「断捨離」という言葉がもてはやされるようになったのは結構昔の話。
それでも、いまだにこうした書籍が発行されていたりするのは、まだそれなりに需要があるからなんでしょうね。
自分の持ち物がどれだけあるか、見直してみませんか?
物が多いということはその管理に手間がかかるということで、それだけ自分の負担になっているのです。負担はなるべく軽いほうがいいですよね。
しかし、せっかく苦労して手に入れたものを捨てるというのは精神的にも結構辛いものがあります。
■いらないものがない生活
私は物を手に入れるときにあるルールを決めています。
ほしいと思ったら、それを使っているところを毎日想像する
それの持っている機能を別のもので代用して効果を確認する
それが1週間〜1ヶ月継続できて、他に代用の手段が発見できないときに購入する
です。
例えば、自転車が壊れたとします。1ヶ月自転車無しで生活してみてください。案外生活に不便がないのに気がつくかもしれません。あるいは、自宅の物置に眠っていたキックボードで代用ができるかもしれません。
また、自転車を通勤に使っているなら、公共交通機関でも十分間に合いますよね。逆に自転車みたいに天候に影響されない、時間通りに動くので朝晩のメリハリが付く、みたいなメリットもあるかもしれません。
1ヶ月なしで生活できたのなら、1年位なしでも多分問題はないでしょう。
要は、「これが今は必要」というだけのことで、なくても死んだりしないのであれば、別に必要なものではない。
「必要」という言葉を辞書で引くと、「かならずいる」という意味だとされています。
かならずですよ。なくても生活できるのであれば、「かならず」ではないのです。
そうして壊れるたびに生活様式を変えていくと、自然に必要なものしかない状態に近づいていきます。
■いらないものを見分ける方法
もうひとつ、私ルールのご紹介
1シーズン使わなかったものはいらないものである
シーズンというのは、物によっては使う時期と使わない時期がありますので、この使う時期(期間)をシーズンと呼んでいます。わかりやすいのは服ですね。冬服は冬にしか使いません。
1年中使うようなシーズンがないものは、1ヶ月位を目安にしています。
この期間、一度も使わなければ、それはいらないものです。
「もしかしたらいるかも」と思うことがないでもありません。実際に10年前に買ったネクタイが役に立つ瞬間というのがあるかもしれませんが、そのときには、「また買えばいい」と割り切ってます。その出費は必要経費です。
本日のお題の「荷造りパーティ」というのは、引っ越しをすると意外と断捨離ができることの応用のようですが、これも「使わないものを発見する」方法として優れいる方法だと思います。
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●荷造りパーティ
ライアン・ニコデマスが生活をシンプルにしようと決意したとき、最初に的を絞ったのは "モノ" だった。当時、ライアンは寝室が三つある広 々 としたマンションに住んでいた。長年、彼は流行のものに目がなく、広いスペースが埋まるほどものを買いつづけてきた。
いまや、がらくたから自分の人生を取り戻すときだった。彼の戦略は、表現は単純だが考え方は抜本的だった。午後の時間を費やし、引っ越しでもするかのように、持ち物すべてをダンボール箱に詰めた。この "難しい取り組み" を少しでも楽にしようと、「荷造りパーティー」と呼んだ。「パーティーにすれば、ワクワクするだろう?」と。
箱詰めが終わると、翌週は通常どおりの生活を送った。箱の中で必要なものがあると梱包を解き、元あったところへ戻した。一週間が過ぎ、大部分が箱詰めされたままだった。
そこで、それを処分した。ものがたまるのは、一つには、処分しようとしたとき、「いつかこれが必要になるかも?」と思うからだ。そして、それを言い訳にしてとっておく。
ニコデマスの「荷造りパーティー」は自分の持ち物の大半が必要 "ない" とはっきり示し、シンプルな生活への追求を後押ししてくれた。
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