そしてもし自分にそれがあっていそうだと考えたのであれば、セミナーなどに参加して個人的に指導してくれる人を見つける必要があります。こうしたものは書籍を読んだだけでは身につくものではありませんし、また自分に合わない手法で指導されても混乱するだけです。
まずは書籍等で自分にあっているかを確認し、その手法で教導してくれるパーソナルコーチをセミナーなどで体験してみながら発見しなければうまくは行きません。
■速読
速読は「本を素早く読む」ということだけでなく、集中力を鍛える非常に良い方法です。
というのも、文字を追うだけであれば、誰でもある程度の速度にはなりますが、それを瞬時に理解して作者の意図していることを汲み取るためには、脳をフル回転させなければできないからです。このために高い集中力が必要になります。
したがって、速読を習得することは、集中力を高める非常に良い方法です。
■規則正しい生活やリズムを作る
スポーツでは、リズムというのは非常に重要です。前述した「作業スピードを上げる」でご紹介したようなメトロノームによる作業リズムの導入は作業速度の面からも効果があります。
こうしたリズム感は個人差があるため、その個人に合わせたリズムを教えてくれるコーチという存在は手探りで自分のリズムを作り出していくよりも非常に効率的に成果が出せるようになります。
もし、コーチなどを使わないような場合には、まず、自分の生活のリズムを整えることから始めるのが良いと考えます。
朝は平日・休日にかかわらず同じ時間に起きるようにすること。それも目覚ましなどを使わずに、その時間になったら自然に目がさめるようにしてみてください。休日はゆっくり寝ていたいと考えるかもしれませんが、これは体のリズムにとってはよくありません。いつも同じペースで同じように生活できることがリズムの基本です。
最も良いと考えるのは、日の出時間におおよそ合わせて起床することです。ご来光を拝んで1日が始まると、とても良い気分で1日が始まります。
こうした生活を整えるところから始め、歩く速度、なにかの作業をする速度をすべて一定間隔でこなせるようになると、集中力は意図せずとも高まります。
■呼吸法・姿勢
呼吸や姿勢を整えることは、精神的なリラックスや緊張などを制御できる方法です。
これは後述する瞑想・座禅・ヨガなど多くのメソッドでもその基本においていることからもその重要性はわかると思います。
■運動
脳内物質でセロトニンというものがあります。これは精神のバランスをととのえる物質だと考えられています。セロトニンが不足すると精神のバランスが崩れて、暴力的になったり、うつ病を発症すると言われています。
不安定な精神状態で集中ができることはありません。そのために良いのが運動です。特にリズム性の運動が良いとされています。ウォーキングやジョギングのほか、ダンスなども最高のリズム運動になります。
セロトニンが分泌がされると、心が元気になり、働くための意欲や集中力をつかさどる前頭前野という場所が活性化され、複合的にエネルギーを充填してくれると言われています。
■ヨガ・瞑想・座禅
一緒くたにしてしまうと、それぞれの専門家からは叱られてしまいそうですが、別に悟りが開きたいわけではなく、単に集中力を鍛え、精神的安定性を高めることが目的なので、筆者はどれも同じくらいに考えています。
ヨガや座禅は、時・場所をある程度限定してしまいますが、瞑想は時間や場所を選ばないので、忙しいビジネスマンにとっては非常に良い方法だと考えますが、残念ながらひとりではできません。きちんとコーチしてくれる人と、ある程度のレベルになるまでは、時と場所を選んでやる必要があります。
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