先日家の倉庫の整理をしました。
まあ、猫の額なみの庭の片隅ににおかれた倉庫なので小さなものですが、でてくるわでてくるわ。よくこんなに詰め込んだものだってくらい。
最近買った散水用ホースとか(なんだ、買わなくても良かったじゃん!)、壊れて動かなくなった扇風機だとか。
庭中に全部広げて、「これはいる」「これはいらない」って振り分けたらとっても倉庫の半分以上は空きました。捨てに行くのがこれまた人仕事で……。
こんなもの後生大事に抱えていたんだ…、ってちょっと関心。
きっと、そのときには「後でまとめて捨てよう。でもとりあえず今は倉庫に入れておこう」って思ったんだろうなぁ。
教訓をひとつ。
後で片付けるの後は永久にこない
■少ないリソースで最大の成果を出す方法
本日のオススメビジネス書はこのブログでは珍しく、発売したばかりの本。
『ストレッチ 少ないリソースで思わぬ成果を出す方法』
本書は、このタイトルに「少ないリソースで最大の成果を出す方法」惹かれて買いました。
私のポリシーとしては、
立っている者は親でも使え。あるリソースは徹底的に使え
なのですが、結果としては「倉庫」にムダなリソースを溜め込んでいたり、「倉庫」というリソースがゴミで満足に使えない状態になっていたりして、ポリシーと行動にずいぶん違いがある…のですが、まあ、
やれていないからスローガンがある
安全じゃない職場のスローガンは「安全第一」
ということで、ポリシーはスローガンに格下げして、さも自分ができているかのように、自慢げに本書をご紹介することにします。
■ピンポイント引用
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・隣の芝生にばかり気をとられていては、すでに手元にあるリソースを有効活用できない。悪くすると、「うちには何もない」という考えにとらわれてしまう
・すでに成功を収め、満足しているとき、人は本能的に現状を維持したくなる。リソースの使い方にしても、過去にうまくいったのと同じやり方を踏襲しがちだ。だが、そのあいだに世界は変わりつづける──仕事は進化し、顧客の好みは変化し、ライバルは成長(縮小)し、家族は歳をとり、技術は進歩する。すると、かつては大いに役立ったリソースが急速に価値を失っていく
・社会的比較は、つねに自分より持てる者と比べることで、創意工夫によって達成できるはずの多くの成果を見失わせてしまう
・通常、人は歳をとるにつれて社会的慣習にからめとられ、何か道具があっても、一般的な用途以外の使い道を思いつけなくなる
・イーサンの考えによると、ワンピースとしてつくられているからといって、必ずしもワンピースとして着なければならないわけではない。彼はハサミを手にすると、ショルダーストラップを切り取り、リボンをあしらって、これを「ピーチコート」と銘打った。売れないワンピースは新しい魅力的な商品に変身し、水着コーナーの花形になった
・世の中が生産中心にまわっている時代は、交響曲のように仕事をするのが理にかなっていた。目標は矛盾をなくすことだった。しかし、個人の表現、適応性、創造性が中心の世の中、意外性に満ちた世の中になると、新たな曲調を学ぶ必要が出てくる
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■リソースを徹底的に活用するヒント
本書は、「お片付け」の本ではなく、今あるリソースをどのように活用するかの発想を誘導してくれます。
たとえば、スマホはゲームとネットをするだけでなく、自分の知識向上に役立ったり、生産性を向上できる道具になったりします。リラックスするための環境を作ることもできます。型落ちの PC は自宅で家庭用セキュリティシステムになれます。
普段持ち歩いているボールペンに導電性のキャップ(アルミホイルでも可)を被せると、スタイラスペンになります。
ようは、今あるものを、ちょっと発想を変えると思わぬ効果が生まれる場合があるわけです。
「アイディア」のタネとして再読の価値あり。読み返したい本なので電子化して PC に保存。
※ちなみに、この記事作成時には、まだ電子書籍(Kindle)にはありません。
■参考図書 『ストレッチ 少ないリソースで思わぬ成果を出す方法』
「人材」「資金」「ツール」の不足…… その制約を逆手にとれ! 私たちはみな 「すでにあるもの」だけで もっと成果を上げ、 もっと強い組織を築き、 もっと仕事を楽しみ、 もっと大きな幸福を手にできる ── 「ストレッチ」とは、 これを実現するための考え方であり、 技能であり、ワークスタイルである。 ●画期的アプローチに各氏絶賛!! 私がつねに評価するのは、こちらに挑みかけ、考えさせ、「建設的な不快感」をもたらす書物である。 その結論が調査・研究に基づいていれば、なおよい。 本書はそのすべてを実現している。 この本を読んで成長する機会を得られたことに感謝したい。 ──ジム・コリンズ 『ビジョナリー・カンパニー』シリーズ著者 ソネンシェインは才能豊かな思想家で、 その知見は10年以上もの間、私の仕事を研ぎ澄ます後押しをしてくれた。 彼のこの魅力的なデビュー作によって、 「ストレッチ」は今後、注目されるスキルになるだろう。 ──アダム・グラント 『GIVE & TAKE』著者 本書は傑作である。 制約があるからこそ人は解き放たれること、 「もっともっと」とほしがることが、 精神的にも仕事や人生の成功にもよくないことを教えてくれる。 紹介されているストーリーや緻密なリサーチも素晴らしい。 おまけに全編にわたって著者の温かさや知恵があふれているので、 楽しみながら読める。 ──ロバート・サットン スタンフォード大学教授 驚きと楽しさの連続。 読めば誰でも、手持ちのリソースを精一杯活用したくてたまらなくなるだろう。 あなたも創造性が高まり、責任感が高まり、満足度が高まり、 まさに「高まり尽くし」になるに違いない。 ──ダニエル・ピンク 『モチベーション3.0』著者 |
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ストレッチ 少ないリソースで思わぬ成果を出す方法 著者 :スコット・ソネンシェイン |
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