もし、なにか毎日やる習慣をつけたいのであれば、とっても楽で確実な方法がひとつあります。私はこれで、毎晩のストレッチや瞑想、日誌を書く習慣などいくつかのことを習慣化してきました。
■卓上カレンダーで習慣を作る
その方法とは、卓上カレンダーをつかうことです。
習慣化したい事柄の数だけ卓上カレンダーを用意します。といってもいきなり10個も、というのは無理なので、まぁ1柄2つに絞るといいでしょう。
で、それを毎日見るところにおきます。サインペンと一緒に。サインペンはカレンダーに直接引っ掛けれるようなものを選んでおくとなくなりません。
百均に行けば投資は200円です。
私は、ベッドに横になったときに見える位置の壁にフックを出して、カレンダーをぶら下げてます。
それで、毎日、習慣化したいことをやったら、その日付のところにバッテンを大きく書き込みます。
以上で終わり。
それ以上のことはやる必要がありません。寝るときに嫌でも目に入るので、ほぼ確実に思い出します。「あ、バッテンを付けなくちゃ!」と(「ゲッ、やり忘れてた」という日も)。
元ネタはこちら。
▼『DeepWork大事なことに集中する[カル・ニューポート](4478068550)』P100〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓
●チェーン方式
サインフェルドのアドバイスはこうだ。「より優れたコメディアンになるには、より優れたジョークをつくり出すことだ」。それから、そのためには毎日、ジョークを書くことだと言い、その習慣を身につけるための手法も明かした。
壁にカレンダーを貼り、ジョークを書いた日に、大きな赤いバッ印をつける。「数日でチェーンができる。それをつづければ、チェーンは日々長くなっていく。やがてチェーンを見るのが好きになる。
とりわけ数週間つづいたときには。あなたはただ、チェーンを切らないようにすればいい.
このチェーン方式)は、まもなく物書きやフイットネスマニア――困難なことをやりつづけることに生き甲斐を持っ人々――に盛んに使われるようになった。
そして私たちにとっては、ディープ・ワークを生活に組み込む方法の一例になる。
つまり、"リズミックな考え方" である。ディーブ・ワークに取りかかる最もたやすい方法は、それを単純な一定の習慣にすることだ。
言い換えれば、ディープ・ワークに取りかかる時と場合を決めることに、"リズム" をつくり出すことだ。チェーン方式は、その好例になる。
リズミックな考え方を実践するもう一つの方法は、チェーン方式の代わりに、毎日ディープ・ワークに取りかかる時間を定めることだ。1日のいつをディープ・ワークにあてるかといった簡単な決定ですら、その手間をなくせばプラスになる。
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チェーン方式っていうとなんだか、格好をつけているようなので、私は
バッテンカレンダー
って呼んでます。
バッテンが続くと気持ちいいんですよ。単純に。
そうすると、どういうわけか、「今日は忘れてたので、やってから寝よう」ってモチベーションが出てきます。あまり、「まぁ1日くらいいいや」とは思わなくなります。
まぁ、習慣化したいことはなるべくハードルが低くて、ちょっとやれば完了できるようなことのほうがいいです。あと、中身は問わないこと。とにかく、「手を付けた」だけで OK にしておくと長続きします。
私の寝る前のストレッチ体操は、1分でもやれば OK にしてます。そのうちそれでは物足りなくなって、だんだんいろいろやるようになります。最初は「ストレッチのために首をぐるぐる回すだけ」でオッケー。1分もかかりません。
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