕事に関係しているはずです。
そして、その結果が自分に影響のあること、つまりは自分のタスクに影響したり、直接的に宿題を言われたりするわけです。
その瞬間に、さっとメモが取れないと、記憶はすぐに曖昧になります。
またその宿題がでた経緯もメモしておかないと、「これって何に必要なんだっけ…?」みたいな状態になります。
正確な議事録は別途出してもらえるとしても、議事録には自分に影響のある事柄が綺麗並べて書いてあるわけではなく、議事の抜粋にすぎません。要するに議事録にはすべてが書いてないのが普通です。
なので、自分に影響することは自分で記録(正確に記憶)しないといけないわけです。
メモはそのために必要です。
ところが、「あ、これ自分に影響する」って思った瞬間に
「あ〜ノートの白紙のページは……」
「ボールペンの芯を出さないと…」
って考えると、その考えが先になってしまって、覚えておこうとした事柄を忘れてしまう場合があります。私のワーキングメモリが少ないだけかもしれませんが。
■あとは書き始めるだけの状態
そうした「記録するための準備動作」を一切さきにやっておくと、必要な瞬間に必要な作業が始められます。あとは、ボールペンの先をノートにくっつけるだけなわけです。
ボールペンを持ってなかったとしても、ボールペンの芯の先が出ていれば、ボールペンに手を移すだけです。
多くの人が持っているボールペンはノック式だと思います。
ノック式はボールペンを手に持って、いちど軸を握るような形になってノックしてから、書くために持ち替えないとかけません。その時間やく1秒前後。
この時間を「もったいない」と思うか、必要になったときにやっても同じ時間かかると思うかは人それぞれかもしれませんが、少なくとも私は
メモが即座に取れる姿勢で話を聴いてくれる
人の方に好感を持ちますし、自分でもそうするようにしています。
メモが素早く取れて、相手から交換をもってもらえる、たった1秒のちょっとした作業ってコスパが良いと思いません?
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