過去記事でも何度か書いてますが、PC はキーボードで操作したほうが素早く操作ができます。
なにしろ、マウスみたいにたった2つしかボタンがないものと比べれば、100個もボタンがあるので、いろいろな機能をいきなり指定できます。
もちろん、ちゃんと整備してないと使えないですし、習熟も必要なので、最初はマウスのようにグラフィカルにやり取りする方法のほうが効率がいいかもしれませんが、慣れてしまえばこっちのほうが圧倒的に早くなります。
■エクスプローラでフォルダを移動するコツ
エクスプローラでフォルダを素早く移動するコツは
ALT+D
BS
ALT+↑(上向きカーソルキー)
を覚えるだけです。たった3つ。
■ALT+D
このショートカットキーは、アドレスバーを選択します。
これに続いて、行きたいフォルダを直接タイプすれば、マウスでたどるよりも簡単に目的のフォルダにたどり着けます。
全部タイプする必要はありません。途中までフォルダ名をタイプすれば、選択肢が表示されるのでカーソルキーで選択していけばいいです。
■BSキー、ALT+↑キー
初心者向けのエクスプローラの操作の説明で、「BSキーで上のフォルダに行く」と書いてあるものを見かけたことがありますが、これは間違い。正しくは、前のフォルダに戻るです。
たとえば、フォルダへのショートカットを選択して、ENTER すると、そのフォルダに移動しますが、BS キーを押すと、そのショートカットが置いてあったフォルダに戻ります。
たとえば、
C:\Users\ユーザ名\Documents
というフォルダに
C:\Users\ユーザ名\Favorites\リンク
へのショートカットが置いてあったとして、このショートカットを選択すると、C:\Users\ユーザ名\Favorites\リンク に移動します。この後、BSキーを押すと、C:\Users\ユーザ名\Favorites (親のフォルダ) ではなく C:\Users\ユーザ名\Documents に戻ります。
そこで、上(親)フォルダに移動するには、
ALT+↑
キーが必要になります。
ショートカットをよく使うフォルダに置くのはもちろんですが、その付近のフォルダに移動しようとすると、このALT+↑が案外重宝します。
■小ネタ
●ファイルのフルパスを取得する
メールなどにファイルのありかを書く場合が結構ありますよね。「ここにおいたから〜」っていうような場合。
結構多くの人のメールに、フォルダ名とファイル名が分離されて書かれていることがあります。
◇――――――――――――――――――――――――――
ファイルはこっちに置きました。
\\(サーバ名)\(なが〜いパス名)
(ファイル名)
――――――――――――――――――――――――――◇
こんな感じ。
私はそういう書き方をしないのですが、どうやら原因は、ファイルのフルパスを取得するときに、
アドレスバーのフォルダ名を選択してコピー
→貼り付け
ファイル名を「ファイル名の変更」でコピー
→貼り付け
拡張子を追記
ってやっているみたい。
そりゃ手間だし、間違いも起きるわな。
簡単に間違いなくやるには、クリップボード拡張ツールを導入することですが、なにもない場合でもフルパスを取得する方法があります。
ファイルを選択した状態で CTRL+C
ってやることです。これはファイル自体をコピーしたみたいですけど、実はファイルの本体とファイル名がクリップボードに入ります。
そこで、メモ帳を開いて、CTRL+V ってやると、ファイルのフルパスが抽出されます。
それをもう一度コピペすれば、間違いなくフルパスのファイル名がメールに張り付きます。
こうしてメールを送れば、相手はそのリンクをクリックするだけでそのファイルを開くことができます。
前述のように分離されたパスとファイル名のような場合には、一旦そのリンクをクリックしてフォルダを開き、ファイル名を探さないと開けません。似たようなファイルが並んでいるフォルダだったりすると、ミスも起きるし相手も自分も面倒くさい。
こんなやり方をちょっと知っていると便利かもしれません。
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