仕事で Excel を使っていると、金額をたくさん入力する時があります。家計簿なんかでも同じですが、金額のときには、千円、百万円でカンマ区切りすることが多いですね。
英語で書くなら、千(3桁)区切りも仕方ないかもしれませんが、あの習慣、ヤメてくれないかな。読みにくくて仕方がない。
とはいえ、まあ、みんなそうしているのだから自分だけ逆らって、1万円区切りでカンマを入れたら、そこだけで資料に突っ込まれてしまうので、やむを得ず、千円単位でカンマを入れてます。
■千円で切りそろえる
単純に千(3桁)で切るだけなら、リボンに "," のボタンがあるので、数字のセルを選択した状態で、このボタンを押すだけでできます。
ただ、ある程度大きな数字だと、千円単位とか百万円単位とかで表示することが多くなります。
たとえば、
234,567,890
ではなく、
235百万円
みたいに表記するわけですね。(「百万円」の部分は表の下の方に記載することも多いです)。
※省略した部分は四捨五入
※これを、すっと「2億3千5百万円」と読める人はそれだけで尊敬に値する
まあ、ベタ打ち(直接 "235百万円")って書く方法もありますが、それだと合計も手計算で面倒なので、書式設定でこの表示になるようにします。
■3桁区切りで端数四捨五入の書式設定
3桁区切りにして端数四捨五入するには、
対象のセルを選択した状態で、CTRL+1を押します。
※もちろん、マウス操作でリボンから選ぶことができますが、こういうのは素早くやれるようにショートカットを覚えておくといいです。
そうすると、「セルの書式設定」のダイアログが開くので、そこで、「ユーザ定義」を選んで、「種類」のテキストボックスに
#,##0,
って書きます。最後は OK ボタン。
まあ、それぞれの記号の意味はありますが、おまじないだと覚えておけばいいです。
もっと細かく制御したいときには、それぞれの意味は適当に調べてください。わりと簡単にみつかります。
百万単位にしたいときには、最後に "," (カンマ)を追加します。
単位も同じセル内に書きたいときには
#,##0,千円
です。
■符号によって色を変える
符号によって色を変えたいときには、以下のように書きます。
#,##0,_ ;[赤]-#,##0,
マイナス記号を ▲ にしたければ
#,##0,_ ;[赤]▲#,##0,
こちらも記号の意味については説明省略。
意味を覚えると、いろいろ応用は聞きますが、数字の表記はこのくらいしか使わないので、応用する必要自体があまりありません。
単純に記憶しておくのがコスパが良いかと。
記憶するのも面倒なので、私の場合は、ArtTips というクリップボード拡張ツールに覚えさせておいて、それをメニューから呼び出して入力させてます。
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