日誌や Web で調べたことなどを Microsoft OneNote にいつも保存しています。最初は Evernote でやっていたのですが、会社で使うのは Microsoft Office なので、やっぱりマイクロソフトの製品のほうが相性が良いのと、Evernote は無償版だといろいろ制限ができちゃったので、全面的に OneNote になりました。
ただ、OneNote ではページはそれぞれ独立で、入り口ページとかが作れません。作れないのであれば、それができるようにしちゃおうということで、OneNote を開くと常に同じページが開き、ワンキーでそのページに飛んでいけるようにしてます。
ここでは、私のいつも開いているページである「タスクリスト」のページを参考に具体例をご紹介します。
■目次ページがほしい
ページ数が数千ページ近くなってくると、どこになにがあるのやら状態になります。
「ちょっとやりたいかな」と思ったことも OneNote にメモを残すのですが、そのメモ自体が見つからない。
もちろん、検索すれば出てくるのですが、キーワードを間違えると発見できません。たとえば、「買いたいモノ」とかでメモしておいて、「購買」で検索してもヒットしませんよね。なるべくキーワードは同じものを使おうとはしているのですが、やっぱりその場の勢いで書くと微妙に違うキーワードになってしまって…
で、「OneNote で目次ができないか?」といろいろやってみたのですが、やっぱりできないみたい。
こんなことを思ったのは、タスクリストを OneNote に作り始めたためです。
当然、タスクの行には、「タスクノートシール」をくっつけるので、「ノートシールを検索」とやると大量のリストが出てきます。
これはこれで便利なのですが、検索結果の運動サイズが小さい!
もっと全画面を使って広々と表示してほしいし、タスクは上位のプロジェクト(これもタスクの一種かも)に結びついているので、述べたらに表示するのではなく、グルーピングしてほしいわけです。グルーピングして表示するためには、単なる一次元のリストではなく、改装構造をもたせたいわけです。
これがやれないので、結局 Excel に戻ったり、やっぱり OneNote でなんとかしようと思ったりで試行錯誤。
結局現時点はこんなふうに落ち着いています。
■タスクリストのページ
クイックノートのセクションの先頭に「★タスクリスト★」っていうページを作ります。
OneNote は作ったノートがリストの一番最後になるので、タスクリストは一番目立つように先頭に移動しておきます。
で、ここにタスクリストをドンドン書いていきます。
タスクの詳細は新しいノートに作ります。
要は思いついたら新しいノートを作ればいいのは普通に使うことと変わりませんが、そこに「タスクノートシール」は付けません。その表題を選択して右クリック、「段落へのリンクのコピー」でリンクを取得し、タスクリストのページに、タスクノートシールをつけてそのリンクと表題を書いておきます。
こうしておくと、タスクリストの目次ページが出来上がります。
OneNote では段落に階層を作って、その階層を展開したり閉じたりできるので、階層構造も機能します。
これで全画面に表示される階層化されたタスクリストが出来上がりです。
もちろん、ノートを特別に起こすまでもないタスクリストは、そのタスクリストのページに直接書き込みます。
■タスクリストにワンキーでジャンプする方法
ここまでできたら、あとはワンキーで「★タスクリスト★」にジャンプできれば、いつでも簡単にタスクリストにジャンプするようにするだけです。
やりかたは、ワンノートへのショートカットを取得して、そのショートカットにショートカットキー(わかりにくいですね)を割り当てるだけです。
OneNote の左側に表示されているページのリストから目的のページを右クリックして、
「ページへのリンクをコピー」
というメニューを右クリックします。
デスクトップ画面を右クリックして
「新規作成」
「ショートカット」
をクリックします。ここで出てきた「ショートカットの作成」ダイアログで
「項目の場所」
のテキストボックスに CTRL+V すると OneNote のページへのリンクが張り付きますので、
「次へ」
で、「ショートカットの名前」で「★タスクリスト★」と入力して完了です。
再びデスクトップに戻って、「★タスクリスト★」を右クリックして「プロパティ」を選択します。
そのダイアログで「ショートカットキー」に CTRL+ALT+0 とか適当なショートカットキーを割り当ててやれば完成。
私は、AutoHotKey で
◇――――――――――――――――――――――――――
vk1Dsc07B & 0:: run (onenoteショートカット)
――――――――――――――――――――――――――◇
のように、無変換+0 に機能を割り当てています。
OneNote は2重に開かないので、OneNote を開いた状態で、このショートカットキーを押すと、今開いている OneNote でそのページが開きます。つまりどこにいても、どのような状態であってもかならず同じページにジャンプすることができるようになります。
意外と便利ですよ。
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