まあ、よく言われることですが、なかなか「この本を読む目的や目標」って決めてかかれないです。私は年間100〜200冊のビジネス書を読んでたりしますが、そこまでちゃんと決めて読み始めるのは1割ないかも。あとはセレンディピティっていうか、一期一会。要するに出たとこ勝負。
■本を読む目標を明らかにする方法
まあ、殆どの本は「ちょっと気になった」程度で読んでいるのですが、基本的に小説やマンガなどではやらないことをやってから読むようにしています。
最初のうちは意識しないとやれなかったですが、いまでは本を読むまえの儀式みたいなカンジ。
何をやるかというと、目次を読んで気になったキーワードを書き留めておくってことです。
時間は5分〜10分。
タブレットやPCで電子化した本を読むときには、そのファイルの先頭にメモとして残しておきます。紙の本を読むときには大判の付箋に書き留めて、本の栞代わりにします。
このやり方のアイディアはこの本から頂戴しました。
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●MMOSTを使って大量の知識を獲得し、記憶する
脳と記憶の最新の併究結果を取り人れて組み企てられたマインドマップを活用する学習法 MMOST(Mind Map Organic Sutdy Techniqu = マインドマップ有機的学習法)をかんたんにご紹介しよう。
読書をするときにも、一度だけ読むよりも、段階を経て複数回読むほうが記憶に残りやすい。
MMOST は準備ステップと応用 の 4 ステッブで構成される。
MMOST の全体像
・準備の 4 ステップ
ステップ1: 「ブラウジング」で全体にざっと目を通す
ステップ2: 読書の「時間と量」を決める
ステッブ3: 既存知識の「マインドマップ」をかく
ステッブ4: 「質問」をつくり「目標」を明確にする
・応用の 4 ステップ
ステップ1: 「概略」を読む
ステップ2: 「要点」を読む
ステップ3: 「詳細」を読む
ステッブ4: 「仕上げ読み」をする
トニー・ブザン(著) 『マインドマップ記憶術 (トニー・ブザン天才養成講座)』
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「どこにそんなことが書いてあるんじゃ」かもしれませんが、私の中ではつながっているんですよ。
ステップ1,3,4です。
・ブラウジングする
私は本をペラペラめくって高速に重要なポイントを探すなんて言う芸当はできません。なるべく高速に読みたいとは思っていますが、のめり込んでしまうと、1行一句読んでしまうほうです。
だから、ブラウジングという行為は目次でします。
目次を見れば、そのホンに書いてあることは、なんとなくつかめますので。
・既存知識の「マインドマップ」をかく
で、このときに目次の中に書いてある気になる単語を書き出すわけです。
書くときには箇条書きを意識しません。どちらかと言うと
章で気になった単語
その下の節の関連しそうな単語
を抜き出します。マインドマップっていうにはかなり恥ずかしいシロモノですが、自分の知りたいコトの概要がそこで出来上がるわけです。
なぜ気になったかというと、自分が知っていそうで十分知っていない単語がだいたい気になります。何かのキャッチコピーみたいな単語にはあまり反応しません。これは「売らんかな」的な文章がちょっと嫌い、という自分の性格が影響しているかもしれませんが。
・「質問」をつくり「目標」を明確にする
で、けっきょくそれを書き出した事自体が「質問と目標」になります。つまり、それが読了後にわかったような気になることが目標になるわけです。
たいていは、読書記録をつけるときに、その説明を要約して書くので、まあ、それなりに理解したのではないかと。
「何を読みたいか」を明確にしているので、読了後にそれが理解できていないと、もう一度読むことになります。
どこに書いてある化は明確なので探すのには手間取りません。また、付箋代わりにしているので、「それ」を忘れてしまうこともありません。嫌でも目に入りますから。
電子化している場合でも、そのコメントを読んだところまで移動させています。
これはひとつのアプリで複数の本を開いたりすると、どこまで読んだかわからなくなる場合があるからです。
たとえば、PDF なら AcrobatReader で読むのですが、メールに PDF が添付されてきて、たまたまそれを開いたりすると、その前に読んでいた PDF の位置は記憶されてません(記憶されている場合もあってどういう仕様なのかよくわかりません…)。そのときに、読みたいことのメモのコメントが書いてあるページがマーカになります。
■仕上げ読みをする
上述しましたが、仕上げ読みは記憶のためには絶対必要です。
これは、意識しないとできないので、私は
キーワード
説明の要約
をセットに書き写すことにしています。
ある程度自分の言葉に直すことで記憶に定着するようになる気がしています。
なので、読書記録は必須ですね。
読書記録の書き方については過去記事
読書記録をつける
本を書き写す
読書は2度する
などに書きましたのでそちらを参照。
■参考図書 『マインドマップ記憶術 (トニー・ブザン天才養成講座)』
立ち読み可 | <記憶力世界選手権の創設者トニー・ブザンに学ぶ「正しい脳の使い方」> マインドマップの“いちばんわかりやすくて手軽な入門書”として大好評の『トニー・ブザン天才養成講座』シリーズの第3弾は「記憶術」です。 トニー・ブザンは学生時代から数十年に渡って脳と記憶の研究を続け、その長年の取り組みの結実としてマインドマップを発明しました。 本書は、トニー・ブザンの長年の研究成果である「だれもが天才的な能力を発揮できる正しい脳の使い方」のエッセンスです。 マインドマップ未体験の方には「学習と記憶の入門書」としてお読みいただけるとともに、マインドマップ学習の土台作りができます。 マインドマップ学習中の方には、理解を深め、飛躍的に力を伸ばすきっかけとなるでしょう。 また、公認インストラクターによる日本語のサンプルマインドマップが豊富に入っているので記憶術を学びながら、 マインドマップを描く力もさらに高まります(本書をご購入いただいた方は、本書に掲載されたマインドマップをダウンロードしてご活用いただけます。) 天才たちの脳の使い方を学び、あなたの脳の可能性を解放するアイデアとテクニックが96ページの中にコンパクトにおさめられた1冊です。 |
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マインドマップ記憶術 (トニー・ブザン天才養成講座) 著者 :トニー・ブザン | 楽天では見つかりませんでした | DMMでは見つかりませんでした |
●本書を引用した記事
記憶の10の基本原則
記号で会話
再体験をする
●このテーマの関連図書
マインドマップ読書術(トニー・ブザン天才養成講座)
マインドマップ超入門(トニー・ブザン天才養成講座)
マインドマップ勉強法脳を飛躍的にパワーアップする技術
マインドマップ(R)forkids勉強が楽しくなるノート術
マインドマップ資格試験勉強法
トニー・ブザン頭がよくなる本日本語第4版