2020年07月13日

仕事や勉強のインターバルの効果的な使い方


ポモドーロテクニックにあるように、人間の集中力には限界があります。よく言われるのが1時間〜2時間が限界というもの。ポモドーロテクニックだと、30分ごとに時間区切り、25分集中5分休憩などとしていますね。

ところが、この休憩時間をどう使うかということは書いてないものが多いです。

休憩というと、なにか飲み物を飲んだり、席を立って体を動かしたり……と、「たり」ばっかりです。つまり、「作業でないなにか」でしかないわけです。


どうして誰も説明してくれないんだろう?

■30分ごとに休憩が取れるか?


ポモドーロテクニックは私もよく使ってます。

 「よ〜し、これから30分でこれを仕上げるぞ!!」

って、タイマーを書けると俄然集中モードになります。1日に何回もできるわけではありませんが。

で、30分後に「よ〜し、できた!!じゃぁ休憩」って1時間位ぼんやりWebを眺めて……(こういうのを「バカ」って言うんだな〜)。

とはいえ、30分ごとにコーヒーを飲んでたら多分糖尿になる(私はコーヒーには砂糖を入れる派)。
30分ごとにタバコを吸いに行けばさすがにまずかろう……


■休憩をするのではなく、頭の使い方を切り替える


私はよく本をOCRしておいて、それを読み上げソフトで聞きながら散歩するのですが、これが意外に良いです。散歩するという健康に良さげな軽い運動をしながら、ビジネス書を読んだり、小説を読んだりできるわけです。このおかげで年間200冊超の本を読んでます。

ところが、この読み上げをしているときに話しかけられたりすると、相手の話もわからないし、読み上げをしている本のスジもわからなくなります。聖徳太子じゃないんだから…。

何が言いたいかと言うと、脳の使う部位が違っている(運動に関するものと思考に関するもの)と、同時処理ができるのですが、思考や聞き取りという同じ部位を使うものは同時動作(いわゆるマルチタスク)できないんですよ。

逆に言うと、脳は今使っている部位以外は実は何もしていない。

なので、何かの提案書のアイディアを考えているときには、運動を伴うようなもの(たとえば、タイピングだとか文章・プレゼン資料の仕上げみたいなもの)は休憩しているわけです。あるいは、読書をするような作業も同じです。

なので、休憩ではなくて、

 異なる作業をする

というのが脳にとってはインターバル(休憩)になるわけです。

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●休時間の意外な使い方とは?
私は体想時間に読みたい本を読むようにしています。「休の時間に読書をしたら、脳の休想にならないのではないか?」と思う方もいるかもしれません。でも、勉強する科日が違えは、またはインブットする情報の種類が違えは、人間は使う脳の場所が違うようなのです。

単に説明すると.数学の勉強して飽きた場合.数学の勉強に飽きたのであって、勉強自体にきたわけではあリません。勉強する科日を切リ替えて、こんどは埋料の勉強をすれば、すんなリ続けられるわけです。ある一つのことを勉強し、休想時間に読書をするわけですから.私の勉強や読書の効率は飛躍的に上がりました。

ある兼業作家は、机を2つ持っているそうです。一方の机で小説を書き、それに行き詰まったら(飽きたら)、もう一方の机に向かい別の仕事をしますそれに飽きたら、また最初の机に向かって小説の創作活動に戻ります。

これはインブットやアウトブットする情報の種類が違えば脳はれないことの証明です。

ですから、たまされたと思って休懇時間に未読本を分程度読んでみてください。勉強の合間の休想時間を有効活川すると、月に1〜2冊の本はあっという間に読めます。これで「忙しくて本が読めない」という言い訳はなくなリます。

私はアメリカ留学中には、休時間に日本から持って行った司馬遼太郎の本を読んでいました第英語漬けの生活の中で、しはしホッとする時間が持てたのを覚えています。

古市幸雄(著) 『「1日30分」を続けなさい!人生勝利の勉強法55
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つまり、ポモドーロテクニックにおける5分というのは、休憩ではなくて別の作業への切替時間(いわゆる段取り時間)にするわけです。

さすがに本書で紹介されているみたいに、机を2つ持つわけには行かないので、一旦今だしている資料を片付ける、開いたウインドウをすべて閉じる。そうして、新しい気持ちになって、種類の異なる作業をするというのが、仕事の処理効率の面でも、健康にもいいみたいですね。



■参考図書 『「1日30分」を続けなさい!人生勝利の勉強法55




人生の勝利に学歴は関係ない!社会人になってからどれだけ勉強するかが、その人の人生を大きく左右する。あまたある既存の“勉強本”に足りない「具体的な勉強法」を詳細にき詰っている人、スキルアップを図りたい人、老いも若きも、男も女も・・・・輝く人生を手にいれたい人のための福音書になるはず!「な~んだ、こんな簡単なことでいいのか!?」のノウハウ満載。





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「1日30分」を続けなさい!人生勝利の勉強法55
著者 :古市幸雄
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●本書を引用した記事
 仕事や勉強のインターバルの効果的な使い方
 就寝時間は制御できない。制御できるのは起床時間
 腹五分目

●このテーマの関連図書


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