フリーで高機能な IME である Google 日本語入力の各種ツールを呼び出すのは、言語バーのツールアイコンをクリックしてメニューを選択するのが一般的ですが、「GoogleIMEJaTool.exe」にコマンドラインオプションを渡してやっても、同様の処理が出来ます。
私はちょっとした文章を書いて、「これ、また使うよな…」と思ったものは、最初の数文字だけで変換候補として上がるように、すぐに辞書登録をしちゃいます。その作業自体も効率的にやるためには、思った瞬間に辞書ツールが立ち上がらないと、何を思ったのか忘れちゃいます。
■単語登録をワンキーで起動する方法1
単語登録をワンキーで呼び出せるようにするには、
・言語バーのツールアイコンをクリック
・プロパティを選択
・キー設定の選択→編集
・編集→エントリの追加
で、
モード:直接入力
入力キー:CTRL+F1
コマンド:単語登録を起動
モード:入力文字なし
入力キー:CTRL+F1
コマンド:単語登録を起動
モード:直接入力
入力キー:CTRL+F2
コマンド:辞書ツールを起動
モード:入力文字なし
入力キー:CTRL+F2
コマンド:辞書ツールを起動
の4つのエントリを追加してやります。
これで、CTRL+F1/F2 で単語登録と辞書ツールが起動するようになります。
■コマンドラインから起動(AutoHotKeyを利用)
このキー設定で登録する場合、PC や ユーザごとに設定しないといけません(あるいは、すべての PC で同じキー設定をインポートするようにするか)。
私は、合計 7 台のPCを使っているので、それがまた面倒なので、ひとつのファイルを登録しておけばできるように、AutoHotKey で起動できるようにしてみました。これなら、スクリプト(のあるフォルダ)を同期するようにしておけば、どう変更しても、全部同じ操作で作業できるようになります。
辞書ツールを起動するには
"C:\Program Files (x86)\Google\Google Japanese Input\GoogleIMEJaTool.exe" --mode=dictionary_tool
を run コマンドに投げてやれば OK です。
同じく、単語登録をするには、
"C:\Program Files (x86)\Google\Google Japanese Input\GoogleIMEJaTool.exe" --mode=word_register_dialog
です。
ただし、GoogleIMEJaTool.exe は私の環境なのでパスが違うかもしれません。
エクスプローラで、"GoogleIMEJaTool.exe" を検索してみてください。
ちなみに、パラメータは
・手書き文字入力
--mode=hand_writing
・文字パレット
--mode=character_palette
・辞書ツール
--mode=dictionary_tool
・単語登録:
--mode=word_register_dialog
・プロパティ:
--mode=config_dialog
です。
AutoHotKey に登録するには、AutoHotKey のスクリプトに、以下の行を追加してやれば OK です。
◇――――――――――――――――――――――――――
vk1Csc079 & g:: run C:\Program Files (x86)\Google\Google Japanese Input\GoogleIMEJaTool.exe --mode=dictionary_tool
――――――――――――――――――――――――――◇
この場合は 変換+G を押すと単語登録が立ち上がります。
AutoHotKey の場合、コマンドを " (ダブルクォート)でくくらなくても立ち上がるみたい…。
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