仕事をして成長する、ようするに、より仕事ができるようになるためのいちばん大事なことをあげるとしたら、私は
振り返りをすること
だと思っています。
■何を学び、どのように変わるか
結局、成長というのは、特定の出来事から、
どのようなことを学び取り、それを今後にどのように活かすか
ではないかと思います。
どれほど優秀であっても、仕事がうまくできようとも、永久に同じことを繰り返すだけだったら、やがてそれは普通のことになってしまい、いつかは「他より劣る」ことになります。進歩している人がいるのだから。
うさぎとかめの話ではないですが、最終的にはゆっくりでも進み続けるものが強いのですよ。
■振り返りをするための質問
振り返りのためには、いろいろなテンプレートがあります。YWTとかKPTとかKPTAとか。まぁネットでググればいっぱい出てきます。
私は毎日の出来事に対して少なくとも1件以上は振り返りをして、日誌に残すようにしています。
学ぶことなんて、そこら中に落ちてます。ただ、すべての出来事についてそれをやろうとすると、とってもたいへんですので、「1つだけでいいから今日より明日が良くなるようにする」というのが長年の目標。
まあ、そのおかげで(「おかげ」じゃなく偶然かもしれませんが)、それなりの地位をいただくになりました。
その方法のひとつがアメリカ軍で採用されている AAR という手法です。
AAR:After Action Review
日本語にしてしまえば、「行動の後の振り返り」ですかね。
■AAR
AARの詳細を書き始めてしまうと、本が1冊かけるくらいなので、省略してエッセンスだけ紹介します。
それは以下のような質問を自分に投げかけることです。
・その行動の目的・目標はなにか?
・その目的・目標は達成できたか?
・達成できなかったとしたらそれはなぜか?
その目的・目標を達成するために、次にどのようなアクションを起こすか?
・達成できたとしたら、それはなぜか?
つぎに設定すべき目的・目標はなにか? どのようなアクションを起こすか?
・次に同じ行動をするときに、注意するべき点はなにか?
・行動の中で良かった点はなにか? それはなぜか?
・行動の中で反省すべき点はなにか? どうすればよかったか?
以上、6つの質問にたいして、答えを書き出していきます。
考えるだけではだめで、書き出すことは必須。それは、はっきりとした言葉にしないと脳が明確な認識を持てないからです。極力端的な言葉がいいです。
一方で書き出す以上のことはしない場合が多いです。
もちろん、次のアクションをリストアップするので、それは ToDo リストに入れますが、それ以外は単に反省文を書くだけです。
大した理由はありませんが、明確な文言にすれば、それは脳の中に引っかかりとして残ります。それはやがて次に同じような行動をするときに、「事前チェックリスト」に脳内で勝手にリストアップしてくれますので、そのときになって初めてチェックリストとして書き出せばいいだけです。
■フィードバッククエスチョン
同じような質問が書いてある本がありました
★P214〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓
●7つのフィードバッククエスチョン
・よくできた点は何か。
・それはなせうまくいったのか。
・今後も続けた方がよいことは何か。
・うまくいかなかった点は何か。
・それはなぜうまくいかなかったのか
・今後やめたほうが良いことはなにか
・今後改善すべき点はどこか
谷原誠(著) 『「いい質問」が人を動かす』
――――――――――――――――――――――――――――★
これも良さげですね。
■方法は何でも効果があります
究極的なことを行ってしまえば、方法は何でも良いかと思ってます。
ようするに、振り返りをして、課題を明確化することさえしていれば、それは次回から自動的に意識にのぼります。振り返らないと同じことを繰り返します。脳が課題を認識できていないからです。
仕事をしていれば、全く同じ仕事は2度とありません(ちょっとした環境まで含めれば)。なので、「次にこの仕事をするときのためのチェックリスト」なんて頑張って作っても大した効果はありません。もし全く同じ仕事が合ったとしても、何千何万というチェックリストの中から、その仕事を探し出すだけで大変でしょうから。コスパがあわない。
それなら、脳みそに放り込んでおいて、脳に自動的に抽象化と重要度振り分けをやらせちゃいましょう。脳はそういうの得意ですから、勝手にやってくれます。
それを目指すなら、まず、意識可能な言語化すること。それさえやっていれば、どのような方法でも結果は同じになります。
■参考図書 『「いい質問」が人を動かす』
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