2016年03月03日

転職応募書類の書き方のヒント:減点対象に気をつける1




中途採用や新規派遣の時に、応募書類を確認するのですが、書類を見ていて「このひとちょっと不安…」と思うことがしばしばあります。

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●自分で気づかない隠れた原点要素に注意しよう
転職関連のサイトや情報誌には、選考で不利となる事項を伝える一般論が多くあります。

 「正社員経験がないと帰属意識を疑われる」
 「技術者の職業寿命は 35 歳まで」
 「育児と両立中の女性は急な欠勤をしがち」

など、数えあげればきりがありません。

実際に不利になるかどうかは、ケースバイケース。それらの一般論をうのみにする必要はありませんが、「カバー対策が必要な事項の指摘」として受け止めて書類に反映することを心がけてください。

怖いのは冒頭で述べたような隠れた原点対象です。

気づかなければ、何回でも同じことで書いてしまうでしょう。

たとえば、よくあるのが前項でも触れたオーバースペック。

華々しい社内表彰を列記するなど、求人企業の想定を超す実力と貢献度の高さを示した応募者が「当社の業務内容や給与で満足できるだろうか」などと敬遠される例は少なくありません。
難関資格の所持も志望分野との関連が薄いと勤続への懸念を生じがちです。

くれぐれも留意したいのは、減点対象となりがちな記述を放置しないこと。

中途採用の選考における現実や応募先企業のニーズなど、十分な情報収集を行ったうえで、冒頭の転職希望者のように自分の書類に選考評価のうで不利になる記述がないかどうかをチェツクしてみることをおすすめします。

小島美津子(著) 『採用側の本音を知れば転職の書類選考は9割突破する
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多分、これ自分でもできないと思います。

■自分の視点では欠点は見えない


実際面接を受ける側として見ていると、たいていの書類は完璧にみえます。私が自己申告書類を書いて、「よし。これなら」となって提出しても、上司からいろいろツッコミを受けますので。

面接なら更に厳しい見方をされるでしょう。

一方、面接官は、自分の職場の雰囲気や自社の社員採用傾向などを詳しく知っていますので、着眼点が違います。その結果、本書にもあるように「う〜ん」な応募書類が出来上がります。

ということで、次回は私(面接官)が書類を見るときに、ちょっと気にすることを列記してみます。

なお、本書『採用側の本音を知れば転職の書類選考は9割突破する』では、さらに突っ込んで詳細に書かれてますので、もし書類選考を受ける方は、読んで見られてはいかがでしょうか。
このあとも、本書のエッセンスやキーポイントを時々紹介していこうと思いますので、このブログもよろしく。



■参考図書 『採用側の本音を知れば転職の書類選考は9割突破する


すべての面接質問は、選考上の意図があって聞かれています。

「そんなこと聞いてどうするの?」と思う質問や、
一見すると雑談の延長のような質問にも、実は応募者のことを
確認するための深い意味がこめられているのです。

ですから、質問への応答では、面接担当者が自分の
何を気にしているのか、何を確認しようとしているのかという
意図とねらいを察することが重要になります。

そこがわかると、採用されるための「正しい答え」を見つけやすいからです。
本書では、転職面接における基本情報を一通りカバーしたうえで、
面接で聞かれるさまざまな質問を提示し、その質問で

「採用側が本当に知りたいこと(=本音)」は何かをていねいに

解説しています。

採用側の意図とねらいがわかれば、モデルトークに頼らずに、
効果的な自己PRを行うことが可能。ぜひ、本書を活用して
内定をつかんでください!

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書名 :採用側の本音を知れば転職の書類選考は9割突破する
著者 :小島美津子

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2016年03月02日

転職応募書類の書き方のヒント:減点対象に気をつける2




中途採用や新規派遣の時に、応募書類を確認するのですが、書類を見ていて「このひとちょっと不安…」と思うことがしばしばあります。

実際に面接などであってみると(派遣の場合は事前に合うことはできません)、「なんだ意外と大丈夫そう」ということになることが多いのですが、もしかしたら、それが理由で面接まで進めていない人がいるのかもしれません。

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くれぐれも留意したいのは、減点対象となりがちな記述を放置しないこと。

中途採用の選考における現実や応募先企業のニーズなど、十分な情報収集を行ったうえで、冒頭の転職希望者のように自分の書類に選考評価のうで不利になる記述がないかどうかをチェツクしてみることをおすすめします。

小島美津子(著) 『採用側の本音を知れば転職の書類選考は9割突破する
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多分、これ自分でもできないと思います。
自分から見て、「うまくできた書類」でも、面接官から見ると「?」な点は多くあります。

それは視点が違うからなのですが、それを応募者本人に求めるのはちょっと酷かも

ということで、私(面接官)が書類を見るときに、ちょっと気にすることを列記してみます。
ただし、これは私の視点なので、面接官や採用担当者が変われば、また視点は変わりますので、これは単なるイチ事例として「参考」程度にお考えください。

■「?」な応募書類のポイント


住所が勤務地と離れている
 「通勤時間がかかるのでは?」とか「引っ越すのかな?」とか言うところが気になります。
 以前、「現在大阪在住」という方の書類を見たのですが、そうすると「単身赴任となれば生活は大変だろうなあ」とか、「長続きできるのか?」が疑問として浮かびます。

最終学歴が会社の平均より高い・低い
 学歴がその人の能力を決めるわけではありませんが、それでもそれぞれの会社で平均的な最終学歴みたいなものがあります。出身校も含めて。そこと大きくかけ離れているとちょっと心配になります(これは本書でも触れられています)。

転職経験・一箇所での就業期間
 派遣の場合は数はあまり気にしませんが、期間は気にします。転職の場合は数も気にします。
 期間が短いということは、その会社で長く続けられなかった理由があるはず。
部門の移動経験の数
 上記と同じ理由で、以前の会社での部門の移動回数が多いとこれまた気になります。

空白が多い
 単に書類上の問題ですが、書類のなかに空白が多いと心配になります。
 これは以前の
  昇進面接:申告書は隙間をコントロールする
 で書いたように、空白はその人の熱意や取り組み方を表している場合があります。

誤字・脱字
 これは、書いた本人でも頑張ればチェックできますが、意外と気づかないものです。たとえば、「通り(とおり)」を「とうり」と書いているとか。
 ※このブログもよく誤変換や誤記がありますが…

業務の成果が過大
 イチ担当者の成果として、「プロジェクトの成功」みたいに書いてある時がありますが、一人の努力で何十人も関わるプロジェクトの成否が決まることなんてほとんどありません。

リーダー経験
 最近はこういう経験を問うところも少なくないですが、以前中途採用面接をした時に、同じ会社で同じプロジェクトの人が二人面接に見えて(もちろん別々に)、二人とも「○○プロジェクトでリーダーをやってました」と言われたことがあります。あの会社は何人リーダーがいたんだろう…?
 結局2人共不採用。
 大げさに書くこと自体は否定しませんが、事実を曲げてしまうのはちょっと…。

分類的な自己PR
 「趣味は読書です」とか「ドライブが趣味」みたいに分類的な表現が書いてあるところ。
 これは、

  分類ではなく特徴を言う

 でも書きましたのでご参照を。

習得した技術
 これも過大に見える書き方がしてあることがあります。たとえば、「1年間プログラマを経験」で「オブジェクト指向技術を習得」と書かれていたり…(笑)。

資格の数や種類
 取得した資格がとっても多い方がみえます。それは本人のやる気のあらわれかもしれませんが、そのための時間やそれをどう活かしているのかなど気になってしまいます。また資格の種類に一貫性がないように見える場合もあります。たとえば、ソフト技術者で「宅地建物取引士」ってアピールする意味はちょっと疑問ですね。

業務のブランク
 これは理由を書くまでもありませんね。

曖昧な転職理由・志望理由
 たとえば、「スキルアップのため」「業務の範囲を広げるため」などの具体的でない転職理由(これも上記の「分類的表現」かと)は、疑ってかかることがあります。なにか具体的にかけない理由があるのではないかと。
 また、志望理由も同様に「御社の製品が〜」とか「御社の雰囲気が〜」とかいうのも、いろんな転職本に書いてあるような内容で、別の理由を考えてしまいます。

明るい性格良好な対人関係
 たぶん応募書類で、「私は根暗です」と書く人はいないでしょう。本当はどうなのか知りませんが、いいように取り繕うのは可能ですし、必要でしょう。
 しかし、現実にそんな「誰から見ても、いつでも明るい人」というのはいないというのは、経験的に知ってます。
 これも上記「分類的な自己PR」でで書いた「分類表現」になってしまっていることと、「相対表現」でいい印象をつけようと「絶対表現」にすり替えがされているような印象を受けます。
 おなじ考え方で、「対人関係」の表現も「人付き合いはいい」とかも。

他にもいろいろあったような気がするのですが、いま思い出せるのはこのくらい。多分、これが主なものだと思います(自信なし)。思い出したらブログの方には追記しておきます。

なお、本書『採用側の本音を知れば転職の書類選考は9割突破する』では、さらに突っ込んで詳細に書かれてますので、もし書類選考を受ける方は、読んで見られてはいかがでしょうか。
このあとも、本書のエッセンスやキーポイントを時々紹介していこうと思いますので、このブログもよろしく。



■参考図書 『採用側の本音を知れば転職の書類選考は9割突破する


すべての面接質問は、選考上の意図があって聞かれています。

「そんなこと聞いてどうするの?」と思う質問や、
一見すると雑談の延長のような質問にも、実は応募者のことを
確認するための深い意味がこめられているのです。

ですから、質問への応答では、面接担当者が自分の
何を気にしているのか、何を確認しようとしているのかという
意図とねらいを察することが重要になります。

そこがわかると、採用されるための「正しい答え」を見つけやすいからです。
本書では、転職面接における基本情報を一通りカバーしたうえで、
面接で聞かれるさまざまな質問を提示し、その質問で

「採用側が本当に知りたいこと(=本音)」は何かをていねいに

解説しています。

採用側の意図とねらいがわかれば、モデルトークに頼らずに、
効果的な自己PRを行うことが可能。ぜひ、本書を活用して
内定をつかんでください!

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書名 :採用側の本音を知れば転職の書類選考は9割突破する
著者 :小島美津子

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2016年02月26日

分類ではなく特徴を言う




大抵の人はほぼ毎日何らかの形で天気予報にふれいていると思います。

 晴れ
 曇り
 雨・雪

毎日、だいたいこんな感じでしょう。これはある事象を抽象化して分類する表現ですね。

まあ、天気予報はこれでいいのですが、面接などでは、こういう表現方法は何を言っているのかさっぱりわかりません。
たとえば、「アイディアマンです」「趣味は読書です」「前向きな性格です」。

■特徴を表現する


たとえば日記を書くとして今日の天気はどうでしょうか?

 ×月×日 晴れ
 ×月×日 曇り
   :
   :

これでは後で見ても、「まあ、そういう日もあるわな」です。

 ×月×日 雲一つない快晴だが北風強し
 ×月×日 春霞み。××山の頂上は霞んで見えない

なんとなく風景が浮かんできませんか(下手な事例ですみません)。

この違いは、抽象化して分類した言葉ではなく、特徴を表す具体的な事象を表しています。

枕草子の表現はすごく美しいですね。

 三月三日は、うらうらとのどかに照りたる。桃の花のいま咲きはじむる。
 柳など おかしきこそさらなれ、それもまだまゆにこもりたるはおかし。

 ●現代語訳
 三月三日は、うらうらとのどかに(日差しが)照っている。桃の花が今咲き始めている。
 柳などが風流なのはいまさら言うまでもないが、それもまだ繭にこもっているようで、趣がある

私などこういう表現方法が下手なので

 三月三日 いい天気。あったかい。

みたいになっちゃうのですが、なるべくこういう表現方法は避けるように、なんとか言葉にしようと日誌に書いてたりします(毎日はムリですが)。

■小説・詩を読んでみる


こういう表現力が、面接における個人のアピール力になってあらわれます。

「読書が趣味」というのではなく、「通勤電車では片手で持って読めるようにいろんなジャンルの文庫本をいつも持ち歩いています」「××が好きで、このジャンルの本を一年間に100冊くらい読みます」みたいな表現をしてみたら個性がアピールできるのではないでしょうか。あまりいい例ではないかもしれませんが。

私は個人的には明治〜大正の詩を読んだり、古文を読んだりするのが好きなのですが、これらに限らず小説や詩はすごく表現力が豊かですよね。小説や詩などである情景を描写した表現を、自分の状況に合わせて使ってみるととても勉強になります。

文字が組み合わさった時に、どのような情景を読者に見せるのかをすごく工夫してあるのがよくわかります。「ふんふん、面白かった」で済ませるのではなく、どんな言葉でどのように表現するとその場の状況が端的に説明できるのかを研究してみると、表現力がついてきますよ。

もう一つ、これまた個人的にマンガと派生小説(その逆もあり)を見比べてみることです。セリフはほとんど変えられてなくて、マンガで表現された情景が文字になってます。これを見比べてみると、「なるほど〜。こう表現するとこのイメージになるのか」「これはちょっと違うな。自分なら○○って表現するがな〜」みたいにいろいろな気付きがあります。

まあ、文章の分析や研究ばかりだとストーリーにのめり込めなくなっちゃうので、いつもやれるわけではありませんが。

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2016年02月25日

面接技術:試してみたことが将来性を示す




私は「やってみる」というキーワードを大事にしてます。

面接の時も、よくそこについて突っ込んで聞くようにしてます。

■面白がる能力


転職面接必勝法』という本に、ほぼ同じようなことが書いてありました。

★P43〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓

「やる気」や「主体性」といっても、なにも新しく仕事を生み出すということだけではありません。ルーチンワークのなかでも主体性は発揮できるし、面接で有効なやる気を証明することも可能です。
 :
 :
主体的な仕事というと、何もないところから新しいこと合提案するなど、派手な仕事に目が向きがちです。そして面接に向かう時には、往々にしてそうした「派手な仕事」を必死で思い出して、なんとかアピールしようとしがちです。そんな仕事が思い当たらなかったらまた「ウソ」をつく、なんてことになってしまうかもしれません。

ちゃんと探せば、派手じゃなくても自分ならではの主体性を発揮した実体験がきっとあるのに……。ウソをつかないまでも、よくあるのは

 「お客様のことを第一に考えて前向きに取り組んできました」

という「きれいな言葉」にまとめてしまうパターンです。

これでは抽象的すぎて、具体的にどんな行動をとってきたかということを聞かれた時に、せっかく実体験があるのに語れずじまいで終わる危険があります。

用途に応じてコピーをとりわけることだって、自分で考えた主体的な工夫です。それを思い出さず、ウソをついたり抽象的な言葉で語ったりするのはもったいなさ過ぎます。

ルーチンワークのなかで「何かを面白がってやる」のは、これも立派な能力です。

模擬面接で過去の主体的な取り組みを一緒に発掘していく過程で、気づいていただけた瞬間、みなさんの表情がパァッと明るくなって、声まで活き活きしてくるのがわかります。それによって、その人全体の印象もとても前向きで積極的なものに変わるのです。それはわたしにとっても、この上なく嬉しい瞬間です。

細井智彦(著) 『転職面接必勝法
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■抽象的なものから具体化を要求されると失敗する


「あるある」と思ったのが、この「お客様のことを第一に考えて前向きに取り組んできました」というセリフ。

まぁここまでロコツでないにしろ、綺麗な言葉でまとめた発言というのは中途採用面接ではよく聞きます。おそらく、Webや転職エージェントから、「うまく言いなさい」みたいに言われて、なんとか格好良く見せようとしているのでしょうけど、こういう言い方をするのは、実は面接官から見ると「突っ込みどころ」な発言に聞こえてしまいます。

よくこの文章を読んでみればわかりますが、

 「お客様」とは誰のこと?
 「第一」というのは本当に一番?
 「前向き」な行動というのはどんなもの?
 「取り組んできました」というのは、どのくらいの期間で、その結果は?
 取ってきたのはどういう行動?

みたいに。どんどん具体化する質問をしていくと、「それって第一になってないじゃん」とかいうようなものが出てきます。

■面接官は受験者の矛盾を探そうとしている


まあ、矛盾する発言をした時点でもう追求はしません。面接は議論の場ではないので、こちらが「言葉と行動が矛盾している」と判断した時点で終了すればいいです(本書のように「ウソ」とまではいいません)。

そして、おそらく訂正や修正の機会は与えられません

過去記事でも書きましたが、面接で質問に答える時には、

 「概念」→「具体的な行動」

の順に話そうとすると矛盾が生じます。

 「具体的な行動」→「概念」

で考えて、概念から話し始めないといけないんですね。

これなら、どんな質問が来ようと、最後は自分の思ったゴール「具体的な行動」に持っていくことができるので矛盾しません。

■前向きな気持ち


そして、「前向き」な気持ちを示したかったら、

 試験的に何かをしてみた
 →その結果、××という経験値(やスキル)を得た

というストーリを作って、「××というスキルがある」→具体化する質問→「試験的にやったこと」とすると面接官の印象は良くなるみたいです。少なくとも私には。

■将来性を示す


私のような面接官は実際には、その人の過去の業績には興味がありません。
興味があるのは、その人がどういうコンピテンシーを持っているか、ということです。

そのコンピテンシー発揮の実例が、その人の行動なわけです。だから一生懸命、行動と行動原理を聞き出そうとします。
これが矛盾していれば、どこかにごまかしがあると判断するわけです。

そのためには、面接官自身が、抽象的な言葉(行動原理)に対する具体的な解釈を持っていないといけないですけどね。
逆いいえば、そういう解釈を持っている面接官にあたってしまえば、ごまかしは効かない、ということですかね。

もちろん、結構、適当な面接官もいますよ、実際には。



■参考図書 『転職面接必勝法


セミナー受講者10万人! 著者の指導で6000人が面接突破!
日本一面接を成功させる男のベストセラー。

著者の細井氏はカリスマエージェントとして有名。

転職が新卒とちがうところは、文字通り「転ずる」ところにあります。仕事を変えようとする「動機」があり、それによって「意識」が芽生え、「行動」に移します。この一連の流れをきちんと自己分析し、ストーリーに変えて面接官に語ることが重要。書き込むだけで転職理由、志望理由、自己PRなどを面接官にうまくアピールできるストーリーボードや、失敗しない話し方10のコツなど、どんな圧迫面接でも動揺しない自信が身に付きます。

何度チャレンジしても不採用になる方。
逆転の発想を持ちましょう!
 ・素直な自然体をやめてみよう
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心構えや基本ノウハウがメインだった本書を受けて、求人応募までの準備、面接当日までの準備、面接当日の対応法など、転職面接の流れに沿って具体的アクションを書いた転職面接必勝法 実践編と合わせて読むと、面接までにどういうことをやっておくかについて理解がしやすい。

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書名 :転職面接必勝法
著者 :細井智彦

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2016年02月09日

面接で「やる気」を示す方法




昇進・昇格面接で「あなたはどう対応しましたか?」と聞くことがあります。
この記事では「あなたは」という部分を強調表示していますが、質問の時にはサラッとききます。

この質問に、当たり前の答えをいう人は、「ちょっと…」と思ったりします。中途採用の面接ならまず合格は出しません。

★P〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓

●不採用理由の 1 位は?
ただ、企業から寄せられる「不採用理由」のなかで、堂々の 1 位を占めるものは、先ほどのリストには入っていません。もったいぶっているのではなく、これは当たり前すぎて、他のものと並べるとみなさんの印象に残らないと思ったからです。また、だからこそ、みなさんにはしっかりと記憶しておいてほしいと思ったからです。

では、 1 位の正体を発表しましよう。

 やる気が感じられなかった

そんなバカな、と思われましたか?

でも、これは事実です。面接なのだから、やる気がない態度で挑む人はまずいないでしょう。

みなさん、やる気を持って臨んでいるはずです。

でもそこで、採用者は「本当のやる気」を見極めようと、あなたを観察しているのです。

「本当の不採用理由」を応募者にはなかなか開示しようとはしない企業が、「今回は見合わせる」という逃げ口上の他に応募者に伝えることがあるのが、一章で述べた「キャリア不足」という理由です。

そもそも中途採用の場合、ピントはずれな経験の人は書類選考を通りません。書類ではキャリアを評価されたのに、なぜいまさら「不足だ」と言われてしま、つのか。憤慨なさる応募者の方もいます。実はここに、企業のホンネが見え隠れしているのです。

企業が重視したのは、キャリア不足そのものではなぐ、「キャリア不足をリカバリーするやる気とチカラが感じられなかった」という点なのです。

さて、この「やる気」というもの。

いざ伝えよ、つと思っても当たり前すぎて、かえってどうやって伝えればよいのかイメージしにくいやっかいな存在です。

時々、模擬面接でも肩にチカラがはいって、目が妙にぎらぎらしている人がいます。ちょっと不自然ですが、なんとなくやる気は感じます。

ただそれは、与えられたことには必死でがんばる、というくらいにしか見えないのです。それはそれで大事なことですが、実は企業が求める「やる気」は時代とともに変わりつつあります。

「やる気」の質が変わってきているということです。

高度経済成長期の企業はトップがやることを決め、決めたことをみんなでひたすら忠実に実行すればよかったのですが、いま求められる「やる気がある人」というのは違います。

指示どおりのことをただひたすらがんばるという「指示待ち型」ではなく、自分で考えて主体的に動ける人のことを指すのです。なんのためという目的を考えながら、それを達成し、さらにそれを超える成果を上げるために行動している人材といえます。つまり、面接でチェツクされる「やる気」は、「主体性」と置き換えるとわかりやすいかもしれません。

細井智彦(著) 『転職面接必勝法
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これは、面接官経験者から見ても納得の1位。

面接のテクニックで、

 問題の他責をしない。自分の課題として捉える

というものがあります。これはまさにその通り、「やる気」を示すものなわけです。
自分の課題として捉えるということは、自分の力で解決しないといけないわけです。他人の力を借りてはいけないということではありませんが、主体はあくまで自分。他人は「力を借りる」のであって、「やってもらう」のではないことがポイントです。

■「あなたは」に込められた意図


冒頭の「あなたはどう対応しましたか?」という質問の意図は、

 その問題に対して、あなたのオリジナリティをどのように発揮したのか?
 その問題をあなたの力と工夫で解決したのか?

ということです。

 「プロジェクトマネージャーに課題として報告し、解決を促しました」
 「みんなで課題を検討し、対策案を出しました」

これでは期待する答えではないことは明らかですね。

オリジナリティも工夫も、あなたの能力もなにもない。さらに聞き取り能力として「その程度の答えしか言えないレベル」と判断せざるをえません。

もちろん、昇進面接などでは部門としての方針もあるので、ムゲに不合格にはしませんが、そういうシガラミのない中途採用なら一発NGで、あとの質問は(極端に言えば)時間つぶしだったりします。



■参考図書 『転職面接必勝法


セミナー受講者10万人! 著者の指導で6000人が面接突破!
日本一面接を成功させる男のベストセラー。

著者の細井氏はカリスマエージェントとして有名。

転職が新卒とちがうところは、文字通り「転ずる」ところにあります。仕事を変えようとする「動機」があり、それによって「意識」が芽生え、「行動」に移します。この一連の流れをきちんと自己分析し、ストーリーに変えて面接官に語ることが重要。書き込むだけで転職理由、志望理由、自己PRなどを面接官にうまくアピールできるストーリーボードや、失敗しない話し方10のコツなど、どんな圧迫面接でも動揺しない自信が身に付きます。

何度チャレンジしても不採用になる方。
逆転の発想を持ちましょう!
 ・素直な自然体をやめてみよう
 ・自分に足りないところを話そう
 ・企業研究する前に応募してみよう
 ・覚えてきたことをそのまま言おう
 ・成功体験を主張するのをやめよう

心構えや基本ノウハウがメインだった本書を受けて、求人応募までの準備、面接当日までの準備、面接当日の対応法など、転職面接の流れに沿って具体的アクションを書いた転職面接必勝法 実践編と合わせて読むと、面接までにどういうことをやっておくかについて理解がしやすい。

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著者 :細井智彦

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