行列のできるレストラン。
まあそれなりに美味しいから人気があるのでしょうけど、あまり行きたくはないですね。特に日帰りで旅行に行ったときに食事だけで1時間待ちとか、ものすごく時間を無駄にしたような気がします。
我が家では、家で食事をとるときには、夕方6〜7時が食事タイムですが、外食のときには、4時半〜5時半が食事タイムになります。その時間に行けば、レストランは空いているし、当日の予約でも簡単に取れます。レストランの夕方の営業時間を調べて、営業開始と同時に行けば店は確実に空いてます。
■みんなと同じ行動を取るから生産性が下がる
他の人と同じ行動を取れば、他の人とバッティングするのは当たり前なのです。
最近、在宅勤務から出社に切り替わった会社が多くなったので、通勤電車も混むようになってきました。通勤時間はだいたいみんな同じなので、混むのは当たり前です。
私は、朝一番の電車(朝5時過ぎ)で出勤し、夕方になる前(午後4時ころ)に退勤します。こうして時間をシフトして仕事をすると、勤務時間としては他の人と同じですが生産性は格段に高いです。生産性が高くなるのは3つの理由があります。
ひとつ目は通勤電車の混み具合。
この通勤時間帯なら電車は確実に空いています。行きも帰りも余裕で座って通勤できます。肩がぶつかった、本やPCを開く空間の余裕がないなど全く気になりません。この空きスペースと空き時間を使って、今日1日の予定やタスクについて考えることができます。
ふたつ目は、仕事の時間配分にメリハリができること。
この通勤時間だと、会社でも他の人が出社してくるより2時間も前に会社にいます。
誰もいないので自分の仕事に集中できます。朝のうちに深く考える仕事は済ませてしまって、その後はコミュニケーション中心に仕事の時間です。
在宅勤務を経験するとわかりますが、深く考えるような仕事は、在宅勤務のほうが生産性が高いです。なにしろ割り込みや外乱ノイズが少ないですから。
一方で、在宅勤務はコミュニケーションにはちょっと向かないです。相手が目の前にいないので、どういう状態なのかがわからないので、「今ちょっといい?」っていうのが難しいですね。
で、あれば、会社でも誰もいない時間に集中力のいる仕事をして、人がいるときには人とのコミュニケーションが必要な仕事をすれば、在宅勤務と出社勤務のいいとこ取りができて、生産性が上がるのは当たり前です。
最後に、機材・インフラの問題。
数が限られているコピー機・プリンタ・スキャナ。こうした機材を使うような場合、他の人とバッティングするのは、作業を止めざるを得ません。
それも、みんなが使っていない時間帯があります。そう。休憩時間です。
お昼休みには、こうした機材は誰も使ってません。使いたい放題です。そうすれば作業は早く終わるので、それから食事に行けば、食堂はみんなが食べ終わったあとなので、すぐに食べられます。待つ必要はありません。
ネットワークについても同じです。
ほとんどの会社では、大抵の場合夜中のうちにシステムの同期処理が行われます。朝イチというのはシステムが必ず最新の状態になっています。そしてみんなが出社してきてからというのは、そのシステムに対するアクセスが一気に増えます。みんな一斉にPCを起動するから。
一番影響があるのはメールシステムです。みんな出社すると最初に昨日のメールを読むから、メールシステムは朝イチが最も負荷が高い、つまり、メーラーの応答は遅くなります。当然ネットワークのトラフィックも増えているので、単にサーバ上のファイルを開くだけでも、レスポンスが悪くなります。朝イチにこうしたデータをローカルにコピーしておけば、応答が遅いアプリにイライラすることはありません。
■他の人と同じ行動取って、他の人より良い結果を望むのは…
他の人と同じ行動をして、それが他の人より優れた結果を残すことはありません。
行動の内容についてもそうですが、行動する時間帯を変えるだけでも生産性は変わります。
もちろん、脳科学的にも、起床後2〜3時間というのは、難しい問題を考えるのに適した状態であるそうなのですが、そんなことを除いても、2時間をシフトした生活というのは割と快適です。
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