本日は、具体的なスキルの話ではなく、
心構えのお話。
■心構え、基礎学習
なにをするにしても、かならず「心構え」が必要と言われます
仕事というのは、社会に真摯に貢献するという気持ちで向かいなさい
社会人としての自覚と責任をもって臨みなさい
感謝の気持ちを持つことが大切
自分のやったことに誇りを持ちなさい
また、何かを学ぼうというときには、
まず基礎的な理論をしっかり身につけて、応用はそれから
みたいなことも。
それ自体は理解できますし、私自身もそれを
軽視していいとは思いません。
でも、今日中に仕上げないといけないプレゼン資料があるのに、「まずは石の上で三年修行したら、具体的なプレゼン技術を教えよう」って言われても…。三年も資料を先延ばしにしたら、おまんまの食い上げ。
■今すぐできる簡単なコツ
世の中、探し回るとこんな魅力的なフレーズがたくさんあります。
一日わずか 1 時間の作業で年収1000万
今日からあなたもプレゼンのプロ!
放っておくだけで、毎日10万円
仕事ができる人になるたったひとつの方法
※過去記事でこんなことも書いたような…★――――――――――――――――――――――――――
忍耐を重んじる考え方は、実に有害だ。この忍耐の倫理のおかげで、もっと簡単なやり方があるのに、わざわざ難しい道を選ぶのがあたかも立派なことのように言われている。
私たちの社会は、苦行礼賛の社会になってしまった。
私が勧めたいのは、いちばん簡単な方法で目的を達するという発想だ。
私は近道が大好きだ。
何事も簡単にできるにこしたことはない。
他のビジネスマンが交通渋滞にいらいらし、重いスーツケースを引きずって右往左往し、面会先の応接室でじりじりしながら待っているのを尻目に、木陰のハンモックに寝ころんだまま、レモネード片手に携帯電話でやりとりするだけで目的をなし遂げられる人がいれば、その人に拍手喝釆を送りたい。
勘違いしないでほしい。私も、怠け者は好きではない。
なにもせずになにかを手に人れようという人問は大嫌いだ。
勤労の尊さもわかっている。だが、すぐそばにエレべーターがあるのにわざわざ自分の足で山に登っても特別な勲章には値しない。
ダン・S.ケネディ(著) 『常識の壁をこえて』
――――――――――――――――――――――――――★
ダン・ケネディでもこうなのだから、私なんかは怠け者の上に、結果だけはほしいので、つい「1時間の作業で年収1000万」といわれれば、飛びつきたくなっちゃう。
努力なんてしなくてすむものなら、せずにすませたほうがいいに決まってる。
まして、努力するための基礎づくりの修行なんて。
それを、三年間、自分と向き合って、寒い中滝に打たれて初めて入り口に立てるなんてまっぴら…。
■初手、王手飛車取り!
将棋を知らない人、すみません。
「初手」というのは試合開始直後の最初の一手です。
「王手飛車取り」というのは、王様を逃がせば二番目に重要な駒の飛車が取られちゃう、かと言って飛車を逃がせば王様が取られて負けになる、かなり必殺な一手です。
だいたい、私はあらゆることで、こういうやり方を探してます。
私はダン・ケネディの嫌いな怠け者ですが、「なにもしない」怠け者ではなく、成果は出したい、みんなから敬意を持って扱われたい、給料もたくさん欲しい、けど、できるだけ努力をしたくない、長い時間をかけたくない、という怠け者です。
なんだったら、「初手、王手!、相手投了」がベスト。いや、
さらに
ウルトラベストは「不戦勝」。試合場に行く必要もない。
鵜の目鷹の目で、そういう
楽して儲かる方法はないものかと探してます。
たいていは見つからずに、仕方なくちょっとづつ努力することになるんですけどね。
新人や若い人に教えないといけないときにも、「真摯に打ち込むことが大事だよ」みたいなことは言った事がありません。だって、「真摯ってどういうことですか?」と聞かれたら答えられないですから。
大抵、仕事の指導するときには「うまく受けを狙うにはね〜」「赤っていうのは目立つ色だから、ここ一番につかうといいよ」「一呼吸おいてから挨拶すると相手の印象に残りやすいよ」みたいな。
でも、映画などを見ていると、だいたい導師みたいなのが出てきて、わけわかんないことを言いますよね。
「
フォースの力を信じるのじゃ」
それじゃ、わからんって。
みんなで、「初手、王手飛車取り!」ができるうまい方法を探して、広めちゃいたいなぁ。
本日は、ヨタ話をお送りしました。
これからも、
努力せずにお付き合いください。
入手困難だった、
『ビジネス版 悪魔の法則』。
全面改訳の上、ついに刊行!
ダイレクトレスポンスマーケティングの
第一人者であり、
ビジネススピーカーとしても活躍中の
著者のダン・S・ケネディが、
これまでビジネスや人生全般で
成功を収めるための法則とされている
古典的な方法論や格言といったものに
真っ向勝負をかけ、
その「ウソ」を暴いていく。
たとえば、「ポジティブに考えよう」とは、
よく耳にするビジネス「常識」だが、
「自分はツイている、自分はツイている」と
毎日唱えてポジティブ思考でさえいれば、
人生が変わると思い込んでいる人が、あまりにも多い。
著者のケネディは、
根拠もなしにポジティブに考えることや、
ただひたすらに、やる気だけを高めることは無意味だ、と切り捨てる。
そこで、本来の意味での
ポジティブな思考や行動を
どうすればとれるようになるか、
具体的なエピソードを交えながら
分かり易く解説していく。
ふるい成功哲学がつくり上げた「常識の壁」をこえたところに、成功の扉は開かれているのだ。
『ビジネス版悪魔の法則 ポジティブ思考のウソを斬る』
全面改訳の上、刊行することになりました。
●本書を引用した記事
近道をする-その2
「努力しなければ」をやめる
●このテーマの関連図書
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