Windows には「最近使った項目」というのがあって、よく使うファイルやフォルダが自動的に収集されています。
ここにはファイルやフォルダのショートカットが蓄積されていますので、最近編集したファイルや開いたフォルダなどをもう一度開きたいときにとても重宝します。
■ショートカットを利用する
まあ、一般的には、「最近使った項目」を開いて、そのショートカットを開くと目的のファイルやフォルダが開けるので、普通に使っていればいいですが、ショートカットには面白い機能があって、
「目的の場所を開く」
っていう機能が使えます。名前はフォルダとファイルの場合で違っていて
フォルダ: フォルダの場所を開く
ファイル: ファイルの場所を開く
なのですが(まんまですね)。キー操作だと全く同じキー操作で使えます。
[OPTIONキー]、[Iキー]
の2アクション。
この機能は別に「最近使った項目」に限った話ではなく、ショートカットファイル全般に言えることなのですが。
■そのフォルダの最新ファイルを探す
よくファイルを更新するときにファイル名にバージョン番号を付けて管理しているかたがみえます。
たとえば、
aaa.pptx
っていうファイルを作っておいて、みんなに「このファイルを編集してください」ってアナウンスするのですが、だんだん変更が加わってくると、
aaa_v1.pptx
さらに
aaa_20180606.pptx
なんて日付になったり。
こうしたときに、過去に編集したファイルを追加編集しようとすると、古いファイルに変更を加えてしまうことになります。
ファイルのショートカットは、そのファイルが対象であることが前提なのです。当たり前ですが。
私の PC 内の管理ルールは
ファイル名を変えないことにしていますので問題はおきません。どうやっているかというと、別のフォルダに最新ファイルを別のファイル名でコピーしちゃっておけば、完全な履歴を残すことが可能です。
一方で、こうしてバージョンごとにファイル名を変えるルールで運用されているような共有フォルダの場合は、ファイルのショートカットから編集するのは危険なんです。
そこで、共有フォルダのファイルを開くときには、必ず
そのファイルがあるフォルダを開いて最新ファイルを目視判断するということにしています。過去に発表をするときに自分の変更が反映されていないことが何度もありましたので(ファイル名が変えられて私は古いファイルを編集していた)、
危険回避のためです。
このときに、「最近使った項目」からそのフォルダに簡単にたどり着ける機能ってとっても便利なのです。
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