「ゲーテ」って多分知らない人はいませんよね。あのゲーテです。
彼が勧めているひとつに、「日付を書く」という習慣があるそうです。
■日付を書く習慣のすすめ
『ゲーテとの対話』という本がありまして、そこにゲーテの信条みたいなものがいろいろ書かれています。そこに、ゲーテは自分の作ったものには必ず日付を入れていたというくだりがあります。
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どの詩の下にも、いつ作ったかという日付を書いておくことだね。
そうしてお行けば、それがまた同時に君のココロの状態の日記として役立つことになる。これはバカにならないことなのだ。
私は何年も前からそうしてきているから、その重要さがわかっているのだ。
齋藤孝(著) 『座右のゲーテ -壁に突き当たったとき開く本』
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面白いでしょ。天才ゲーテにそう言わせる日記の効用なんて。どんなに凄いものかと思いきや、「日付を書く」ってことだけ。
今どきなら、OneNote や Evernote を使えば、いつどのような編集をしたのかは自動的に記録に残ります。ただ、それを積極的に見るようにするか非表示にしておくかの違いなのですが、私は何年も前のノートを見返すことがあります。そのときに、「これは××の頃に書いたものだなぁ」とか思い出したりします。
もちろん、詩なんて書けるわけではありませんが。
■メモには必ず日付を入れる
何かをメモするときに、大抵の人はメモしたい事柄を最初に書きますよね。で、書き終わると「よし、メモしたぞ!」で終わり。
でもその後に、○○/△△ って書くだけで、あとで振り返ったときに、効果があるんですよ。
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●本の書き込みにも日付を入れておく
普通の大人は日々に忙殺され、たとえば曰記のような形で自分にっいての記録を取っておく時問は、なかなかないと思う。また、やろうとしても持続はむずかしい。
それに対し、ゲーテは、自分が行勤し走り去つていくブロセスに曰付を人れておくよう勧めている。
私自身も読んだ本の棚外に口付を入れてしまうことがあるのだが、こうした書き込みはそのまま生きた記録になっていく。また、%色ボールベンで気になった箇所に線を引くのはもう習い性だ。
そのときに曰付を入れておく。すると、本を捨てない限りその記録は残つている。後になつてふと本を開いたときに、「ああ、この本を最初に読んだのは中学生のときか」「なんでこんな所に線を引いたんだろうか」など、自分の中での変化を感じ収ることができるわけだ。それが曰付の面白さでもある。
齋藤孝(著) 『座右のゲーテ -壁に突き当たったとき開く本』
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本の書き込みもまた然りですね。
メモに限らず、何かを書いたら、最後に日付を書いておく、というのは結構凄いハックかもしれません。
■参考図書 『座右のゲーテ -壁に突き当たったとき開く本』
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