2012年12月26日

ベストビジネスマインド2012




今週は2012年のまとめをお送りします。

今日は、2012年に紹介したビジネスマインドに関するヒントで、最もアクセスの多かったもの+管理人のオススメを紹介していきます。

■出来ないって言うな!

http://sarahin.seesaa.net/article/249217617.html

   不為也。非不能也。
   なさざるなり、あたわざるにあらざるなり

仕事は別の部署(人)からのインプットがあって、それをまた別の部署(人)に対するアウトプットに変換する過程ですので、インプットを断ってしまえば、つぎにはインプットをしてもらえなくなる。だから、「できない」と言うのではなく、「どうやったらできるか」を提案しよう。

■結果が全てじゃぁない

http://sarahin.seesaa.net/article/279606563.html

「結果が全てではない」というのは結果を出した人が言うべきこと。
結果が出せないひとがそれを言えば、単なる言い訳にしかならない。
まず結果があって、それをどのように出したのかが初めて問われることになる。結果が出せなかったのに、「頑張ったプロセスを認めて欲しい」といわれても、会社は認められない。それを認めちゃったら、「頑張りさえすれば会社は倒産しません」といっているのとおなじになってしまうから。


■面接のキラーフレーズ

http://sarahin.seesaa.net/article/279606565.html

昇級面接で、その瞬間だけ取り付くおうとしても、面接官を任されるレベルの人から見れば一目瞭然。面接で面接官が見ようとするのはコンピテンシー。コンピテンシーとは、一度出した成果を別の環境で、もう一度やって見せられるかという成果の再現性のこと。
面接するときに、「あなたはこの面接のために、どのような準備をどのくらいの時間をかけてしてきましたか?」と聞けば、普段どのような態度で仕事をしているかは簡単にわかる。

■モチベーションなんかでない

http://sarahin.seesaa.net/article/301330317.html

モチベーションというのは、出そうと思って出せるものではない。
モチベーションで仕事をされたら、その日の気分で成果が変わることになり、上司としてそんな恐ろしいひとに大切な仕事を任せられない。
モチベーションがなくても一定の結果が出せるような仕事の仕方を工夫し、モチベーションは、結果のちょっとしたプラスアルファ程度になるように仕事術を極めよう。

■点を打つ

http://sarahin.seesaa.net/article/279606562.html

いろんな業務、いろんなところに顔を出そう。
あちこちに点が打たれると、それがやがて布石となって自分の仕事に広がりが出る。


■人事異動はチャンス

http://sarahin.seesaa.net/article/292661026.html

人事異動を言い渡されたら、それはチャンス。
特に社内でも人気のない部署は栄転である。花形部署の課長も窓際の課長も課長は課長。
鶏口となるも牛後となるなかれ。

■1年の計は元旦にない

http://sarahin.seesaa.net/article/241136382.html

「一年の計は元旦にあり」などというが、何かをやろうとするときに、元旦に計画を立てなければいけないということはない。元旦は単に暦が一周した日にすぎない。「やろう!」と思った時が始まりの日である。



◆このテーマのおすすめ図書



国民春闘白書〈2012年〉

仕事のカタログ2012-13年版―1600職種最強の「適職発見」ガイド

55歳から65歳で始める「ちょっといい仕事」100〔セオリー〕2012vol.1

女性労働の分析〈2012年〉仕事と介護の両立離職せず働き続けるために

日経キャリアマガジン2012年vol.2仕事に効く、スキルをアップさせる社会人の大学院ランキング2013

自ら仕事を創造せよ2012年3月



■関連する記事

ベストビジネスマインド2012

今週は2012年のまとめをお送りします。今日は、2012年に紹介したビジネスマインドに関するヒントで、最もアクセスの多かったもの+管理人のオススメを紹介していきます。出来ないって言うな!http://sarahin.seesaa.net/article/249217617.html不為也。非不能也。なさざるなり、あたわざるにあらざるなり仕事は別の部署(人)からのインプットがあって、それをまた別の部署(人)に対するアウト..



■同じテーマの記事

要約をつくる方法

以前の記事ねぎま式読書ノートで、本の気になったところを抜書きして、それぞれにコメントを付ける方法をご紹介しました。本日は、本を要約する読書ノートの作り方について。要約が下手な理由本の要約というと、学校で「以下の例文を要約しなさい」というテストや宿題を思い出しますね。イヤな思い出です…。なにしろ、言いたいことはだいたい分かるのですが、適切な言葉で短くすることができない。文筆家が書いた文章には無駄な言葉はない。だから省略したら別..

対象を右に置く

以前の記事 ファイラーNexusFileで書いたように、私はファイラーは2画面ファイラーを愛用してます。2画面ファイラーと言うのは、2つのフォルダが左右2つペイン(表示エリア)にそれぞれ表示されているようなファイラーです。最近のファイラーはこのモードが有るものが多いような気がします(私がそれにしか興味が無いからかも)。参照と操作基本的にファイルの操作というのは、操作対象のフォルダに対して、・新規に作る・コピー・移動する・削除する・閲覧・編集するの..

仕事とは書類を作ることとみたり

「仕事をする」というのは、何でしょうか?この本に面白いことが書いてありました。モチベーションで仕事はできない (ベスト新書)サラリーマンの仕事とは何だろうか。それは「書類をつくること」だ。これは多くの自営業者でも変わらない。そして、今は仕事とパソコンは切り離せない。多くの場合、仕事とは、パソコンのフアイルをつくることと同義だ。こ、これはたしかに鋭い。仕事の成果と..

BGMで仕事する

自宅でタスクをこなす時には、ちょっとリラックスしてやれるようにいろいろ音楽をかけながらやってます。今日は、ネットで見つけたちょっと気分に合うBGMの紹介。YoutubeのMVと言えば大体5〜10分くらいが多いですが、下記のものは1時間以上のものばかり、つまりいちいち次の再生のことを着にしなくても、同じような雰囲気の音楽を流し続けてくれます。まあ、MV自体を集中して見るようなものではなく、気分に合わせて音楽聞き流すという感じのながれで。ただ、日本語の歌詞のあるもの(英語..

キーワードをつける

あけましておめでとうございます。2013年が始まりましたね。会社の会計上は、まだ2012年度ですが、やっぱり4月よりも1月のほうが気持ちも改まりますね。首相が交代して、円安に振れたり、株価が上昇したり、輸出企業に務める私としては、ちょっとでもこの状態が続き、予算の縛りが緩くなるといいなぁ、と思ってます。ただ逆に輸入企業にとっては、ちょっと困りモノかもしれませんね。今年の目標以前の記事に書きましたが、1年の計は元旦にない..

ベスト時間術2012

今週は2012年のまとめをお送りします。今日は、2012年に紹介した時間術に関するヒントで、最もアクセスの多かったもの+管理人のオススメを紹介していきます。Pomodoroテクニックhttp://sarahin.seesaa.net/article/273095959.htmlポモドーロ(Pomodoro)テクニックとは、ひとつのタスクを25分に分けて、5分のインターバルを挟んで繰り返すタスクの実行方法。トマト(イタリア語でPomodoro)..

ベスト仕事術2012

今週は2012年のまとめをお送りします。今日は、2012年に紹介した仕事術に関するヒントで、最もアクセスの多かったもの+管理人のオススメを紹介していきます。整理しない検索するhttp://sarahin.seesaa.net/article/263080175.htmlファイルはフォルダに細かく分けておいておくとほぼ間違いなく、必要な時に見つかりません。ファイル名やフォルダ名に使うキーワードはその時の感覚であって、将来必要になった時のキーワー..

ベストノート術2012

今週は2012年のまとめをお送りします。今日は、2012年に紹介したノート術に関するヒントで、最もアクセスの多かったもの+管理人のオススメを紹介していきます。メモの3S前半http://sarahin.seesaa.net/article/272004758.html後半http://sarahin.seesaa.net/article/272004780.htmlメモの目的は、「素早く、要点だけを記録する」こと。だから、メモした..

ベストPCアプリ2012

今週は2012年のまとめをお送りします。今日は、2012年に紹介したPCアプリに関するヒントで、最もアクセスの多かったもの+管理人のオススメを紹介していきます。ファイラーNexusFilehttp://sarahin.seesaa.net/article/266039603.htmlなんと、GoogleのNexus7が発表されてから、この記事が赤丸急上昇で、記事中ナンバーワンになってしまった。(*_*)間違えて来ている人が多いんだろうか?..

10万ドルのアイディア

10万ドルのアイディア20世紀のはじめころ、世界でいちはんの金持ちはチャールズ・シュワブという男だった。ある日、ひとりの青年が彼にこう持ちかけた。「ミスターシュワブ、あなたの貴重な時間を、毎日何時間も節約するのに役立つアイデアがあるんです。すごいアイデアだと確信しているので、お教えします。その代わり、1ヶ月試した後で、効果に見合うとお考えの金額を払っていただけますか」チャールズ・ソコワブは青年の提案を受け入れ、..



posted by 管理人 at 20:09| Comment(0) | TrackBack(0) | ビジネスマインド | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2012年12月21日

成功の秘訣




何かの本で読んだのですが、

  成功の反対は「行動しないこと」

だそうです。

要は、何かの行動をすれば、結果が出て、結果が出れば改善のしようもある。改善すれば、それだけ成功に近づけることになる。しかしながら、何も行動しなければ何も起きず、やがて忘れ去られていく、というお話です。

こういうことがよく言われる背景というのは、逆に行動しようと思っても行動していない人が多いということではないかと思います。

余談ですが、よく職場に整理整頓などというスローガンが掲げられている事務所(特に工場が多い)がありますが、逆に言えば、整理整頓ができていないから、あえてそういう標語を掲げているわけです。お客様第一なんかも同じ。

そういう行動していない人たちが欲しているのは、「そうだよね。自分を変える行動をしなくちゃいけないよな」と思わせてくれるような本やセミナーです。
で、行動の大切さを説くコンサルタントはがっぽり儲かる、と。

 そんなことにカネを使うなよ〜

と思ってしまうのは、私だけでしょうか?


■暗闇で進む方法

ただ、「行動することの重要さ」を説く事自体は間違っていないと思います。

ちょっと違和感があるのが、そういった本やセミナーが、「目標を立てて、その目標を分解して、ひとつづつの行動に落とし、その行動計画を手帳に書き出して、毎日、ゴールを想像しながら、今の行動をしなさい」ということ。

  まず、目標を建てるところから躓いちゃう

だって人生の目標なんて大層なことを言われても、たいしてあるわけじゃぁないですし。

 戦争のない世界を作る

とかとんでもない。私などではとてもじゃぁないですが…。

暗闇の中に一条の光が見てていて、それに向かって進める人というのは、相当少ないんじゃぁないでしょうか。光が見えている人は、その方向に進めばいいですが、どんなゴールを望んでいるのかわからない人にとっては、右だろうが上だろうが、進んでいるのか、下がっているのかすらわからない。

ただ、少なくとも今いる位置よりはいい位置に行きたい、という気持ちはあります。
どのように「いい」のか定義できないだけで。

もし今いる位置が気に入らなければ、

 位置を変える

ただそれだけの意思で動くのがいいみたいです。

位置を変えてみると、新しい位置が心地よいのか、あるいはもっといい位置が欲しくなるのかが分かります。もしもっといい位置が欲しくなったら、また位置を変えればいい。

つまり、目標を保つ必要はなくて、

 ちょっと動けば、もしかしてもっといい位置かも

と思うだけでいいと感じます。

■成功の秘訣

世の中で成功者と呼ばれているような方は、ある夢があって、その夢を達成するために、いろんな人を巻き込んで行動してきた人です。

ただ、その夢を持つに至らない凡人にとっては、何かに向かって進むをイメージするよりも、今を変えてみるに意識をおいた方が行動に結びつきます。

要は「とりあえず」行動してみる。その結果がどうだったかによって、またそのとき考える、でいいのではないでしょうか。

夢があれば、そこへの最短距離を計算して、行動を起こすというのがいいとは思いますが、そうでなくとも、

 やってみれば、見えるものが変わる
 見えるものが変われば意識が変わる

でいいのではないかと思います。
その内に、ライフワークみたいなものが見えてくるかもしれないし、相変わらず、大層なこともなく人生を送ることもあるでしょう。

日本という環境しか知らないのに、「アフリカの難民を救おう」なんて思えませんが、アフリカの問題にふれる環境にあれば、それをやってやろうと思うわけですね。
その「難民救済」を生まれてこの方、夢に持っていた人なんていないと思うわけです。

もっといいものを手に入れる秘訣は、とりあえず手にとって見ること。

そこからはじめましょう。


◆このテーマのおすすめ図書



ここに“着眼”できない人は一生苦労する!―惰性で生きるな!人生の夢、仕事の夢を必ず実現する成功秘訣!

好きな仕事でメシを食え!「身の丈」骨董ビジネス成功の秘訣

まんがと図解でわかる7つの習慣

成功する人材がしていること―ヘッドハンターがあかす自分の価値をアップさせる12の秘訣―

45歳からの会社人生に不安を感じたら読む本―成功するキャリア30の秘訣

幸せをつくる未来脚本~毎日がときめく「引き寄せ」体験ストーリー~



■同じテーマの記事

予定を決めたら簡単には動かしてはいけない

すでに予定が入っているのに、「ちょっと話がしたい」「他の人の空いている時間がないので、この時間に会議をします」みたいな要求がいろいろ来ます。できる人は「予定」を簡単に動かさないたとえば、営業マンが最も大切にしなければならないのは、お客です。ところが、かつて、人相を輩出することで有名な某社の、トップ営業マンである M さんが、お客との面談を断っているのを見て、さすがだな、と感じた..

いい話なのか、悪い話なのか、最初に言う

報告の簡潔さと詳しさを両立させる方法上司やリーダーに何かを報告するときに、だらだらと結論に向かって喋っていると、たいてい聞いている人はイライラします。「結局何がいいたんだ?」そうすると、聞いている側も人間なので、ちょっと悪い感情を持ってしまい、なかなかニュートラルなコメントを返すのが難しくなります。上司やプロジェクトリーダーに報告するときに、簡潔さと詳しさを両立させる方法があります。逆ピラミッド法というやつです。名前はどう..

プレゼンの原稿は作っても読んではいけない

会社でよくプレゼンをする機会があります。ウチワのプレゼンなら原稿は用意せずに PowerPoint の資料だけ用意して、そこに書いてあるキーワードや図の説明をしながらプレゼンをします。ちょっと大きなプレゼンだと、事前に原稿をつくり、原稿を読みながら練習をします。が、本番のときには原稿は持っていかないことにしています。プレゼンで原稿を読んではいけない原稿の丸読みは相手にとって退屈なだけ..

年下の上司には最敬礼で接する

まあ、年上の部下の使い方もひとつの難しいテーマですが、ここでは年下の上司のへの接し方に絞って、私なりの対応方法についてご紹介します。実際、子供の頃は年上の人には無条件に敬意を持って接するようにしつけられることが多いです。たとえば、学校などでは、上級生というだけで、下級生に対しては多少ぞんざいな言葉遣いをしても許されました。その逆はたいていは「おまえ生意気」などときつく咎められます。そういう雰囲気で育ちながら、会社に入ると、年齢に..

リンクリストを活用する

私は「リスト」をいろいろ作ります。リストのいいところは、なんでもかんでも一覧で見えてしまうこと。たとえば、何か買い物に行くのであれば、メモ帳に「買うものリスト」を作ってますし、OneDriveには「ほしいものリスト」、Outlookには、「タスクリスト」や「ToDoリスト」「やらないことリスト」などなど。本日はこのリストの中でちょっと変わり種。リンクリストのご紹介リンクリストリンクリストは、単体でリストとして存在しているわけで..

会議が失敗する理由

会議の一つの形態である「ワークショップ」と言うものがあります。日本では「体験型講座」みたいに理解されてますが、本来はプロジェクトにおける関係者の合意とコミットメントのための仕組みです。本書『レバレッジ・ポイントを見つけ出せ! 問題発見力養成講座 “木を見て森も見る”システム・シンキング』では、ワークショップについて、「ワークショップが失敗する理由」が書かれてますが、ここで言う「ワークショップ」は後者の意味です。会議が失敗する理..

新しいシステムには一番協力してほしい人の名前を入れる

なにか新しいことがやりたい時に、ひとりでは出来ないので、協力者がほしいですね。そういう時に、協力者を巻き込んでしまう秘策があります。アンドルー・カーネギーの成功の秘訣は何か?カーネギーは鉄鋼王と呼ばれているが、本人は製鋼のことなどほとんど知らなかった。鉄鋼王よりもはるかによく鉄鋼のことを知っている数百名の人を使っていたのだ。しかし、彼は人のあつかい方を知っていたそれが、彼を富豪..

部下力のみがき方2:要約

結構久しぶりですが、ビジネス書をご紹介します。図書名称:上司を上手に使って仕事を効率化する「部下力」のみがき方著者:新名史典いかにもサラリーマンに向けの本なので、読んだことがある方も見えるかも。私のブログでも時々引用させて頂いています。とくにポイントだと思うのは上司が仕事のボトルネックという点。仕事の効率を挙げるためには、上司をうまく巻き込んで行くことが重要。その点を「上司を上手に使う」と著者は表現しています。..

大切な物を置かないとなくさない

かつて、ちょくちょく車の鍵がどこにあるかわからなくなってしまうことがありました。一応、家の中で置くところが決まっていたのですが、「現時点、そこにはない」となると、家中を探しまわることになります。我が家には車は家内と共用なので、どちらかがどこかに置き忘れた。大騒ぎした挙句、車につけっぱなし…、などと。置くからなくなる本書『エンジニアのための時間管理術』では、こんなコツが書いてありました。..

EXCELグラフを綺麗に見せるワザ1:凡例を消す

ちょっとだけ見やすいEXCELのグラフのコツをご紹介します。凡例をなくすとグラフは見やすくなるまず、こちらのグラフを見てください。 >まぁ、当たり前のグラフですね。では、こちらはどうでしょう? >ちょっとかっこよくなったと思いません?見やすい理由は、凡例がなくなって、線の起点と終点に名称として表示されているので、「東京の値の変化は……」と考えた時に、一旦「東京の色は青なので、グラ..

報連相の手段―上司を捕まえる

「ちゃんと報告をしろ!」「報連相がなってない!」よく上司に言われるセリフですね。「そんなこと言われたって、あんた席にもいないし、メールにも反応しないじゃん…」といいたいところですが、上司はあくまでも上司なので「すみません…」ということになります。※ツワモノは、「メール出しましたよ!」と反応するのでしょうが…。報連相の7パターンいわゆる「報連相」やコミュニケーションの手段は、今でしたらだいたい以下の様なパターンがあります..



ラベル:成功の秘訣 行動
posted by 管理人 at 00:00| Comment(0) | TrackBack(0) | ビジネスマインド | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2012年12月06日

変えること変えないこと




自己啓発ネタで、「変わらないものは取り残される」という論調の自己啓発本やセミナーを見かけます。

これって真実でしょうか?

 ・前例がないからやらないというのは会社として衰亡の道
 ・常識を疑ってかかれ
 ・過去の成功体験にとらわれていては成長しない
 ・過去の踏襲には未来はない
 ・これからは誰も経験したことのない時代だ

と、まぁネットでサクッと検索しただけでも、こんな刺激的な言葉が並びます。

誰だって成長したいと思っているし、より良い未来は欲しいと思っているでしょう(積極的か消極的にかは別にして)。そんな不安心理を煽るかのようなセリフはなぜ存在するのか?


■リスクを考えたか


変えるって言うことは、今までうまくいっていた部分も捨てるということで、それがどの程度自分に影響があるのかをちゃんと計算しないといけません。

以前の記事で、「朝活のススメ」という記事を書きましたが、これにしたって、夜のほうが都合がいい人もいるのでは…、と思います。

たとえば、日本には何百年も続いている伝統文化がありますよね。
もちろん、時代に合わせて色々形は変わってきていると思いますが、じゃぁ「歌舞伎はもう古いので、これからはストリートダンスだぜ」みたいに歌舞伎役者が言うかというと、多分そんなことはないでしょう。

過去の前例も、

 そのやり方で上手くいったから前例として定着した

のであって、うまく行かなかったら前例として成立していないわけです。

例として不適切かもしれませんが、「営利誘拐」や「弱点を握っての脅迫」というのは、人類が経済というものを成立させたあとに延々と繰り返されているもので、「それでうまくいく確率が高いから現在まで繰り返されている」といえるのではないでしょうか。

それを全く新しいやり方を考えたり、どこか別の業界の成功事例を真似てやってみると、より良くなる場合もありますが、より悪くなる場合もあるわけです。

そのリスクとメリットを天秤にかけた上で、やるべきかどうかを考えることが必要なのではないでしょうか。

■英語は重要か?


でも、それをそのまま受け入れてしまったら、もしかして、単なるセミナーや本を売るための心理作戦に引っかかっているのかもしないです。

たとえば、英語中国語

 「これからの時代英語が話せるのはビジネスマンの基本スキルだ」

みたいに評論家が次々と発表する。中には会社の公用語を英語にしちゃう会社まで現れる。そうすると「やらないとまずいかな…」と思う人が出てきて、駅前の英語塾が繁盛する。

また、老後資金が危ないと喧伝する。
慌ててよく知らない投資やFXなどに手を出す人が出てきて、資金をごっそり吸い取られる。

なんて事態になるわけです。

英語塾に行った人で、本当に英語でビジネスしている人はどのくらいいるのでしょうか?
少なくとも私の周りには、こういった外国語塾へ通って、それをビジネスに生かしている人は非常に少数です。殆どの人は、喋れないなりに(あるいは私のようにカタコトで)何とかやっている。
逆に一生を英語(や他の外国語)とは関係ない世界で暮らしている人のほうが多いのではないでしょうか。

それって、ビジネスマンの必修スキルなのか?

■変わることは目的ではない


ちょっと話が余談っぽくなりましたが、基本的に世の中で流布している流行というのは、あなたのために言われているわけではないと考えたほうがいいと思います。

それをビジネスにしている人がいる以上、打算が働いてます。

何かを変えないといけない、あるいは変わらないといけないのは自分に目標があって、その目標を達成する手段のひとつとして「いまのやり方からの変化」が必要になるわけです。「手段のひとつ」なので、別に他の方法(つまり今までのやり方)でもいいはずです。

自分の最終的にやりたいことに対して、それが有用で、かつ、それに伴うリスクが許容範囲にあるかどうかを確認してから初めましょう。

そういうことで、この記事は、「実践しない人は購読解除してください」みたいな前書きはおいてません(そういうメルマガがあることは知ってますし、購読しているものもあります)。
「へ〜、こんなやり方もあるんだ」と思って下れば結構です。

その中で、もし、上記の判断に当てはまるものがあれば、あるいは将来それが記憶の片隅にあって、必要になった時に試してください。

私には効果のあったものだけを紹介しているつもりですが、それはあなたに効果があるかどうかは、今を変えてでもやるだけの価値があるのかどうかを、ちゃんと自分の頭で判断してくださればいいと思います。


ラベル:変化 適応
posted by 管理人 at 00:00| Comment(0) | TrackBack(0) | ビジネスマインド | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2012年11月13日

モチベーションなんかでない


今日は、仕事術の具体的な例ではなく、個人的な考え方をご紹介したいと思います。

■品質
こんな2つの会社があったとします。

 「製品を仕上げてくるときもあるが、不良だらけの時もある」
 「あまり素晴らしい時はないが、だいたい同じくらいん品質で納品する」

もしあなたが購買担当だとして、このどちらと取引をしたいと思うでしょうか?

20年くらいまえですが、知人とこんな話をしてたことがあります。

 「ソニー製品は、当たり外れがあって、外れだといきなり初期不良が多い」
 「松下製品は、ソニーみたいにとんがってないけど無難な作りで、不良が少ない」

こんなイメージを持ってました。
まぁ、今年は2社とも営業上はボロボロみたいですが…

とうぜん私が愛用していたのは、松下系列。

で、話は表題の「品質」に戻るのですが、

  品質とはばらつきである

というのが私の持論。

もちろん、ユーザ(自分の後工程の人も含め)の期待に達しなければ、まったく意味が無いのですが、もしある程度の許容範囲があってその中には入るとすれば、品質というのは、そのときの出来上がり具合が、常に一定になることを目指すものだと思います。

仕事で言えば、

 「モチベーション」や「やる気」みたいなものがあって、これが高い時にはすごくいい仕事をするが、低い時には見るに耐えないレベル

と言う人と、

 淡々とこなして、いつも同じ程度のまぁ、ありきたりなレベルの結果しか出せないひと

であれば、後者のほうが上司としては断然ありがたいです。

 モチベーションを常にもって仕事に取り組むべきだ
 やる気というのは、勝手に出てくるものではなく、自分の夢から作り出すものだ

よく自己啓発書などに書いてあるような内容ですが、

  そんなものコントロールできません

というのが、長年仕事をした結論。
逆にそんな不確定なもので仕事の結果がばらつかれたら、仕事を頼む側としては心配で見てられません。


■モチベーションゼロでも仕事をする
サラリーマンとしては月曜日から金曜日まで(人によっては土曜日も?)、やる気があろうがなかろうが会社に行く必要があるわけです。

 今日は気合が乗らないから休みます

なんて人がいたら、きっと窓際に追い込まれるでしょう。

そんな時でも、業務はあるし、締め切りもやってきます。
やる気を出せ」と言われたって、

  出ないものは出ません
  
■仕事は技術
この「サラヒン」の紹介文にも書いてありますが、

  仕事は技術です

モチベーションや気合は関係ありません。

 「どうやったら気合がなくても結果が出せるのか」

ということに工夫をすることで、あなたの上司からの評価は、「いつも予測する範囲の結果を出す奴」というふうに受けられます。これが信頼だと思ってます。

■おまけ
そうは言っても、まぁ「本当にやりたくない」という日もありますよね。そんな時の対処法をちょっとだけ。

  1.本当に休む
    1年に数回なら許されるでしょう。
  2.とりあえずファイルを開く
    やりかけの仕事のファイルを開いて、ぼんやり眺めているだけでいいです。そのうち、ちょっとだけやりたくなってきます。
  3.タイプの練習をする
    いわゆるブラインドタッチの練習ソフト。これでタイムアタックして遊びます。
    からだを動かしていると、そのうち多少はやってみようか、という気になってきます。
posted by 管理人 at 00:00| Comment(0) | TrackBack(0) | ビジネスマインド | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2012年04月06日

読書で教訓チェックリスト

ビジネス書を読んだ時に、「あ、これいいな。やってみよう」って思うものがありますよね。

でも大体の場合は

 すぐに忘れちゃう

なので、読書記録をつけるのですが、それでも、その読書記録をいつも読み返すわけではないので、

 結局忘れちゃう

ことになります。

■教訓チェックリスト
そこで、本を読んだ時に感じた、

 ・こういうことをしよう
 ・これはいつも注意するべきだな

と感じた時に(あるいは読書記録をつけているときに)、EXCELファイルを開いて、このことを書いておきます。

このときに書きこんでおくのは

 ・書き込んだ日付
 ・やるべきこと
 ・引用した本の名前(できたらページも)

この3つ。

■週次レビューをする
毎週末に、今週の反省をします。
これが週次レビュー

この時に、上記のEXCELファイルを開いて、一つづつチェックしていきます。

 「あぁ、これやろうと思ってたんだ…」
 「そういえばこんなこと考えたよなぁ」
 
なんてのがいっぱい。

これを毎週繰り返していると、だんだん普段でも想い出すようになります。そうすればしめたもので、それを意識的にやれるようになります。

GTDでも強調されていますが、この毎週振返りをすると言うのは、非常に効果があります。


posted by 管理人 at 06:00| Comment(0) | TrackBack(0) | ビジネスマインド | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする