私自身が気に入っている自分の性格というと「面倒くさがり」です。とにかく面倒くさいことが嫌いです。
以前の記事で「初手、王手飛車取り!」という記事を書いたのですが、何事もそんな感じ。とにかく一直線にゴールに行きたい。できることならワープがしたい。
■知らないことはできない
何をするにしても、最短距離でやりたいのですが、最短距離で行くためには、どのコースが最もゴールに近いのかを知らないとできません。
なので、「知るため」に結構多くの本を読んでいます。
このブログではそうした本の中で効率化に役立ちそうなものだけを紹介していますが、実際に抜書きしているものは、結構いろいろなジャンルがあります。
日本人の平均読書量が年間 12〜3 冊だそうですが、ビジネス書関連だけでも10倍くらいは読んでます。というか平均値が少なすぎ(笑)。
だいたい、1ヶ月も同じ本を読み続けていたら飽きるだろうが…。
※「毎日、本を読む」という前提自体が違っているのか?
まあ、いずれにせよ、「本を読む習慣をつける」のはおすすめの習慣の第一番。
せめて1日1時間は読書に使うと、その先にいろいろ「いいこと」がありますよ。
その「いいこと」のひとつが、面倒が回避できる知識が身につくことなのです。
………たとえば………
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●知識のストックが生み出すもの
本を読むことは論理力を鍛えることになると同時に、自分の中に知識を増やすことにもなるから、お勧めなんだ。論理力がいくらあっても、知識がなければ、論理的に話すことも、書くこともできない。知識があるから、論理力が生かされるんだよ。
以前説明されたときは、何となくしかわからなかったけれど、今はよくわかります。知識が増えると、話すことが楽になるし、面白くなってきました。自分の中の知識から、論理的に話すときの具体例やエピソードをあげられると、うれしくて。
ゆいちゃん、すごく成長したね。見直したよ。
前はダメなヤツだと思ってたんですか1?
褒めてもらえたのはうればうれしいけれど、ちよっとショックですー
い、いや、そんなこと思ってなかったさ…… 。でも、わずかな期間で論理力を身につけて、知識も増やしているから、びっくりしたんだ。
知識のストックを増やすには、新間や本を読んで印象に残った言葉や文章をノートに書きとめたり、パソコンに入力して保存しておくといい。記憶というのは時間が経っと薄れてしまうものだから、保存しておかないと、本当の意味でストックしたことにならないよ。
私の場合は、ストックしたいt 思った文章に出合ったら、その要約をノートに書いていた。
私はパソコンに入力しています。フオルダをいくつかつくって、関連したストックをまとめておくと、すこく役に立ちます。
私の時代はパソコンがなかったからなあ。ゆいちゃんの世代がうらやましい。まあ、方法はパソコンでもノートでも何でもいいんだ。
とにかく知識のストックを増やすことが大事なんだ。それから、折に触れてそのストックを読み返す。何度も何度も読み返すことで、記憶として定着し、頭の中にも知識のストックができていくんだよ。
頭の中に知識がストックされていったら、今度はそのストックを頭の中で筋道立てて説明してみよう。この作業はとても大切だ。これを繰り返していくうちに、そのストックが自分なりに消化されて、完全に自分のものになるんだ。さらに、論理的に筋道を立てて考えることが、論理的に話す訓練にもなっている。
自分のストックがいくつもできあがった頃には、意識しなくても論理的に話せるよ、つになっている。
出口汪(著) 『出口汪の論理的に話す技術』
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ちょっと会話文を書き写したので読みにくいですが、本書は噛んで含めるような説明が良いですね。
結局本書では、読書によって
・論理力が身につく
・知識が増える
の2点を言っていますが、そのやり方として、「キーポイントを書き写す」という作業を進めています。
これは、大人の読書の基本中の基本ですね。
絶対におすすめ。「OCR をして終わり」とか「読んで終わり」じゃだめとは言わないけど、より投資対効果が高くなります。
■参考図書 『出口汪の論理的に話す技術』
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●本書を引用した記事
失敗を恐れず、発言の機会を求めよう
発言は文章で書いてからそれを読み上げるように
●このテーマの関連図書
出口汪の論理的に考える技術(ソフトバンク文庫)
出口汪の論理的に書く技術(SB文庫)
出口汪の「すごい!」記憶術(SB文庫)
出口汪の「好かれる!」敬語術(SB文庫)
論理思考力をきたえる「読む技術」(日経ビジネス人文庫)
[出口式]脳活ノート